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アンキロサウルス描いて！に応えるおすすめの本
子供の頃から絵を描くのが苦手だった。
中学時代、美術で制作物を品評しあう授業。
私は青い画用紙にバナナの絵を描いた。
クラスメイトからは「配色が鮮やかですね」「黄色がまぶしい！」などひたすら色についてのコメントしか集まらなかった。
その程度の画力だったし、コメントに苦労しただろう。
迷惑をかけてしまって今更ながら申し訳ない。
こちらの画力とは関係なく、
子育てをしていると唐突にアンキロサウルス
君の名を調べてみた。
先ほどから、後部座席よりピーヒョロロロピーヒョロロロと息子の寝息が聞こえる。これは出入口にブツがぶら下がってるやつだなとか思いつつ、雨で滲む景色を見ながら夫を待っている。さくらミルクラテに釣られ、夫の買い物のため車を出した。
雨の中思いを馳せていたのは、他でもないさっきスーパーで見かけた彼だ。
いや、彼かどうかもこの時点ではわかっていなかった。
おそらく彼だろう、程度。
待ち時間というこの