バンクーバーに1年半住んでたから言える、本当は教えたくない有益すぎる情報10選
本記事ではバンクーバーにかれこれ1年半滞在した私が、バンクーバー渡航前にこんな有益な情報が載ってる記事なら金出してでも読むわ!っていうお役立ち情報をシェアする。(ケチだから本当は教えたくないんだが)
ある意味本記事はバンクーバー生活のネタバレ記事である。
新たな土地で新たな発見を自分自身で体感することは非常に大事である。自分で何もかも切り開きたい猛者や楽しみを奪われたくない人は今すぐブラウザを閉じてバンクーバーの街に飛び出してほしい。それでもこの記事に辿り着いたバンクーバー在住or渡航予定の人たちの助けになればと思いこの記事を作成した。極端な意見が多いが一個人の視点なので悪しからず。
1. 日系企業で働くな!
ほとんどのワーホリで来てる日本人がカナダに来てまず考えることが
『働かなきゃ、でも英語喋れないどうしよう…。日系のお店なら最悪日本語で会話できるし、お客さんとは英語で話すから大丈夫だ。』
そんな理由で日系企業にレジュメを出しに行くのをよく耳にする。もちろん日系企業で働くこと全てが悪ではないし、be動詞もわからない本当に英語が喋れない人ならこの手段を取るだろう。もしあなたがintermediate以上の英語力があるなら日系で働くことをオススメしない。
理由①:英語力が伸びない
例えば日本食レストランでサーバーをしたとして、客との定型分のやり取りで本当に英語が上達するだろうか。英語上達のヒントは些細な会話に含まれると筆者は考えている。日本食レストランの日本人の同僚と英語であなたは喋り続けられる自信はありますか?ジャパレスでさっきの客がどうだこうだって話を日本人店員同士で日本語で喋る光景は何度も目にしました。
あなたは些細な日常英会話を外国人とするためにバンクーバーに来たのではなかろうか?せっかく勇気を出して日本からはるばるやってきたのに、読者諸君はカナダで日本人と過ごす生活に落ち着きたいのだろうか?安易に日系企業に飛び付かずローカルの職場で働いてみるくらいのチャレンジをしてみよう。
理由②:時給が安い
日系企業は基本的に時給が安い。レストランで働いているなら最低時給はよくある話でチップもあるので最低時給+αだが、日系企業の事務職などに就くと本当に最低時給だけで働くこともある。バンクーバーで事務系の仕事をGETできることは珍しくそれを逆手に取って安く日本人を雇いビザが切れたらまた最低時給で働いてくれる替え玉を探すだけなので人件費を最小限に抑えられるという具合だ。仕事内容を聞くと時給20ドル以上の業務量で責任も伴う内容に対して時給$15.65(2023年現在最低賃金)で働かなければならない。責任が降りかかる大変な仕事をしているのだからあなたの価値に対して相応の給与を支払われるべきだと筆者は考える。
CraigslistとJPCanadaの求人をサーバーやディッシュウォッシャーのポジションで検索し比較してみても明らかにCraigslistの方が時給が高い。またJPCanadaの求人はその90%以上がレストランの求人なので視野が狭くなる。仕事はCraigslistでも検索してみよう。
理由③:日系企業の良い話聞かない
これは読者にとっては完全に信憑性にかける話だが、ミスをした時の日本人オーナーの対応が悪いという話を聞く。これはカナダの働き方と日本の働き方を比べると顕著に現れる。筆者はカナダのローカル企業で働いていたが、カナダでは基本的に仕事でミスをしても"気にするな"、"誰にも起こることだ"と励ましあう。カナダの仕事環境では非常にチームワークを重視している。従業員がミスをしてもカバーし合う文化がある。ミスをしたのになぜかポジティブな気分になることもある。筆者はカナダの企業で働くだけで仕事のストレスをほぼ感じていないのだ。しかし国ごとの仕事への価値観差以上に日本人オーナーが執拗に叱ってくる話などをよく聞く。その辺はJPCanadaにもタレコミが書いてあるので目を通していただきたい。
以上3点が主な理由で筆者は日系企業での就職をオススメしない。もちろん全ての日系企業が悪いわけではないし、日系企業の利点として永住権に繋がりやすいことが挙げられる。つまりLMIAというWork Permitを取得するのに必要な申請が通りやすいということである。LMIAや永住権について詳しくは他のバンクーバー在住者の記事を読んでほしい。ただ単にお金を稼ぎたいだけの人には回転率がよくチップを稼げるラーメン屋をおすすめする。そうでない人はローカルの企業にレジュメを出してみよう。ローカル企業で外国人の同僚と英語で会話し、仕事によるストレスからも解放された生活送ってみたいと思いませんか?
