見出し画像

育て、ひらめき。 vol.2

CAM Japanさん主催のインターンが2日目を迎えました。前回同様、ゆるっと「学び」を吸収していこうと思います。お付き合いください。また、CAMさんのnoteのリンクも下に貼っておきます。他の受講生の方のnoteも見れるようになっておりますので、是非。

宿題開示で見えた価値観の違い

今回のオープニングは、前回最後に出された宿題の「考えの投げ合い」から入りました。宿題の大まかな内容は、国際コーチ連盟 ICFが出している「コーチングの哲学」を確認したうえで、自身の価値観との差異を言語化するといったものです。以下、ICFが規定する「コーチングの哲学」です。

【国際コーチ連盟 ICFのコーチングの哲学】
コーチは、クライアントを自身の人生や仕事のエキスパートとして尊重し、すべてのクライアントは創造力と才知に溢れ、欠けのない存在であると信じるコーチングを大切にしています。

皆さんはこれを見て何を感じますか?僕は、最初これを見たとき、頭の中は「???」でいっぱいでした。「欠けのない存在って何ぞや。」「人生や仕事のエキスパート?」正直、何を言っているかわかりませんでした。頭を悩みに悩ませ、僕が出したあくまで一つの結論としては、「人間は技術的な部分や知識的な部分、性格的な部分ではもちろん欠けのある存在だ。だけど、その”存在”自体は欠けてはならない存在だ。」ということでした。その根底の部分を信じ抜くことが、コーチとしての第1歩のような気もしています。皆さんはどうでしょうか。

この考えを開示していったとき、もちろん他の方の考えも聞きました。その時、当然のこととはわかっていても、やはり驚いたのは全員視点が違ったこと。「十人十色」とはまさにこのことだと言わんばかりに、それぞれが違った角度で哲学を分解していました。自身の経験や性格の部分と照らし合わせた人、英語での考え方にした人、言葉をそのまま分解していった人。本当に様々でした。何度も言いますが、それは当たり前のことなのです。でも、人は社会で生きています。どうしても、「大多数」に染まることを強制され、「十人一色」のような状況に陥ることは多々あります。だからこそ、「クライアントを自身の人生や仕事のエキスパートとして尊重する」ことがものすごく大切になってくるんだと感じました。ただ、それは「当たり前」なんですけどね。

コーチングってなんだ?

宿題開示で盛り上がった後は、コーチと他の専門家の違いを見ていきました。皆さんもよく耳にするであろう「メンタリング」や「カウンセリング」、「コンサルティング」との違いは何なのか。皆さんはうまく説明することができますか?僕は、”まだ”無理です。正直、どこまでがコーチングでどこまでがカウンセリングになるのかなどなど、大まかな「内容」の違いはわかっていても、「実践」の中で区別することは難しいです。きっとそれは、この考えがまだ当たり前になっていないから。落とし込めていない証拠です。ただ、この「そもそもコーチングって何なのか」の部分は、一番と言ってもいいくらいに大切で、わかっておくべきものだということは理解しているつもりです。例えば、「サッカーって何なのか」。これがわかっていなければ、ボールを手で持ってしまったり、そもそもスポーツかどうかもわからなかったりするように。当たり前すぎて忘れがちですが、その言葉を言語化する、つまり身体全体で理解するということは、ご飯を食べるくらい大事なことだと思うのです。このインターンが最終回を迎える時に、自分がどこまで理解し、力にしているのか、今からとてもワクワクです。

下には、ICFが規定するコーチングの定義を載せておきます。是非、「コーチングやメンタリングなどの違いってなんだ?」と、考えてみてもらえればと思います。

【国際コーチ連盟 ICFのコーチングの定義】
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。

たった10分で確認されたコーチングの可能性

いい感じに頭を悩ませた後は、参加者の一人(以降、Kさんとします)を主催者のMotoki Asaiさんが実際にコーチングしてみるというものをしました。時間の都合上、本来ならばもっと長い時間をかけてじっくりパートナーシップ関係を築いていくところ、10分間という短い時間でのコーチングとなりました。しかし、たった10分の中で、Kさんの想いをなぞっていき、最終的にKさんの顔に希望が見えた瞬間を、今でも思い出せます。別に特別なことはあまりしていないと思うのです。ただ、最初は不安と期待が入り混じった表情をしていたKさんが、終わるころには笑顔で、希望を持った顔をしていた。その姿にコーチングの可能性を感じずにはいられませんでした。深入りはし過ぎず、でも、クライアントに寄り添い、クライアントなりの答えを一緒に探していく。コーチングって素敵だなと再確認する時間になりました。

見ていて、どこか宝探しのようだなとも思いました。クライアントの中に本当は隠れている希望や想いを、悩みや不安から紐解き、一緒に探していく。宝はクライアントの中に絶対眠っている。そう信じることって、どこかコーチングの哲学の文章と似ている気がします。クライアントの宝を一緒に探していく。何か、いいですね。温かいです。

「ひらめき」を育てる

このnoteに貼る写真を探しているときに、ひらめいたときに使われるランプのようなものに水をやり、育てている絵を見つけました。そうです、上に貼ってあるやつです。これ、すごくいいなと。気づきや発見、つまり「ひらめいたもの」って、パッと芽が出る感じだと思うんです。でも、水をあげる、すなわち、ひらめきを深めることをしなければすぐに枯れてしまいます。育て方は人それぞれだと思います。でも僕は、いろんな人が水をあげるといいんじゃないかなと。それは、得た気づきを共有したり、別角度から意見をもらったりすることとイコールだと思います。そうすることで、芽は大きく、そして色々な方向に咲いていくと思うんです。それが、「ひらめき」を育てるということだと解釈しています。

今回のコーチングインターンでは、知らなかったことを知る機会がたくさんあります。つまり、芽が出る場面がたくさんあります。そして、それに水をあげてくれる仲間もたくさんいる、素敵な環境もあります。今回のインターン期間で、たくさんの芽を出せればと思います。そして、せっかく出た芽を枯らすことのないよう、こうして振り返ったり、仲間に共有したり、実践を重ねたりして、みんなで育てていければいいなと、そんなコミュニティになればいいなと思います。まだ2回目ですが、もうすでに色んな芽が出たと思います。これからどう育っていくのか、とても楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?