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低学年から塾!?勇気づけ子育てから見る、教育産業

こんにちは、ぞみーです。

昨日、ちょっと衝撃の記事を読みました。

ベネッセグループの中学受験塾の責任者の方が連載しているというAERA dot.の記事です。

これによると、中学受験のために小学校2年生から塾に行くことが推奨されているのです。

惑わされずに本質を見よう

私が一番危惧しているのは、このような記事を読んで

「今は中学受験するなら、小2で塾に行かせないとダメなのね!うちの子も遅れを取らないように、早くしなきゃ!」

と大騒ぎし出す親御さんが、増えてしまわないかということです。

実際、保育園時代のママ友から小学校1年生から塾に行かせたという話を聞いたり、SNSでは小学校低学年からの通塾やみっちり家庭学習は当たり前というような話を聞きます。

でも、、

申し訳ありませんが、あえて厳しいことを言わせてください。

あなたは、教育産業のうたい文句に惑わされていませんか?

子供の成績に悩んでいたり教育方針が定まっていない場合は、教育産業のうたい文句に惑わされて、周りと比較して焦って入塾!というお気持ちも分かります。

でもちょっと待ってと言いたいのです。

塾などの教育産業は営利目的で発信しています。

この少子化、どこもお金を落としてくれる生徒を集めることに必死なのです。

こういった営利目的の教育産業が言うことを、そのまま鵜呑みにすることは危険です。

そもそも、この記事にも少し書かれていますが、塾に行けば成績が伸びるという訳ではないのです。
(ちなみに、家庭で親が必死になって、つきっきりで勉強を見ても、成績が伸びるという訳でもないのです。)

だから、こういった記事の本質を捉えて、自分の家庭ではどうしていこうかと考えることは、とても大切なことなのです。

結局は自分の塾に入れたい本音

私がこの記事を読んで、結局は営利目的なんだよなぁと冷めた目で見てしまった部分があります。

この記事では、低学年につけたい基礎力は「はみがきよし」だと説明しています。少し記事を引用します。

「は」は話す力。自分の意見をきちんと持って相手に伝えることは、考える力と表裏一体。社会人になっても問われるものだ。

「み」は見る力。新しいことを学ぶには、絶対的に必要となる力だ。本物を見せ実体験させることで、学びの礎は築かれる。

「が(か)」は書く力。自分の考えを論理的に記すことは、頭の中を整理できている証拠。今の入試でも求められる能力で、記述問題が増えている。

「き」は聞く力。人の話をしっかり聞くことで、新しい知識が入る。説明をいったん受け入れてこそ、自分の考えが構築される。

「よ」は読む力。何が言いたいのか理解する。読み聞かせを含め、どれだけ本を読んできたか。マンガ、ゲームの攻略本といった興味のあるものでもよく、字を読む機会をいかに持つか。

「し」は調べる力。問題に直面したときに、自分で解決する力は重要だ。「どういうこと?」という子どもの問いには答えを返すのではなく、調べ方を教えるべきだ。

https://dot.asahi.com/dot/2022110800020.html?page=2

あなたはこの「はみがきよし」をご覧になって、どう感じますか?

私は、
書く力以外は、別に塾に行かずとも家庭で、しかも机上の勉強でなくてもつけることができる力だ
と感じました。

記事でも、こういった基礎力をつけることが家庭でできるなら、低学年から塾に行かせる必要はないとハッキリと書いてあります。

ですがそのすぐ後に、共働きで手が回らなければ、大手の塾ではなくてウチにおいで~と書かれているのです(笑)

子供の学力を上げるために大切なこと~というような、もっともらしいことを書いて、結局は自分の塾への勧誘かい!と、私は冷ややかに受け止めてしまいました。

机上の勉強の必要があるのか?

もう一つ冷ややかに疑問に思ってしまったことがあります。

それは、「はみがきよし」を提唱しているにも関わらず、塾であるためにどうしても机上の勉強につなげているところです。

「はみがきよし」の基礎力の部分は、仰る通りだと思うのです。

でもこれ、家庭で「勇気づけ子育て」でできちゃいますよ?

書く力だけは、やろうと思うとどうしても机上でとなってしまいますが、それ以外は机上の勉強でなくても育てていくことができるのです。

例えば、話す力と聞く力。

これは、親子でお互いを尊重しながら、対話する中で自然と身に着けることができます。

見る力と調べる力。

これは、休日など時間がある時に、子供の興味に合わせて本物を見に行き、疑問に思ったことを一緒に調べることで、少しづつ身に着けていくことができます。

読む力は、1日1冊でもいいので読書をするという努力は必要ですが、これも子供の興味に合わせた本を用意することで、楽しんで読書に親しむことができます。

「勇気づけ子育て」の

"子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、時にサポートする"

という考え方を知っていれば、忙しい共働きでも少ない時間でも、塾に頼らず、机上の勉強を通してではなくても、できることなのです。


それでも、勉強というと机上の学びで、塾に行ったり親がつきっきりで毎日頑張らせないといけないと思っている親御さんが多いからこそ、教育産業が盛況なのでしょうね。

もっと楽に楽しく子供の力を伸ばす方法があるよということを、多くの親御さんに届けていきたいなと思います。

では本日はこの辺で。

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