2.Marketplaceを積極的に利用しろ
FacebookにMarketplaceという機能が存在する。日本では使えないのでカナダに来て初めて知ったサービスであるが便利なのでシェアしたい。日本では個人が物を売買する際、メルカリなどのフリマアプリが主流であるがカナダでメルカリはもちろん使えない。その代わりに筆者が愛用しているのがFacebook内のMaeketplaceという機能だ。メルカリのように出品者が価格を設定して出品し、買いたい人とメッセージ機能を使ってやりとりするというサービスである。手軽に出品できて手軽に購入できる。バンクーバーは小さい街なので物のやりとりは日時を双方で相談して直接会って受け渡しといった具合である(基本的には出品者の家の近くになることが多い)。ほとんどの商品が中古品にはなるが日用品などはお店で新品を買うよりもかなり安く設定されている。さらにこのMarketplaceには賃貸の部屋も出品しているので家探しにも使える。ただどの物件も競争率が激しいので目を止めるようなメッセージを送るテクニックとメッセージの1通目の速さが重要になる。
余談だが筆者日本に帰るまでに衣服や生活用品を売り捌き200ドルくらいの利益になった。
3.サウナ行くならここに行け。
筆者は日本にいた頃はスーパー銭湯のヘビーユーザーだった。特に岩盤浴が好きなのだが、この記事を読んでいる人はきっとサウナも恋しいのだろう(勝手に推測) そんなあなたにバンクーバーで行けるサウナをご紹介しよう。
1.コミュニティセンター
コミュニティセンターとは日本でいう公民館のようなものであるが、体育館やジムなどが使える施設である。Google mapでバンクーバー近郊で調べると20個近くヒットする。こういったコミュニティセンターにはプールが付いていることも多く、このプールが非常に重要となる。もちろんカナダに風呂カルチャーはないので後述する場所以外では日本のように裸で風呂に入れるところがない。水着着用が基本ルールである。となるとどこに水着着用のお湯に浸かれる浴槽を設置するかというとプールになる。基本的には温水プールと思って頂いていい。バンクーバーのシェアハウスには基本的に浴槽がなくシャワーだけなのでこれだけでもありがたい。筆者は家の近くのこのコミュニティセンターに行っていた。
Killarney Community Centre
値段は覚えていないが一人$7くらいだった気がする。水着とタオルボディーソープ類、ドライヤーを持っていくことおすすめする。
2.サウナ施設
あまり日本語での情報が出回らないがバンクーバーにも何店舗かサウナ施設がある。しかし単にGoogle mapで"sauna"と検索すると非常に怪しい場所がヒットすることもあるので、筆者が実際に訪れたおすすめサウナ施設を2店舗位紹介する。
JJ Family Spa Plus
こちらはコキットラムにある温浴施設である。サウナもさることながらなんと岩盤浴まで楽しめる最高の施設である。料金は入場料$25+Tipでマッサージやエステは別料金となっている。入場料$25で3時間の時間制限があるがこの時間で十分だろう。他に岩盤浴および塩サウナ用の館内着とフェイスタオル2枚の貸し出しも入場料に含まれている。水風呂がなかなか気合いの入った温度設定となっておりサウナ通を唸らせるだろう。浴場内に給水機があるが岩盤浴を楽しみたい人には自分でペットボトルなどで水を用意することをおすすめする。カウンターで飲料を購入することも可能。
Hastings Reflexology & Sauna
