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移動自粛のその先。

いい天気だった。一日中ほぼ快晴が続き風もなく日中は長袖Tシャツで過ごせるほどの穏やかな一日だった。友人ファミリーがGOTOで来られており、日本海グルメと観光を楽しまれていた。他にも観光案内板で足を止める旅行者の方もよく見た。いつもの光景がちょっとだけ戻ったように映った。

政策の是非はちょっと置いといて、親しい人の笑顔を見るのはこっちまで笑顔になり、気持ちが良くなる。早く移動制限が解除され、三密を気にせずホットなコミュニケーションを盛り上げられる日が、一日も早く来ることを願わずにいられない気持ちは、多くの人の共通の願いだろう。

今日は9年目の車検でディーラーへ行った。最初の3か月点検で走行距離が9千キロを越え、どうなることになるかと先を危ぶんだが、9年で18万キロ超におさまっているのはなんとなく安心できている。しかしよく走ったもんだ。

今年の初めに自分なりに「非常事態宣言」に取り組もうとしたところ、世界全体が非常事態になり、僕としてはある意味「渡りに船」の一年だった。このような時には、長期展望や中期戦略が必要となる。世界や国のことはその道に長けた人にお任せするとして、自分のことは自分で決めなければならない。

長期展望の象徴として10年後に最新鋭の車を手に入れるという目標を掲げ、ディーラーのサービス長へ告げた。「あと10年乗りたいんや、トヨタなら20年30万キロはいけるやろ?」と。

10年後の最新鋭は、今の時代に免許返納する人が運転できる車になるのではないか?僕もその域の入り口に差し掛かるので、最新鋭で10年後も動き回りたいなと企んでいる。居眠りしようが集中力が切れようがお構いなしの車に乗っている姿を想像して今からウキウキしている。

その前にいつもの3倍以上かかる車検や修理代を何とかしなくてはならないのだが、10年後のワクワク代として計上することにした。修理は1回では済まないので今週と来春にしっかりすることで納得した!次の10年のために、だ!!

そして10年後にはそれを買うだけのお金を用意しなければならない。その間にお金を貯める戦略も考えなければならないが、考えんより考える、失敗を気にせずやれることからやってみる、というアバウトな戦略で金銭面は計画を進める。宝くじよりはましやろ?

おそらく数か月から数年後には移動制限は徐々に無くなっていくだろうが、移動しない知恵をこの一年で人間は学んだともいえる。例えばGOOGLEMAPを見れば世界中の街角を見ることが出来る。車の車窓とMAPのどこが違うのかと言われれば・・・。高い費用と身の回りの危険リスクを取るより、バーチャルで済ます時代が来るのかもしれない。「昔はここまで移動してたのよ」みたいな時代が来るのかもしれない。バーチャルの臨場感も格段に上がる可能性だってある。

でも10年後どこにでも行ける道具を所有したい。いや「所有」は一部のお金持ちだけの道楽となり、一般的にはシェアが普及するのかもしれないが、バーチャルよりリアルがいいという気持ちは10年後も変わらないだろう。道具の所有かシェアかはどうであれ、行きたいところに行って、やりたいことをやって、喜びたい人と喜び合う欲求に変わりなないのではなかろうか?どれだけ技術が進歩したところで・・・。

なんて友人一家の笑顔と抜けるような青い空や海を目の前に、不変の大切なものを再確認した気持ちいい一日を過ごした。そして今、最新鋭車を乗りこなす気持ちいい妄想を焼酎のお湯割りが増幅してくれている。

ぼかぁ今日も幸せだなぁ!なんてね。。。

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