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【回想録】フィレンツェ留学、いよいよ出発!

フィレンツェ行きを決意したものの自分の中では言葉の不安や年齢的な事で正直なところまだ50:50。
そんな状態の時に自分がいつもするのは親友に行きたいとか、行こうと思っているではなく行ってくると宣言をしてしまう事。
そう話をしているうちに自分の中で、もう引けないという気持ちになってしっかりと決意が固まる。
会社に退職の意を伝えて語学学校や飛行機の手配などを始める。
4年と少しという短い時間ではあったものの最後は置き土産となる記録的な大型物件も決めて円満退社。快く応援して送り出してくれた。

全くゼロのイタリア語を勉強するために語学学校を1年間、そしてその学校のシステムとして工房弟子入りコースというものがあって1ヶ月の革のコースと3ヶ月の家具修復のコースを選択。
具体的な内容はわからないけれどコネも何もない状態だったのでそれを信じるしかなかった。
費用的な部分は貯金と退職金などで学費と滞在費1年分くらいは何とかなるかな?というくらいはあったのでとりあえず問題なし。
飛行機も予約して出発の日程も決定。
1年間の学生ビザを申請して無事受け取って、いよいよ留学が現実的になってくる。

イタリアには会社の研修という形で一度ミラノサローネに行った事があった。当時は年に2回くらいは海外旅行にも行っていたので英語であれば日常会話はなんとかなると思っていて実際にイタリア研修の際も英語が十分に通じたのでイタリア語はゆっくりやればいいかな、、、と完全に油断していた。

とにかく1年間、学べるだけ学んで帰ってこよう!

そんな気持ちで、まさか13年以上生活することになるとはこの時全く考えていませんでした。。。

そしていよいよ出発の日。
友人たちに空港まで送ってもらい、いよいよフィレンツェでの留学生活が始まる。

続く

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