こちらはダウンタウンよりバスで15分程度乗りヘイスティングストリートに店を構えるプライベートサウナ施設である。脱衣所・シャワールーム・サウナを90分プライベート利用できる施設である。こちらは友人と二人で朝割を利用し$60程度くらいだったと思う。一人チップ込み$30程度だったので前述のJJ Spaとあまり価格差はない。プライベートサウナなので友人やカップルでの利用も可能であり、人目を気にせずサウナに集中できる点は高く評価できる。ただシャワーしかなく水風呂がないので体が締まらないことだけはマイナス評価である。一方でチェックイン時にフロントでサウナの温度設定を自分の好みに調整してくれる点は今までのサウナ体験ではなかった新しいシステムなので高評価を与えたい。ちなみに後からでも温度調整は可能。フロントのおじさんが水にこだわっているらしく、特別なのか給水機の水をかなり良いだろと自慢してくる(可愛い)。こちらもバスタオルとハンカチサイズのタオルを貸し出ししてくれる。
4.肉はBurrardのIGAで買え!
筆者もバンクーバー滞在中にあらゆるスーパーマーケットを巡ったが、肉はBurrardのIGAがダントツにおすすめである。まず基本的にIGAは肉が安い。VPL近くにもIGAがあるがBurrardの方が品揃えが多いのであえて店舗指定する。Real Canadian SuperstoreやT&T、WalmartやNoFrillsなど様々巡った結果肉はIGAが安いという調査結果が出た。その日のセール品や特定の種類・部位によっては違う店が安いこともあるがあくまでも総評的に見てではあるがIGAが一番安い。筆者はパートナーと二人でシェアハウスの一室に暮らしていたが自炊の食費を月$300以下で抑えられたのはIGAのおかげと言っても過言ではないだろう。ただ肉以外の商品に関しては高いので要注意である。
また知る人ぞ知るアジア系スーパーマーケット88 Supermarketも肉が安い。IGAと同じデザインのラベリングをしてあるので仕入れ先が一緒だと推測する。またアジア系とだけあって北米料理には無縁そうな豚の耳や各種肉の臓器部位など売っていることも特徴である。場所が辺鄙なとこにあるので家が近ければ是非一度チェックしてみてほしい。
5.野菜はFarmers Marketで買え!
肉の話をすると野菜の話ももちろんしないといけない。バンクーバー初心者がまず驚くのが野菜の量り売り方式であろう。1lbあたり何ドルという非常に日本人を困惑させる表記で値札が貼られており、いったい自分はどれくらいの重量の野菜を買い、それが何円になるのか想像しながら買い物をしている人はおそらくいないだろう。毎週買い物に行くような人なら$/lbの表記には次第に慣れていくだろう。あとはレシートを見て何を何個買って何ドルだったと感覚を養うと高い安いがわかってくる。
野菜の値段も店によってピンキリである。筆者はダウンタウン近郊ではNoFrillsやSungiven Foodsを利用していた。Sungiven FoodsはBroadway City Hall 付近のCity Squareという建物内にある。大根・にんじん・長ネギ・チンゲンサイなどが日本人が扱いやすい野菜が比較的安価に購入できるにも関わらずあまり知られていないのでシェアしておく。
そして上記よりさらに野菜の値段が安いのがFarmers Marketである。これは日本語でいうところの野菜の直売所のようなものでありRichmondにあるUrban Farm MarketとRichmond Country Farmsがオススメはである。どちらも辺鄙な場所にあるので車で行くのが無難である。友達とEvoなどででお出かけする際にフラっと寄り道がてら買い物してほしい。またはシェアハウスのオーナーと仲が良いなら野菜を安く買える場所があると告げ車を出してもらうのはいかがだろうか。上記の2箇所ではあらゆるものがバンクーバーのスーパーで売っている値段より安い。リンゴなどもNofrillsで見たことないような値段を叩き出していた。筆者はUrbanでカゴいっぱいに10種類程度野菜を買い込み総額$20くらいで住んだことに驚愕した覚えがある。是非機会があれば立ち寄ってみてほしい。
6.教会でネイティブと交流しろ!
