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観光旅行は絶好のお仕事日和 〜大阪編〜

先日はW杯男子バスケットボールで日本全国歓喜の渦が沸き起こったが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。

じーなが夫をツアコンするミステリーツアーの観光旅行と称した撮影旅行、
お付き合いいただけたら幸いである。
この大阪編は長すぎるので、お時間のある時にでもどうぞ一読されたい。

さてさて神戸ですっかりサプライズ旅行にハマった夫。
まずは宿の近くである道頓堀を歩き、お昼のお好み焼きまでを過ごす。

有名人を納めることが出来て幸せだなー

歩いてみると、意外に人が多くて焦る夫婦。
平日なのになーと思いつつ、そういや超観光名所には土日祝関係ないかと改める。
朝、宿の窓から観光バスより降りた大勢のインバウンド客がいましたっけ。
彼らに負けないパワーで巡ってみせようではないか。

意外にもお土産屋さんには夫は興味を示さない。
「まだまだ早いって。巡った後にする。」
とミステリーツアーに慣れてきたようだった。
(じーなは常に予定表と地図を持ち歩いていて次の道案内をするからだ)

アニキを蹴ろうとしてるように見える。綾瀬さんの位置が絶妙だ。

暑さが増してくる中歩いていると、次のスポットに辿り着いた。
これは流石に夫も予想できていた。
「さぁー、レアな写真撮るか!」
と、珍しく夫が撮るらしい。気分がいい感じだ。
綾瀬はるかさんの看板は本当にレアだからなー

夫のスマホを借り、夫を写すと
「美女と撮るからいい男に撮ってくれよー」
と、グリコのポーズ。

美女と野獣じゃん・・・

これは綾瀬さんが可哀想だ。夫は記念写真と思ったみたいだが。
後日談だが、虎キチの北海道の友人に撮ったかどうか尋ねると、
尋ねること自体が間違いだったらしい。当然、聖地巡礼がてら撮りに行ったそうな。

あー、暑い。お好み焼き屋さんで並ぶ時も外だった。
熱中症になりそうだ・・・
それでも無事美味しく食べ終えると、次のスポットへ。

京セラドームも駅から近くてありがたい。

野球は3連戦なので、忘れてさえいなければ土曜日は試合があるのを察するだろう。
という訳で、チケットは予め渡しておいたじーなでありました。

ここ、京セラドームはどうも近鉄というイメージが強いのだが、
そうも言ってられない。今やオリックスの本拠地なのだから。

ビジター席は高所恐怖症には切ない。

おー、これが京セラドームかー
まだ人が集まって来ないな。ではちょっとその辺散歩してくるー
と席を立って廊下へ出る。

ユニホームとシューズ(ご当人からの本物)。うわっ!!びっくりしたー

な、なんとオリックスの歴史を彩るスター選手や阪急から残っていた懐かしきレジェンドの選手たちがパネル展示されていたのだ。
もう、これはシャッター切るしか無いでしょう!!

夢中になっている時にオリックスファンの方から
「おー、ねぇちゃん、何しとんねん、そんならこっちけーへん(来ない)?笑」
「え、あ、いや、阪急からファンだったものでつい・・・(たじたじ)」
「おーそかそか、なら絶対こっちやで」
「いえ、行きたいんですが北海道に日ハム来たのでそれでチーム引越しまして」
「おっ北海道からかー!そんならおっちゃん悪かったわ、楽しんでなー!」
「ありがとうございます−!今日はビジター席でタオル回しときますー!」
「おー、せやせや、そーしてくれ笑」

肝を冷やす温かいおっちゃん達とのトーク。(日ハムのレプリカユニホーム着てたしなー)
すかさず、夫へメールする。「お手洗い行っとくといいよ、スマホは忘れずにね。」

「頑張ろうKOBE」で優勝した時のだったか。(うろ覚えですみません)

「なんだこれ!!すげー!!何で神戸でやらないんだよ!」
「展示する位のスペース無かったんでしょ?」
文句なのか感嘆なのか分からない驚き方をされてしまった。
まぁ、この「頑張ろうKOBE」のユニホームは2人とも満足のいく写真だった。
(復興を願い心から応援してたのと、前日にきちんとお参りできたからだ。)
とにかく、一通り撮った私をよそに今度は夫が撮影タイム。

さあ、席に戻って応援歌でも歌ってこよう。

回が進むと応援団の側から離れて上の階から応援。

試合中にタオル回しするのが楽しい。
しかし、日ハムの応援団が近すぎるのと、変なラッパの反響があってやかましい。
それで座席を引っ越すことにした。

上から3列目という脅威の高さからは嫌ってほどフィールドがよく見える。
しかも応援団のラッパの反響音から解放されて、まぁー静かだ。ほとんど人がいない。
「目立つ」ことも忘れて「ビジター席」でタオル回しと「ホームチーム」の応援歌を歌う。
何やっても怒られない。いい事なのだろう。(良い子はマネしないで下さい。)

古き良きパ・リーグの応援を心ゆくまで楽しんだ我々は、イチロ宿へ戻ることにした。
阪神電鉄さんは2球団も抱えてると試合の終わりに時刻を合わせるのが大変なんだろうな。
やたら混んでいる。しかし、雨も降り出している。

