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【回想録】完全帰国か、フィレンツェ残留か、ついにそれを決めるタイミングがやってくる

居場所としてはあるがサバイバルのようなフィレンツェでの学生ビザ生活。
5年目くらいからはメンタル的にもう限界だった。

声をかけていただき日本での合同展に参加したのをきっかけに展示会というものにも少し自信はついていた。
自分の作ったモノのために時間をかけて見に来てもらって、ましてや買ってもらえるようになるとは数年前までは全く想像もしていなかったんです。

でも、その時に何かを買ってもらえたのも自分がフィレンツェでモノづくりをしているからという要因は強い。

日本に完全帰国?フィレンツェで滞在許可証を労働タイプに切り替えて残留か?

いろいろな方に相談しつつもなかなか答えは出せない。
そもそも、、、労働タイプに滞在許可証を切り替えるためにはイタリア政府からFlussiという枠が必要でその当時は5年間ほど出ていなかった。
根本的に無理なのか?と考えているタイミングで数年ぶりのFlussiが出るという噂が出てフィレンツェでその枠を待っていた外国人がどよめく。

情報収集合戦が始まりどんなものが必要なのか?とにかく各所を聞いて回る。
今回からはオンラインでの申請という情報が入りとにかくまずは試してみる事に。

申請後、数週間が経って一通の封筒が届く。
開けてみると
残念ですがあなたの状況では書き換えは出来ません
との文章が。。。

あまりのショックにしばらく呆然として書類を眺めていると「異議申し立てのある方はこの通知が届いてから3週間以内にこの住所まで来て下さい」との文章を発見!

その前年に入籍した妻と二人で指定のあった県庁の担当部署へ藁にもすがる思いで乗り込んでみることに、、、

続く

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