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#他者

他者のスマホ

他者のスマホ

朝5時半ぐらいだろうか
じっとパソコンの画面に向き合う
傍にあるスマホの画面が光る
何かの通知だ
当たり前だけど、この通知は僕に宛てたものだ

その通知を見ながら、
ふと友達のスマホが通知で光ったときのことを思い出した
当たり前だけど、その通知は僕に宛てたものではない
その光は僕にとって
いや、その友達以外の人にとっては闇である
友達の手に収まっているスマホ
それは友達ではなく他者
他者という存在

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