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あなたに捧げる手紙たち

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書き溜めてあったままの ラブレターたち
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#ポエム

助手席

助手席

私はね、
あなたが運転してる車に座ってるのが
すきです。

欲を言えば隣で。
もっと欲を言えば2人きりで。

密室だもの、
意識しないわけがないわ。

あなたの車の助手席。

昔は雨も梅雨の季節も好きじゃなかった。
でも最近はね、
あなたがいる時はね、

空が涙をこぼしますように。
ビショビショになるほど、
世界が潤いますように。
そうしたら
もしかしたら

あなたが車で送ってくれるかもしれない。

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後ろ姿

後ろ姿

大きな背中。
力強そう。
守られてるみたいだなって、

それが最初に思ったこと。
あなたの背中の第一印象。

ジムで鍛えられたのを主張してるような
バッキバキの筋肉がついてないのもいい。
それでも男らしくて頼りがいがあるあなたの背中。

汗でTシャツが背中についているとき、
私は居ても立ってもいられなくなるの。

後ろから子供のように飛びつきたい
なんて、何度思ったことか。

でもそれはできないか

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タバコ

タバコ

あなたの匂いはすぐわかる。

昔から嗅覚が優れているけれどそうじゃなくて。
探してなくても。
あ、あなただ、
って勝手に身体が反応するの。

汗とタバコと柔軟剤が混ざった香り。

あんなに大嫌いだったタバコも、
あなたのせいで
前ほど嫌じゃなくなっちゃったし。

ね、すごい影響力でしょう?
気づいてるの?
私があなたにこれほどのめり込んでること。
確信犯なの?

でもね、本当はタバコ、やめてほしい

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ラブレターっていうのかな

ラブレターっていうのかな

先日あなたに初めて手紙を書いてみました。
渡したりはしないけれど。
ラブレター、って言うのかな。

これを機に、
あなたの好きなところを毎日一つずつ
文字に起こそうと思って。

どれぐらい続くかわからないけれど。
三日坊主になってしまうかもしれないけれど。

いつか。
いつかあなたのところへ、

この手紙たちが届きますように。

自分の事だって
気づいてくれるかわからないけれど。

まだ私が近くに

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