「電車じゃなくって、歩きにしようぜ」

えーと、だから雨も降り出してるんだって。
天気雨なら良いけど、傘もあるけど、雨の中で歩きたくないデス。

なんだかんだで歩いて道頓堀まで戻って串カツ屋さんで夕食。
ふーっ、あとはたこ焼きをおみやにしてもらって宿に着く。
たこ焼きをつまみにして、明日の大事な日程、10:00にバスに乗る事を伝えて談笑しながら夜は深ける・・・

当時、運行が始まったばかりの近鉄バスさんのOSAKA SKY VISTA。

前日までの疲れからか、寝過ごしてしまった夫婦は、
朝食を急いで食べて電車へと乗り込む。
あと20分しかない!降りるやいなや、バス乗り場まで走る。
わー!じーなは足が悪いんですってば。容赦なく走るのかー!

健闘虚しく(?)バスは目の前で行ってしまった・・・

仕方なく、次のバスまで道路沿いのカフェでコーヒーと洒落込む。
ゆったりとした空気の中、しばしの優雅な時間。
「もしかしてこれも想定内か?笑」
などと、茶化された。んな訳あるかー!

さて、次のバスが来たようだ。一番良い席をゲット!
さぁ行くぞー!(しっかりお仕事込みの日程なのであった。)

オープンの二階席からは最高の青空が拝める。

このOSAKA SKY VISTAは近鉄が運行している観光バスだ。
二階建てバスという事で、じーなは新たにCity Scapeの写真や風景写真が撮れるかもと期待していたものだ。(夫だけご接待じゃ割に合わない。)
さぁ、オープンバスはいかがかな?

「すげー!ロンドンのバスみたいだ!!(夢中でスマホで写真を撮っている)」

おおー!これはスポットに加えておいて良かった。
次々と大阪中心部から通天閣までのエリアを巡っていく。
1人2000円だったか。お得感たっぷりだ。

あべのハルカスもこの至近距離で大迫力!

窓から日差しが反射することによって、あべのハルカスはバベルの塔よろしく雲の彼方まで突き抜けている錯覚を起こす。
なんてarchitecture感満載のphotographなんだ!と独りごちる。
今日は一番仕事の写真が撮れてるぞ。よし!良い滑り出しだ。

うん?何やらお客さんが続々とあべのハルカスで降りていくぞ。
そっかー、次の観光地はそちらでしたか。しかし世間様と違う行動をするのが我が夫婦。
終点の元のバスターミナルまで戻らなねば、次の日程をこなせない。

もう肝冷やすのやめてー(大阪はそういう所なのか?)

車内には、特に2階には、2〜3人しか他にいない状態。
「では、最後、ジェットコースターのような瞬間をお楽しみください」
だなんてアナウンスの方に「???」とリアクションをしていると
その時に訪れた「!!!」が怖かった。
(じーなも近鉄さんにしてやられた気分であった。)

2階席から立つと危険だという意味もよくわかった。
平然と屋根ギリギリのガード下を潜っていくのである。
下手なジェットコースターより怖い。
が、しかし、途中下車組には味わえない隠れスポット、
儲けた気がして夫婦は顔を見合わせた。
「これ、2000円の元取ったよね。」

その後、じーなは移動中に日本で初めて出来た地下鉄が大阪市営地下鉄である事を話し、そしてその話題の地下鉄に乗って大阪城まで行くことを伝えた。
歴史好きの夫からまたワクワクのオーラが立ちこめる。

「でもさー、戦後のコンクリート造での復元なんだろ?現存してる部分あるのか?」
はいはい、そういうのはあいにく調べてないのよ。まずは行ってみようか。

門構えは堂々としたるもの。ではいざ参る!

結構駅から歩く。しかし、ぶらぶらと街を巡るような気がして悪くない。
街の案内表示も親切だった。大阪の好感度高し。

雲が殆どなく、空気もクリア。フォトには好条件が重なっていた。

さーて、実際に来てみてどう?
「ふーん、意外と石組みとか堀とか残ってるんだ。」
良かった、良かった。納得してもらえたようだ。
しかし、よくイベントにぶつかる我らはこの時は最大の「!!!」に逢ってしまった。

「大坂夏の陣より400年祭」

・・・・・・これ、来年は徳川家康公にちなんだ場所へ行かねばだ。
また来年はツアーを組もうと心に決めたじーなであった。

400年前と現代との廻向。北海道じゃなかなかお目にかかれない。

「せっかくだから、堀でも一周しようぜー」

はいはい。Photoでも撮りながらお付き合いさせていただきますとも。
しかしよく歩く旅である。(流石にドアtoドアのような訳にはいかない)

もう晩秋であるかのような、9月の写真。まだ暑いのになー

堀を一巡りした後は、キタの街をちょいと歩いて地下鉄の駅へ行く。
大阪城ではじーなの収穫も相当あったので満足満足。
後は夫の気の向くまま足の向くままだ。

そしてその日の夕食はさんざん巡った挙句に、
前日の道頓堀の串カツ屋さんで一杯飲みながらのんびり過ごす。
つまみも宿にほど近い方でたこ焼きを買う。
コンビニでそれぞれの飲み物も調達して眠りに落ちるのであった。

じーなの仕事用の写真はこうして増えていくのである・・・



_________ 続く。To be continued next day’s trip.




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