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会いたい彼女、旅に出る

最近、彼氏ばっかりになっているなぁ…。

私はお付き合いを始めると、頭の中が彼氏でいっぱいになってしまうタチである。デートの次の日からもう会いたい、次はいつ会えるのかな?、そんなことばっかり考える。

彼氏とはちょっとだけ遠距離恋愛をしている。付き合って少したったころ、彼が異動になり、片道3時間以上かかる土地に引っ越してしまった。

しかも、仕事が忙しくなり、平日は10時くらいまで、土曜日も仕事!という状態に。

寂しかったが、彼氏が一人暮らしになってお家デートできるのも楽しいかも!と切り替えた。

彼も、会えない距離じゃないし大丈夫だよ!と「会いたい」という意思を示してくれた。

彼はLINEが苦手なので、毎日連絡は取らない。そのかわり、週に1回電話をくれる。記念日には、私が「記念日だからなんとなくLINEしてみたよ。おやすみ!」と送ると、仕事終わりすぐに電話をくれた。

すごく、大切にしてくれているなぁ。

それなのに…

私はつい「会いたい!」とわがままを言ってしまう。

彼に「今週、ちょっと会えるか分からないから、また連絡するね」と言われたとき、「なるべくなら会いたい!」と強めに言ってしまった。

彼女として、これはいかがなものか。全然、彼を大切にできてないじゃないか…。

落ち込んだ私は、

もっと自立せねば!1人の時間を楽しまねば!!

…ということで、急遽、大好きな京都へ旅に出た。

彼氏がいないころ、1人でもさんざん楽しんできたじゃないか!大丈夫、私ならできる。

幸い、京都は楽しい。お気に入りのお店を周り、イベントに行き、好きなものを食べ…

でも、頭の中は

今度彼と来たら〇〇しよう、彼へのお土産買いすぎた、彼とはいつ会えるのかな…


ダメダメである。


カップルを見れば私もデートしたい、家族連れを見れば彼と家庭を作ったら楽しいだろうな…

京都まで来たのに、私よ…と呆れた。

彼はもともと激務なのだから、気持ちよく付き合っていくためには、自分の世界を大切にしないと!会えない時間も楽しまないと!

と理性は言う。

が、私が出した結論としては、

会いたい、その気持ちを否定するのはやめよう。そんなに彼を好きになれていることを楽しもう。

彼を困らせていい、というわけではなくて、

会いたい!ってなる自分を「重いなあ」とか「やな彼女だな」とか責めるのをやめた。

君と会いたいのはね、大好きだからですよ。

そういう私でいよう、と。

世の中には、彼とそんなに合わなくても平気とか、寂しくても彼を理解して寄り添える女性もいるのだろう。

でも、私は私以外になれない。

彼への思いやりは念頭において、それであって、彼氏に会うのを心待ちにする彼女。

そんな自分も、まあいいんじゃないか。

そう思った1人旅、最中に記事を書いてみた。

数年後、読んだらこっぱずかしくなりそう。




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