読者の皆様は教会に行ったことがあるだろうか。海外旅行が好きな方なら観光で大聖堂には行ったことがある人も少なくないだろう。ここでいう教会とは規模感で言うともう少し小さく、より地域密着型と言った方がわかりやすいだろう。先に言っておくが筆者は日本人でお家柄は一応仏教だがあまり熱心に信仰しているわけでもないので無宗教に近い。だがバンクーバー生活中はほぼ毎週必ず教会に行っていた。
教会といえば日曜礼拝やミサが行われている(プロテスタントやカトリックかどうかなどは私は信者ではないのでここでは言及しない)。基本的に信者でなくても教会は誰にでもオープンになっているので是非一度足を運んでみてほしい。だいたいどこの教会も外に何曜何時から何があるとか書いてあるのでその時間に合わせていくと良いだろう。
ここまで説明したが筆者は日曜日に教会に行っていたわけではない。あまり知られていないがどの教会でも日曜日だけならず様々なイベントが開かれている。筆者は教会で開かれているESLクラスに毎週参加していた。ESLクラスと言っても堅苦しい授業をしているわけではなく和気藹々とした雰囲気で英語を学ぶ場である。教会に通う人(ほとんどがネイティブのリタイアした方々)が話し相手になってくれたり、わからない単語も丁寧に教えてくれる。語学学校卒業後に誰かに英語を教えて頂けたり、スピーキングの練習相手になって頂けるのは本当にありがたい。こんな絶好の英語上達機会を無料で享受できる環境があるので是非近くの教会の掲示板やウェブサイトでスケジュールをチェックしていただきたい。
また教会のイベントに行ったからと言って強く入信を勧められたり、信者以外に排他的であったりということはないので安心してほしい。教会によって色があり集まる人の層が違うなどはあると思うが基本的にはウェルカムである(日本のお寺に仏教徒以外の外国人が来ても同じこと)。私の知る限りあまり教会に通う日本人はいないのでネイティブと交流できる機会も転がっている(筆者は仲良くなったカナダ人の家でクリスマスパーティを楽しんだ)。もちろん信者の方々へのリスペクトは忘れずに一度足を踏み入れてほしい。
7.無料でクラブに行くならスタッフと友達になれ!
語学学校や職場、その他コミュニティで外国人と友達になったら一度はクラブに誘われたことはないだろうか。特に南米の彼らはクラブが大好きである。バンクーバーで言うとLevels、Celebrities、Aura、Ensoなどがある。筆者はあまりクラブが好きではないのでめったに行かないのでどこが良いとかはわからない。ただ頻繁にメキシコ人の友達にクラブに行かないかと誘われたので、入場料もかかるはずなのになぜ彼はそんなにクラブに行けるのか聞いてみた。すると彼はクラブスタッフのボランティアをしているらしく聞けばスタッフの招待なら友達でも入場料が無料になるとのことだった。Library Squareで木曜日には学生イベントが行われており、そのオンラインチケットを予約すると、ボランティアスタッフの募集がメールで送られてくる。それに応募するとセキュリティや入場のスタッフとしてボランティアに参加でき、その対価としてクラブの入場料がフリーになるらしい。しかも1箇所限定ではなく、いくつかのクラブで入場無料になるらしい。もしあなたがクラブで踊るのが大好きなのであればボランティアスタッフの友達を見つけるorボランティアスタッフになってみてはいかがだろうか。
8.家探しのヒントはこれだ!
