2019年夏。キューバ一人旅【1】
2019年の夏は、「俺史上最大の冒険」の夏だった。
完全な自己満足マスターベーション記録になるだろうけど、
なんてったって「俺史上最大の冒険」だから仕方ない。
だって、ひとりで中南米の国「キューバ」へ旅をするのだから。
まずは、キューバに行くまで編をお届け。
キューバのことを強く意識したのはいつだったか?
周りの人に「キューバに行くんだ」と言うと
7,8割は「え、なんで!?」という反応になる。
たぶん、キューバに興味を持っていなければ、
俺もそういう反応をしただろう。
きっかけは、もう20数年前に観たレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン。
もう当時の俺はレイジのサウンドに頭をかち割られたような衝撃を受けた。
知らない人も多いだろうから説明すると、
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはいわゆるミクスチャー・ロック。
なんかそういうとチープな表現だけど。アメリカのバンドだ。
ラップ+ヘヴィーロック+政治的メッセージを本格的にはじめたバンドだろう。
もちろん、ラップ+ロックという組み合わせは、エアロスミス+RUN D MCとかあるけど、本格的にの代表格はレイジだ。
「レッド・ツェッペリンとパブリック・エナミーの融合」と呼ばれる特徴的なサウンドと、マルコムX、チェ・ゲバラ、マーチン・ルーサー・キング・ジュニアなどから思想的影響を受けた政治メッセージを持つ歌詞が特徴。彼らのライヴにおいてはしばしばゲバラの肖像画が掲げられ、アンプの前などに星条旗が逆さまに吊るされた。 (Wikipedia)
ウィキペディアにも書かれてるくらい、
レイジとチェ・ゲバラは深い関係を持っている。
俺がゲバラの存在を知ったきっかけが、ステージに掲げられた肖像画だった。
この調子で書いていったら、レイジへの想いで終わってしまいそうなだな。
簡単に言えば、レイジ ⇒ ゲバラ ⇒ 革命 ⇒ キューバ
そんな流れでキューバへたどり着いた。
決して、浦和レッズではない。
で、キューバのこと、ゲバラのことなんかを調べたり、本を読むたびに
行ってみたい欲求が高まっていた。
それから、よく言われてるように、
「古き良きキューバの姿を見るなら今しかない」。
というアメリカとの国交正常化に関係した理由ももちろん決め手のひとつ。
(トランプ大統領がまたアメリカ人の渡航を云々言ってるが)
キューバの時間がストップしたような風景、
超社会主義ならではの現地の人となりに触れたら
自分の中の何かが変わるような、大げさにいえば人生観が変わるような
そんな匂いが、まだ行ってもいない俺の鼻孔をくすぐっている。
それが、今キューバへ吸い寄せられている要因。
海外旅行は好きな方だが、遠出をするにはせめて一週間の休みが必要。
個人的ないろんな条件が揃ったのが「夏の日の2019」
海外旅行っていうより、冒険の旅が始まる。