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おススメ子育て・教育本(8)「頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある」

こんにちは、ぞみーです。
長男出産以来7年間で、家事育児仕事の合間に子育て・教育関連本を読んで、その数100冊以上となりました。その中でおすすめの本を紹介していきます!(ほんとはいつか自分の本を紹介してみたい・・・)

今日ご紹介するのは、タイトルからして興味深い。頭がいい子の家庭環境について書かれている本です。

こちらの著者もカリスマ教師

少し前にご紹介した本で、実は同じような本があるんですよね。


その著者もカリスマ家庭教師。今回の著者、小川大介さんも中受のプロのカリスマ教師としてご自身の教室を設立し、代表として講演やコラムニストとして活躍されています。小川さんも、ご自身の指導経験から中学受験でトップ校に合格する子供たちの共通点として家庭環境に秘密があるとして、こちらの本を執筆されたようです。

ちょうど「賢い子供は家が違う」の本と時期を同じくして、今日ご紹介する小川さんの本を読ませていただきました。当時長男は2歳。中学受験?遠い遠い未来でしたが(笑)

辞書、地図、図鑑をどう活用していくか

最初の方に書かれている、頭のいい子の家庭環境についてのくだりは、まぁもう一冊の本とそこまで大きく変わらない内容でした。
ですが、この本の素敵なところは準備した辞書、地図、図鑑を親子でどう活用していくかを事例とともに紹介してくれているところ。特に使えるな!と思ったのは、3つを循環させて学びを深めていくと部分でした。本文を少し引用してご紹介しますね。

図鑑、地図、辞書は特徴と役割が異なるものの、まったく別個で独立したものではありません。この3つを組みあわせることで「学びの相乗効果」が得られて、知識の定着が強固になります。科目の壁を越えて、それぞれをからませることによって、将来に必要な学力の底上げ効果があります。
たとえば、「佐渡で朱鷺の繁殖に成功」というニュースを見たとします。「繁殖」という言葉を辞書で調べたり、「佐渡」の場所を地図で調べたり、「朱鷺」を図鑑で調べるだけで、図鑑、地図、辞書の3方向から知識を増やすことができますね。
小川大介.「頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある」

確かに、これを日常的に幼児期からできていれば、学童期に勉強という形で出てきてもスムーズに入っていくことができそうですよね。

強制するのではなく、そこに置いておくだけ

この本でもうひとつ、私がいいわぁと思ったのが、こういった知識を得るための対応を親が強制することを推奨していない点です。こんな本を読んでみると、親としては「さぁ、じゃあ今日の夕食から産地について子供達に話さないと!」と意気込んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、小川さんはこう書いているのです。

子どもが興味を持ちそうなものが話題に上がったら、すぐにその場で「じゃあ調べてみようか」と言って図鑑や地図、辞書を取り出してください。何度も調べて、習慣化してくると、子どもはわからないことがあったら自分で取り出して調べるようになります。そうなったら最高です。子どもの知的好奇心は無限に広がっていくでしょう。この積み重ねが知識の定着につながり、頭のよさにつながっていきます。
とはいっても、リビングはあくまで家族がくつろぐ場所です。いかに「知的好奇心を広げるため」といっても、それが義務になってしまったり、強制感が出てしまったりしては長続きしませんし、何より逆効果になってしまいます。
小川大介.「頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある」

そうなんですよね、あくまでも子供の興味関心が出発点であるべきなのです。親がやるべきは、与えよう与えようとするのではなく子供の興味関心が何に向いているかをキャッチするアンテナを磨いて子供を観察すること。そして、まずは一緒にその子供の興味関心を楽しむことなんですよね。

親子で知的好奇心を伸ばしていく

ちなみに我が家の子供たちの例で、「そこに置いておくだけ」がばっちりハマった例があります。それは子供達がハマりにハマっている戦国武将。
コロナの登園自粛期間に、あれば読むかなと買った日本の歴史漫画全集をおいていたところから始まりました。これ何〜?と子供達が手にとって、当時鬼滅の刃にハマっていたからか刀を持った武将たちに興味を持ち、そこからあれよあれよという間に武将好きになっていきました。
私がやったことは、子供たちの好奇心の炎に薪をくべるべく武将の本や武将カードを購入したり、関ヶ原に連れて行ったりしただけ。その間にもれなく私も武将に詳しくなり、職場では「私が」歴女で武将好きのように勘違いされてましたw 違うってw

まぁこんな感じで、親子で楽しく知的好奇心を伸ばしていく方法について具体的に書かれたこちらの教育本。既に小学生のお子さんを持つ方にも、もちろん幼児を育てる方にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です!

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