筆者がバンクーバーに来たのは2021年10月だった。当時は家探しが非常に難しい時期と聞いていたのでホームステイの1ヶ月の間にすぐに家を決める必要があったがバンクーバーに来て1週間で翌月から住む家を決めた。ここでは実際に使用した家探しのヒントをいくつか挙げていく。
バンクーバーで家探しをする時に使える情報サイトは以下の通りである
Craigslist, JPCanada, Facebook Marketplace, (e-Maple)
Craigslistが最もさまざまな物件情報を掲載している。バンクーバーで生活する上でもっとも情報量を得やすいサイトなのでとにかくここで物件情報にメールを送りまくることをオススメする。物件数には波があるので良い物件が見つけやすい時もあれば全く見つからない時もある。筆者はバンクーバー全体で物件が足りていない時期に家探しをしたので探し始めて3日くらいで全部で50件程度メールを送った。その中で返信が返ってくるのはせいぜい10~20%だった。返信が返ってこないことには内見のアポも取れないのでとにかく少しでも良いと思ったらメールを送ろう。
Craigslistは物件数が多い分、良い物件に殺到する応募メールも多い。メールを送る際にはあらかじめテンプレを用意してコピペするというのが基本である。応募メールではとにかくメールに返信してもらえるよう自分を売り込む自己紹介をしよう。国籍、日本で何をしていたか、現在のカナダでの就業or就学状況、どれくらいの期間住みたいか、内見に行ける曜日と時間などの項目を明記しておこう。内見に行きたいです!とだけメールする人と、どんな人が来るのか予めわかっている人、自分がオーナーならどちらに返信するか明白だろう。加えて国籍mixのシェアハウスなら日本人はかなり有利である。基本的に日本人はハウスルールを守り静かであるからだ。そういったシェアハウスを借りる際の日本人ブランドは強い。メールにtidy, quiet, well organizedと文言を挿入しておこう。
一度メールに返信が来ると自分が最速で行ける日の内見のアポを取ろう。可能であればメールが返ってきた当日に行こう。良い物件は待ってくれないのだ。2,3日後のアポをとったのに、アポに行く前に部屋が決まったと連絡を受けることもザラにある。
いよいよアポが取れ内見に行く際はできるだけ時間をとってオーナーや住人に質問して懸念点をクリアにしておこう。また、会話の中で自分がこれから住む人との相性がわかるかもしれない。さらに懸念点を内見前にリスト化してそれに沿って質問しながら家を内見することをオススメする。
もし家が気に入ったのならその場で住みますとオーナーに伝えよう。繰り返しになるが良い物件は待ってくれないのだ。筆者も良い物件に出会ったあと考えますと言い残し、帰りの電車でオーナーに住みたいと連絡したらもう住人が決まったと言われたことがある。このたった数分の差で家が決まってしまうのだ。
カナダに来て初めて内見に行く時は少し勇気がいる。ただ何回か内見するうちに良い物件がどんなものかわかってくるし、内見一回で家が決まることはないこともわかってくる。とにかく数をこなしスピーディーに対応していけばきっと良い物件に巡り会えるだろう。
もしあなたが女性であれば誰か一緒に内見してくれる友人と二人で行く方がいいかもしれない。外国で知らない土地の知らない人の家に上がり込むという行為は俯瞰的に見れば危険である。安全面という意味でも二人の方が安心だろう。一方で気をつけたいのは、友達を何人も連れて内見に来る人はオーナーにとっては悪印象であるので気をつけたい。内見に行く家はあなたの友人の家ではないし、自分の家をあーだこーだ人に言われるのはオーナーにとっても良い気はしないだろう。二人で行けば気づかなかった家の問題や、客観的な意見を聞ける点もいいだろう。
9.木曜日に The Cambie Barに行くな!
