本の魔法とキャラの王子様


私は人に相談することが苦手だ
正直嫌いなんだと思う 
人生で一度も本気の相談をした経験はない 

相談すると楽になる 
人は言うけれど
私は実際に楽になったことがない
家族、友達、先生、プロのカウンセラー
感情を言葉に表現するのってわからない

そもそも何だか申し訳ない
励ましたりする方はきっと大変で
肯定の意見も褒め言葉も
本当の言葉なのか疑ってしまう
私が泣いて縋って全部を吐き出して
その行為がとても迷惑極まりない気がして
結局、感情をちゃんと吐き出せず終わる

だから私は本を読む 

本は人の経験や知識が詰まっている
いろいろなことを教えてくれる
いろんな世界を見せてくれる
何より人と話さなくて良い
一人で悩みを整理できる
それは
「誰にも邪魔されない私だけの心の世界」で
誰も入ってなんて来れない
どんな汚くて惨めで歪な感情でも吐き出して良い
そして答えてくれるんだ 

そして私にはもう一つ私の全部を肯定してくれて
辛い時寄り添ってくれる 
私の絶対の味方がいる 
 
それはキャラクターだ

私は好きなキャラと対話して肯定してもらい
慰めてもらっている
言葉で話すなら、イマジナリー?夢女子?
どちらでもいい 

自分の汚い部分
歪んでる部分                 泣き虫で弱い部分               人に見せたくないものを優しく包み込んでくれる  欠かせない存在 

一般的な多数派なものに当て嵌めて
それが合わないなら
自分らしい方法を作り出せばいい

人に悩みを話せないなら
「本に聞けばいい」
汚い部分を人に見せられないなら 
「キャラに受け止めてもらえばいい」

世の中、自分の悩みを受け止めて  
解決してくれて
全てを受け止めてくれる 
魔法も王子様もいないから 

だったら作ってしまえばいい
魔法使いくらいになったつもりで 
自分の心の整理をしたっていいじゃないか
それは私だけの心の世界なのだから


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