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エッセイ:大ちゃんは○○である

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大学時代~役者を経て介護業界に飛び込み、現在までを綴るエッセイ。
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2021年3月の記事一覧

エッセイ:大ちゃんは○○である54

エッセイ:大ちゃんは○○である54

いざ着替えてみると、客観的には滑稽な姿でも
嫌な感じは全くしなかった。
むしろ、『現場の一員になれた』と嬉しかったぐらいだ。
全員が着替え終わり待っていると、スタッフが声をかけにきた。
「皆さん、お待たせしました。もう着替え終わってますね?
では、体に血のりを塗らせていただきますので、ついてきて下さい。」
移動した先の別室では、顔や体にこれでもかというくらい血のりを塗られた。
地獄というとどんなイ

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