留学生の聖地と言っても過言ではないThe Cambie Bar and Grill。曜日によって様々なイベントが用意されており、DJやロックバンドの生演奏など楽しめる。火曜のラテンナイトでは一晩中ラテン音楽のDJがプレイしており日本人の私は全く楽しめなかったがブラジル人やメキシコ人の友達は楽しそうだった。前述の無料クラブ術には書いていないがCambieは入場無料。DJがいるので特に週末の夜10時頃にはクラブのフロアのようになる。そんなみんな大好きCambieであるが地雷曜日が存在する。それが木曜日のカラオケナイトである。お客さんなら誰でもネームリストに名前を書けばステージで歌うことができるが、酔ったノリで目立ちたいド下手も出てくる。もちろん歌が上手な人も出てくるしそういう人には拍手が送られる。しかし酔っ払いが楽しく歌う分には良いが、聞かされるこちらとしては地獄である。友達と飲んでても気分が下がるので、それであればDJがプレイしている別の曜日に来ることをオススメする。またCambieは入場時にID提示必須なのでパスポートを忘れないように。(最近はダブルIDを求められたりする)
10.日本人と固まるな!
最後に非常に攻撃的なメッセージであることは重々承知であるがどうしても伝えたいことなのでご容赦願う。有益な情報に聞こえないかもしれないがあなたのバンクーバーライフの質に大きな影響与えるという意味で有益な情報なので一読してほしい。
カナダに来る多くの留学生やワーホリ勢は外国人と国際交流し異国で生活することを夢見て日本を出発したに違いない。しかし待ち受けている現実は毎日どこかから絶対に日本語がどこかから聞こえてくる!である。
これは避けようのない事実であり、日本人のみならずアジア人が非常に多いことは否定できない。Richmondには中国系、Sarreyにはインド系移民が無数に生活している。ダウンタウンには語学学校に通う多くの日本人が街を闊歩している。もしあなたが語学学校に通うだけの日本人留学生ならカナディアンと友達になることは不可能に近い。筆者も友達という友達はカナディアンには一人もいない。ローカルの職場で働いていたため仲のいいカナディアンの同僚はいるが、カナディアンと友達になったり或いは交際するとなると非常に高いハードルであることを痛感するだろう。しかしカナディアンと仲良くすることだけが国際交流ではないし、バンクーバーという多国籍都市だからこそ出会えた人々がたくさんいることは素晴らしいことだったと筆者は感じている。逆にカナダ人が日本に来たとしてこんな体験は出来ないだろう。外国人の友達をたくさん作っていつか彼らの国に遊びに行きたいという夢ができたことも嬉しい限りである。
一方でせっかくカナダに来たにも関わらず日本人とばかりつるんで、全くといっていいほど英語が上達しないままそのまま帰国する日本人もたくさんいる。カナダに来たからと言って必ず英語力が伸びるわけではないのだ。私は彼らをエンジョイ留学生と呼んでいる。彼らはただただ楽しい留学生活という名の長い海外旅行を楽しんでいるに過ぎない。かなり毒を吐いているように聞こえるかもしれないが、実際にそういう人たちがいることは事実である。語学学校ではEOP(English Only Policy)といって英語以外禁止というルールが基本的に課せられているはずなのに、彼らは平気で日本語で話しかけてくる。
筆者はエンジョイ留学生を敵だと思っている。同胞であるはずの彼らが実は敵なのだ。私がこう考えるには理由がある。彼らと一緒にいるかどうかで海外生活の質が変わると断言できるからである。海外生活中に一緒にいる人と英語で喋るか日本語で喋るか、たったそれだけの違いであなたの英語力は明らかに変わる。今これを読んでいるあなたはおそらく英語が堪能とはまだ言えない勉強中の身であると仮定して私はあなたに必死に語りかけているのである。エンジョイ留学生はあなたの英語力を落とす。
もしあなたが大学生で語学学校への留学を考えているなら、彼らと距離を置くことは非常に勇気のいることである。どの語学学校にも一定数の日本人は存在し彼らは日本人のグループを形成している。そして同様に他国のグループも存在している。語学学校のクラスのレベルが低ければ低いほどそのグループは顕在化する。なぜならお互いに英語を喋れないからである。英語のレベルが上がりクラスが上がればそういった国ごとのグループの繋がりは次第に薄くなる傾向にある。その日本人グループを出てまでも外国籍の友人を作ることは奥手な日本人からすれば勇気がいることである。ただ筆者としてはどうしてもこの一歩を踏み出してほしいと思っている。”日系企業で働くな”でも書いたが、日本人と過ごす生活に落ち着きたいのだろうか?
