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『スイミー』

<レオ・レオニ>シリーズ No.5

かいのどうぶつえん 園長です。
今回は、レオ・レオニ作(谷川俊太郎訳)の、国内外でひろく親しまれてきた、名作絵本『スイミー』 (Swimmy)です。サブタイトルは「ちいさな かしこい さかなの はなし」。1969年に発表されました。

小さな魚の兄弟たちは、みんな体が赤かったのに、スイミーだけは真っ黒。でも泳ぎが得意でした。
突然、巨大なマグロに襲われて全員が食べられましたが、スイミーはなんとか逃げました。けれど、一人ぼっち。さびしく海をさまよい、かくれている小さな魚たちを発見!みんな怖がっています。
  スイミーは かんがえた。いろいろ かんがえた。うんと かんがえた。
  それから とつぜん スイミーは さけんだ。「そうだ!」
  「みんな いっしょに およぐんだ。 うみで いちばん 
  おおきな さかなの ふりして!」

この絵本が、小学校2年の国語教科書(光村図書出版)に載録されたのは、1977年のこと。
園長は、子供たちや孫たちの宿題の音読を、くりかえし聞きました。
   みんなが、 一ぴきの おおきな さかなみたいに およげるように 
   なったとき、スイミーは いった。「ぼくが めに なろう」

何度読んでも、次のページが待ち遠しい絵本。『スイミー』には、読むたびに新鮮な発見がありますね。

「みんな いっしょに およぐんだ」
「ぼくが めになる」
海底の生き物たちもビックリ!
色をグリーンにかえてみました
濃い色はいかがですか?

貝たちと園長は「割らない」「塗らない」「削らない」と固く約束して制作しています。

          <貝の配役>
★スイミー
:ヒメ イガイ/スガイ ★サカナ(兄弟):サクラガイ
★海水:マドガイ  ★イソギンチャク:フジツボ/ヤカドツノガイ
★岩:オオヘビガイ/フスマガイ   ★ ウニ:バフンウニ 
★海底:ホタテガイ


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