Nサロンボードゲームナイトおもて

ボードゲームで遊びと学びをつなげるワークショップのテストプレイをしました

ピースオブケイク社の会議室をお借りして、Nサロンの方々とボードゲームで遊ぶ「Nサロンボードゲームナイト」を開きました。

せっかくNサロンメンバーが集まってくれることになったので、臼井さんのお力を借りてワークショップの手法を取り入れ、学びの場になるようなプログラムをテストしてみることにしました。

実施後、可能性を感じて次につなげてみたくなったので、レポートします。

会のはじまり

平日夜。外苑前のピースオブケイク社の会議室。Nサロンのコミュニティマネージャーである水Pの呼びかけで、臼井さんを含めて8人の方にお集まりいただきました。

さすがNサロンだなぁと思ったのは、部屋に誰かが来るたびに、わあっと歓声があがって「久しぶり~元気だった?」とメンバー間での声の掛け合いが生まれていたこと。同窓会のようでした。

最初は全員でできる『オンリーユー』というゲームから始めました。何人でも遊べるので、大人数での会にもってこい。エミユウスケさんの作品です。

“その場で自分以外の誰か一人だけが知っていることを言えたらポイント”というゲームです。たとえば、映画がテーマなら『ペットセメタリー』などと言ってみたり。2人以上知っていてもだめですし、もちろん0人でも失敗。

「これは誰も知らないかもな…」と思った答えで意外と手が上がったりして、その場の人との共通点が見えて盛り上がるゲームです。

オンリーユーでゲームに参加する感覚をつかんでもらったあとは、二手に分かれて気になったゲームをプレイするフリータイムです。

遊んだゲームたち

机の上にならべておいたもののなかから、気になったものを選んでもらい、遊ぶ時間を設けました。1時間半くらいで、遊ばれていたのは下記のゲームたち。

ブロックス

ドメモ

イリュージョン

ハイソサエティ

あと、ぼくが作っている途中の新作ゲームのテストプレイにもご協力いただきました。タイトル未定ですが、セリフをつかって遊ぶパーティゲームです。

遊びを学びにつなげるワークショップ

ゲームを遊んだあと、普通のゲーム会なら解散して飲みにでも行くところですが、今回はうしろに簡単なワークショップの時間を設けました。

やることはシンプル。こちらが用意した質問をうけて、自分の思ったことをみんなとシェアするだけです。

質問は下記の3つ。

今日あそんだボードゲームたちに対して、
「どこが楽しいと思った?」
「どうすれば勝てると思った?」
「一言で言うと、どういうゲームだった?」

ぼくの意図は、これらの質問を通じてゲームの構造への理解を深め、それをメンバー内でシェアしあって多様な見方を獲得してもらうことでした。

そしてゲーム的な見方を、普段の生活や仕事にフィードバックしてもらえたら…という狙いです。

でも面白い予想外で、上記の質問を通じて参加者の方々から「もう一回遊びたい!」という声があがりました。

皆さん、他の人から楽しいポイントや勝ち筋を教えてもらえたことで気づきを得て、それを自分のやり方とミックスして試してみたい、という気持ちが湧いているように見えました。

これってまさに「学びの喜び」じゃないでしょうか。自分はもっとできると思えること、成長した自分の力を試してみたいと思うこと。それはとても貴重な感情の動きです。

正直、この日に用意したボードゲームでどれだけ強くなっても、直接的に儲かったり、社会的地位が向上したりすることはありえません。分かりやすく役に立つわけじゃあないのです。

ですが、ボードゲームという枠組みの中で「学びの喜び」を得られるなら、その体験には大いに価値があります。学び、それを活かすことに前向きになっている皆さんを見て、強くそう思いました。

時間の都合上、再プレイはかないませんでしたが、そんな盛り上がりの中でNサロンボードゲームナイトは幕を閉じました。

次回に向けた改善アイデア

ボードゲームがテストプレイで磨かれていくように、ワークショップもテストプレイからのフィードバックで改善されていきます。ワークショップが良いのは、印刷してパッケージ化する必要がないので素早くブラッシュアップできるところです。

次回は最後に気付かされた「学びの喜び」の体験にフォーカスし、得た学びを活かす場も用意できればと思います。

具体的には、フリータイムで複数種遊べたゲームを一種にし、全員で同じゲームをプレイする形がよさそうです。振り返りの純度を上げ、プログラムをスッキリさせる効果が見込めます。

流れは下記になります。

導入
→プレイ①
→振り返りワークショップ
→プレイ②
→振り返り・まとめ

最初はまっさらな状態でプレイし、その後、プレイヤー同士での振り返りワークショップで勝ち筋やポイントを共有、そこでインプットした学びを即、プレイでアウトプットします。プレイ①と②ではメンバーを変えられた方が面白いかもしれません。

ボードゲームで強くなること自体には直接的な利益はありません。しかし、ボードゲームをプレイすることからの学び取りと活用の体験は、他のジャンルにも応用可能なものです。

他にもボードゲームからの学びの可能性のネタはいくつかありますが、その第一歩として「学びの喜びを知る」ことができそうです。

また企画したいと思います。ありがとうございました!

レポートも書いていただきました!

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ボードゲームデザイナー/株式会社バンソウ取締役 ボードゲームを作る仕事をしています。『トポロメモリー』シリーズ、『コトバグラム』『DEATH NOTE人狼』などを作りました。 お仕事のご依頼・ご相談は、仕事依頼ページからお願いします。サークル「ボードゲームあそび部」やってます。

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