忙しくて

最近手紙を書かなくて
ごめんなさい。

忙しくて。
自分のことで精一杯で。

いや、
ちょっと待って。
忙しい
っていうのは言い訳かも。

本当にバタバタしてたし
やることが多くて
狂いそうだったけれど

合間の時間なんて
本当は、
いつでもあるでしょう？

正直ね。

あなたから離れたくて。

だって、
もう嫌なの。

３秒ごとに
返信が来てるか
見てしまう
私のことが。

あなたがいそうな場所に行く
理由を
探してしまう
私のことが。

なるべく
一緒に時間を過ごせるように
言い訳を見つける
私のことが。

もう嫌だ。
疲れてしまいました。

離れたくて。

一人でも
歩いていけるように
なりたくて。

私の周りから
あなたが居なくなっても
笑っていられるように
なりたくて。

でも、またこうして
手紙を書いてます。

あなたに会いたい
と思わなかった日は
なかったです。

今まで何回も、
忘れよう。


そう思ったはずなのに。

結局。
毎回。
あなたのところへ
舞い戻ってくる。

あともう一つ
言わせてほしい。

忙しい、って
言う言葉について。

あなたの口癖。

別にしょっちゅう
言ってるわけじゃなくて。

ただ、
なんども、
なんどもなんども。

忙しいから。
忙しいんだ。
ちょっと忙しいかも。

そうやって
避けられてる
気がするの。

突き放されてる
気がするの。

忙しい。

だなんて、
もってこいの言い訳じゃない？

もちろん実際に
バタバタしてるの
かもしれないし、

やることが多くて
狂いそうなのかもしれない。

でもさ

合間の時間なんて
本当は、
いつでもあるでしょう？

やっぱり、
その時間。

私に使っては
くれないんだね。

やっぱり、
あなたにとって。

私の存在なんて、
そこまで大事じゃ
ないのかもね。

知ってるよ、
気づいてるんだけど。

忙しいから、なんて
言われちゃったらさ。

希望を持ってしまうでしょう。

私に興味が
ないわけじゃなくて。

本当に
時間がないのかも。

返事をくれなくても
電話に出てくれなくても
いつも私から連絡してるのも
二人の時間を作ろうと
してくれないのも。

私が大事じゃない
訳ではなくて。

忙しい
だけ、

なのかもしれない。

バカみたいね。

ほんとは
私のことなんて
どうでもいいの
かもしれない。

心が傷つかないように
目をそむけているだけ
かもしれない。

それでさ、
もう意味ないな。
諦めようかな。

そう決心したときに
限ってさ。

優しい言葉をかけるのはやめて。
この前時間を作れなくてごめんね。

そうやって
希望を与えないで。

まるで私が
あなたから
離れようとしてるのが
分かっていたかのように。

前進しようと
あなたから離れようと
決めたのが
聞こえたかのように。

いつも同じところに
連れ戻すのは
やめてほしい。

いつまでたっても
あなたの言葉に操られて
いたくないの。

本当にそう思っている
はずなのに。

また

ごめんね。
忙しいの。
て言われるたびにね。

傷つくの。
希望をもつの。
それでまた、
傷つくの。

あと
どれぐらい
続くんだろう？

あと
何回
離れようとして
あなたに
舞い戻ってくるんだろう？

お願い。
私を自由にしてください。