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はじめての入院生活

現在、切迫早産で入院して絶対安静中。 

トイレ以外、ずーっとベッドの上。座るのもご飯のときだけ。シャワーもダメで、看護師さんに体を拭いてもらう。24時間、点滴を打ちっぱなし。

状況的には結構つらいはずだが…私はなんだかんだ、精神を穏やかに保てている。

もともとの性格が功を奏した。

私は昔から「周りが見えていない」と散々注意されてきた。よくないことなのだが、そのおかげで今のところ相部屋が苦にならない。幸い、隣の人もたぶん同じタイプ。

おおざっぱな性格もあってか、毎日シャワーできない生活もわりと平気。女性としてどうかと思うが、お風呂に浸かれなくてシャワーだけなら体拭きでいい。髪も乾燥タイプなのでベタベタしてこない。

ベッド上でできる趣味もたくさんあるし、1人が好きなので退屈しない。相部屋のカーテンの中も秘密基地みたいで楽しいとすら感じる。

食べ物の好き嫌いもあまりないし、つわりは終わっているから食事が楽しい。オヤツが楽しみ。

入院生活は私と真逆の、性格が几帳面だったり繊細だったりする人だと、かなりつらいと思う。

相部屋はプライバシーがない。
私の部屋は2人部屋だし、パーテーションで軽く区切られているのでマシだが、話し声は筒抜け。電話は部屋でする決まりなので、なにやら気を遣う。 
(さすがに4人部屋だったら耐えられなかった)

個室は快適だけどべらぼうに高い。私の病院では1日8,000円也。長期入院ではキツイ。

だから、こんなにも自分の性格に感謝したことはない。ありがとう私。

もちろん、つらいことはある。

1日に数回、ふと虚無感に襲われる瞬間。全てが憂鬱になり、早く退院できないかな、いつまで続くのかな等、気持ちがどんよりしてくるのだ。

あと、夫に会えない&電話もしにくい。夫は来週から在宅じゃなくなるので、土日くらいしか会えないだろう。寂しい。

切迫早産での入院は長くなりがちだ。
点滴&安静をやめたら症状がぶり返すから。しばらく経過観察してお腹の張りが落ち着いたら、慎重に、少しずつ点滴を弱くして、飲み薬に変えて大丈夫そうなら退院。

その経過観察が…長い。
たぶん早くても1週間おき。

つまり、退院時期は私にも、医師にも分からない。

現に、同じ部屋の方が限界を迎え、退院させてほしいと泣きながら懇願していた。
(彼女はその後、医師が熟考の末に点滴を減らし、幸いぶり返しがなかったようで退院の目処がつきそうな様子)。

あの虚無感が、入院が長くなるにつれ頻繁になるのだとしたら…怖い。私も泣くかも。

人間、がんばる期限があれば耐えられる苦しみってあると思う。切迫早産には、それがない。

ただ、私はそれに慣れている。
つわりと同じだから。いや、つわりより遥かにマシ。比べるに及ばない。

とにかく、時の流れに身を任せるしかない。

明日で1週間。
まだまだ先は長いのかな…それすら分からないし、しばらくnoteも入院ネタばかりになってしまいそう。

でもやることはひとつ、とにかく安静。

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