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障害者とその家族のために。存続の危機を乗り越えて、ぜんち共済が誕生したわけ。

ぜんち共済株式会社の公式note「ぜんち note」編集部です。
お客さまから共済団体と認知されていることもある私たちですが、実は共済団体ではありません。今回の記事では少しまぎらわしい(?)社名の由来についてご紹介いたします。



共済という名前だけど、実は共済でないぜんち

私たちは相互扶助の精神に基づいて、知的障害のある方とその関係者のために福利厚生事業や共済事業を行うことを目的として、2000年に設立された全国知的障害者共済会(以下、共済会)を前身としています。共済会は傷害保険と賠償保険に加えて病気入院と病気死亡の保障をつけた商品を発売し、契約数が20,000件を超えるまでに成長しました。

当時、一部の共済によるマルチ商法的勧誘、加入者保護の懸念から、根拠法のない共済(無認可共済)が問題視されるようになり、2006年4月1日に改正保険業法が施行されました。その結果、共済が広く保険業法の規制対象となり、共済会も岐路に立つことになります。

*根拠法について
例えば、JA共済は農業協同組合法、生協や労働組合の行う共済は消費生活協同組合法に基づいて事業が行われています。

知的障害のある方とその関係者のために保険制度の存続させなければならないという想いから、共済会は少額短期保険業者になることを選び、2006年11月にぜんち共済株式会社が設立されました。社名は的障害者共済会の想いを受け継ぐ形でぜんち共済となったのです。

その後、2008年2月に「少額短期保険業者」としての登録が完了し、同年4月から「ぜんちのあんしん保険」が発売となって現在に至ります。共済団体ではないのに社名に共済と入っているのはこうした背景がありました。

共済から株式会社となり、保険業法に基づき事業を行っています。


共済会から受け継いだもの

実は共済会から受け継いだものは社名だけではありません。私たちが社是として掲げている「ともに助け ともに生きる」は共済会時代から掲げられていた言葉でした。共済会設立から間もなく四半世紀となりますが、その想いは現在も脈々と受け継がれています。


おわりに

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
当社には社是と並んで大切にしている経営理念という存在があります。
経営理念についてはあらためて別の機会にじっくりとご紹介させていただきます!

ぜひ次回の記事をお楽しみにしていただければと思います。

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