日本で出来ないことをしにカナダに来たのではだいのだろうか?
日本人の友達を作るためにカナダに来たのではないだろう?
筆者も語学学校に入学した当初日本人の多さに驚愕した。その当時コロナウイルスによる影響で入国できる国とできない国があった。オーストラリアに留学しようとしていた日本人が多くカナダに留学しに来た。ひどい時はクラスに一人だけ韓国人あとは全員日本人という最悪の環境さえあった。そんな中授業以外で日本人とコミュニケーションはとらなかった。休み時間になると日本語で会話し疎外感を感じる韓国人のことを思うと胸が痛んだ。彼からしたら英語を学びに来ているのになぜ日本語しか聞こえないのだろうという具合だ。幸い彼は元々僕の友達だったのでペアワークの時になるべく彼と一緒になれるよう教室の椅子取りまで意識していた。周りの日本人からしたら私は印象が良くなかったと思う。しかしこれで間違いなかったと今でも思う。どうしても時間と金を無駄にしたくなかったのだ。
最初は相手の英語がわからなくてもいいから翻訳ツールを使いながらでも外国人と交流してみてほしい。語学学校にいるならそのチャンスを無駄にしないでほしい。語学学校を卒業するとよほどの人でない限りそういったチャンスは激減する。ところが外国人の友達を作っておくと彼らがまた新しい外国人を紹介してくれる。このループを自ら生み出して行かなくてはならない。(日本人の友達が連れてくる友達はだいたい日本人である)。例えばブラジル人の友達が連れてきたブラジル人の友達はあなたにとっては二人とも国際交流のチャンスになるが、日本人が連れてきた日本人と交流するとどうだろう。国際交流0の日本人トリオが爆誕してしまうだけなのだ。
ここまで読んで筆者が相当な日本人嫌いに聞こえるかもしれないがそういうことではない。多くの日本人がエンジョイ留学生に飲まれ彼らもまたエンジョイ留学生の一員になる場面を幾度となく見てきたからから一部の日本人と距離を置いただけである。もちろん志の高い日本人はたくさんいるし、語学学校の上位レベルのクラスになればなるほど出会う日本人の質も変わってくる。ある程度外国人の友達がいたり、外国人の友達がいる前でも日本人に日本語で話しかけたりしない人たちと出会うだろう。そういった人は私も大好きである。海外で生きる日本人のあるべき姿だと筆者は思う。おそらくそういった志の高い日本人たちは日本人である私といつも一緒にいたいとは思っていないだろう。ほどよく日本人同士でつるみ、ほどよく外国人とつるんでいる。だから適度な距離感が保たれている。
つまりは日本人と固まるな!というよりはエンジョイ留学生に気をつけろ!ということである。
最後に
本記事以外にもシェアしたい情報はたくさんあったが10個に絞ったため書ききれていないことがある。また一つ一つの項目についてもっと詳しく説明したいことがある(特にサウナと家探し)。リクエストや疑問点などコメント等頂けたら追記または別記事で答えるのでよろしくお願いいたします。
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