AIが進化する時代において、考えられる子に育てる方法
こんにちは、ぞみーです。
今日は長男が通うオルタナティブスクールのプレゼンテーションDAYでした。
午前中はオンライン配信で1~5年生のプレゼンテーションを見て、午後からはスクールに行って6年生の卒業プレゼンテーションを見てきました。
6年生は、1年間かけて自分の好きなことと社会課題を結びつけて、解決策を考え発表するという、スクール生活の集大成のプレゼン。
パワーポイントのスライドを使いこなし、社会課題と自分の好き・興味を結び付けた課題設定をし、それに対する自分の考えを発表する堂々とした姿に圧倒されました。
親が今子供にやらせたいことは、本当に子供のためになるのか?
そんな探究学習が巷では注目されるようになってきて、習い事などで子供に探究を!と意気込む親御さんが増えてきているようです。
また、中学受験も見据えてお子さんの学力を少しでもつけようと、宿題や家庭学習に伴走されている親御さんもまだまだ多いようです。
親が幼児に文字の読み方を教えたり、数字を教えたりすることも、多くありますよね。
お子さんのことを想って、様々に工夫されている親御さんの努力には頭が下がります。
ですが、、その努力が実は、子供の自分で学ぶ力や、考える力を奪ってしまっているかもしれないのです。
どういうことか、分かりますか?
例えば、子供が別に文字に対してそんなに興味を持っているわけではない場合、ママと一緒に過ごす時間で”やらされている”のです。
子供は親の言うとおりに「あいうえお」を暗唱すれば褒めてもらえる。
だからやっているにすぎません。
親が子供に「こんな力をつけてあげたい」「こんな風に育ってほしい」と期待する気持ちはよく分かります。
でも、その力をつけるためのツールを親が与えて、伴走しながら子供にやらせ、そこに子供の意欲はない・・・。
これは、これからの時代を見据えると、とても危険だと思うのです。
思ったよりも速い、AIの進化
あなたは、ChatGPTというAIによる自動応答Chatをご存じでしょうか?
AIの進化は数年前より言われてきたことですが、このChatGPTによってAIの進化がより顕著になりました。
そして、その進化のスピードが思ったよりも速いのです。
ChatGPTに聞くと、大抵のことは瞬時に回答が返ってきます。
人間の脳が記憶できる量には限界がありますが、AIは無限です。
分かっていたことですが、もはや知識を覚えるという点では人間はAIには勝てないのです。
じゃぁ、これからの時代に人間が大切にしなければいけないことは何か・・・
それは、「考えること」なのです。
「考えられる子」に導く方法
この考えることって、実はとっても大変なことです。
だって、人間言われたことを言われたとおりに実行する方が楽ですから。
そんな大変なことを実践するには、「やってみたい」と思う意欲や、好き・興味があるとスムーズに実践できます。
だから、「考えられる子」に育てるためには、子供の意欲や好き・興味を伸ばしてあげる子育てをするのが大切なのです。
それには、環境を用意しつつも、子供が興味を示すまで見守りながら待つということが大切になります。
例えば約半年前、我が家の次男が保育園でお友達にお手紙をもらってきました。
字に興味を持っており、ひらがなを読むことはできるようになってきていて、お友達にお手紙の返事は書きたいと言っています。
でも、いざ書いてみようとなると、「書けない~ママ書いて~」と言ってくるのです。
そんな時、これを機にひらがなの練習をしよう!と誘うこともできますよね。
でも私は、意欲がないのに練習させることはしませんでした。
そして半年後の今。
ひらがな表を見ながら、自らめっちゃひらがな書き、みるみるうちに書ける文字が増えてきています。
これが、子供の意欲や好き・興味を伸ばす子育ての例です。
この子供の意欲や好き・興味を尊重する子育ては、実は子供を一人の人間として尊敬・信頼し、見守るという「勇気づけ子育て」の考え方に基づいています。
そしてこれが後に、今回の長男のスクールで見た6年生の卒業プレゼンのような「自分で考える」という学びにつながっていくのです。
AIの進化が進むこの世界で必要な力と、その力をどう育てていくべきか。
親が子供の将来を見据えていろいろやらせるという、昔ながらの子育て法ではなく、子供の意欲や好き・興味を尊重する、新たな子育てについて、考え学んでいくことが大切だと思います。
では、本日はこの辺で。
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