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フィレンツェで仕事をする難しさと可能性

5年ぶりに参加したコルシーニ貴族庭園での職人展。
この展示会への参加は自分にとって毎回挑戦でいろいろな仕掛けをしています。
今回メインにしていた仕掛けはしっかりとターゲットに届き、近いうちに面白いご報告ができるかもしれません。

毎回この展示会に参加して感じるのはフィレンツェという町はまだまだ封建社会が色濃く残っているということ。

それを感じる度にどこかに的を絞らなければいけない
と考えていたのですが今回出展してみて、この木象嵌という技術と自分が日本人であるというメリットを最大限に活かせばそれぞれの層に響くものがしっかり作れるのでは?という大きな可能性を感じました。

フィレンツェでイタリア人をターゲットにするのは今のこの不景気の中では厳しいと自分から線を引いてしまっている部分があったのですが見に来ていただいた方と話をしていてZouganistaという存在を本当にたくさんの方が気にかけてくれているのだと改めて再認識させてもらいました。

初日には師匠のRenatoも来場

SNSでいつも見ていて会いたかったんだよ!と言ってくれたり
今年の春のフィレンツェでの職人展、ヴェネツィアのHomo Faberなどでも
しっかりと記憶に残っているようで声をかけてくれる方があまりにもたくさんいてびっくり。
自分が思っているよりもはるかに見られているのだなと気が引き締まる思いでした。

写真もいろいろな方に撮っていただきました

二日目の午前中は集中豪雨で壁が傾いたりどうなることかと思いましたが終わってみれば来場者も多く今回もたくさん勉強させてもらいました。
この展示会は終わった後に工房に来てくれるパターンが多いので
ここからが勝負。
日頃から準備をしっかりして頑張っていこうと思います!


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