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中国を知りたい人は必読!オススメの中国関連書籍の簡易紹介(2022.2.28)
大家好,深セン在住の吉川です。普段は深セン現地で中国人とパートナーとスタートアップ企業経営してますが、仕事以外の時間は本を通じたインプットを行ってます。
中国関連図書の紹介をTweetしているものの、タイムラインで流され、折角の過去の投稿がストックしないのはもったいないと感じ、読んだ本の簡単な紹介やTweetした内容を使って蓄積していきます。
2030中国自動車強国への挑戦
中国深センで生活しているとEV車が走るのは当たり前で、市内のタクシーとバスはほぼ全てBYD。
しかしコロナで日本と中国の往来が断絶された今、この本から学べる内容はとても多く、なぜ中国がEVシフトに力を入れているのか、将来国内メーカービッグ3がどう変化していくのか等、興味深い内容がぎっしり詰まってます。特にTESLAが外資100%で中国に誘致された背景は痺れました。
世界的なサーキュラー・エコノミーのムーブメントの流れで日本も必ずガソリン車からEVシフトをせざるを得ない状況となるので中国からこの分野を学ぶとメリットあります。
『2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生』読破。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 5, 2022
中国自動車産業の歴史やEVメーカーの動向及び日本企業の中国市場における戦略や現状、将来予測など、1ページ1ページに内容が詰まった本です。EVシフトに舵を切る中国事情を知りたい人にはオススメします。 pic.twitter.com/1ZpAvaDa0J
『2030中国自動車強国への戦略』に中国製造2025のロードマップが記載。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) January 23, 2022
安かろう悪かろうのメイドインチャイナから世界トップレベルまでを思い描き実行している中国を茹でガエルの日本政府は見習えばいいのに。国民への成長戦略のアピールが根本的に異なる pic.twitter.com/lTTIIZQ3ZE
中国の「一帯一路」構想の真相: 陸と海の新シルクロード経済圏
一帯一路は中国が全身全霊を捧げる長きにわたる国家プロジェクト。私が深センに越してきた理由の一つでも有り、深センも同プロジェクトの恩恵に預かる大都市です。
アジアインフラ開発銀行(AIDB)を使った発展途上国へのインフラ投資を通じた陸のシルクロードと海のシルクロードは夢あふれる一方、各国が全てウェルカムの雰囲気ではないこともわかります。日本のODA(政府開発援助)と比較してみると日中両国の新興国支援の思想に大きな違いがあることにも気づくかも知れません。
作者は数年掛けて複数カ国を周り現地ヒアリングをした本で、ウォール・ストリート・ジャーナルで受賞をした名作。地政学が好きな人や鉄道を愛する人にはオススメ。
『中国の「一帯一路」構想の真相: 陸と海の新シルクロード経済圏』完読📕
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 19, 2022
作者がミャンマー、ベトナム、カンボジア、ウイグル、カザフスタン、スリランカなどを巡り一帯一路構想の思惑や実態を描写してて面白い。特にアメリカやロシアとのパワーバランスの変化も描かれてるので地政学好きにはおすすめ pic.twitter.com/t7JDcPjESl
中国とヨーロッパをつなぐ「中欧班列」
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 3, 2022
中国側は59都市、欧州側が15カ国49都市を結ぶ鉄道で、合計51ルート。
約1万kmを2週間かけて移動し、空運より低コスト、海運より早いため、AudiやVOLVOはこのルート利用。中国市場に自動車を売りたい欧州企業を逆手に取る一帯一路構想。現代版シルクロード pic.twitter.com/lr6HVwWQ5b
2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か (日本経済新聞出版)
半導体に疎いことがコンプレックスだったことと、Huaweiに関する事件の真相を知りたく読んでみました。
初心者にも読みやすい内容で、半導体は一民間企業だけで完結するのではなく、政府を巻き込んだ国家戦略に組み込まれており、米国、イギリス、オランダ、中国、日本、ロシア、アルメニアの各地の情勢が明らかにされます。多分読んだ後には、アメリカのことが読む前よりも嫌いになると思いますが覚悟しつつ楽しんで読んでみてください。笑
『2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か』読破。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 27, 2022
米国によるHuawei排除の背景やその後の中国国内の半導体サプライチェーンの変化、そして世界で見た半導体企業の位置づけがわかりやすく解説され、終盤は日本の半導体の現状と将来の発展性が描かれておりマーカーとメモが止まりません。 pic.twitter.com/fzQDjeugwE
今『2030半導体の地政学』で米中貿易戦争の背景のインプットしてるのやけど、半導体の主要技術はアメリカがほぼ牛耳ってて腰抜けた。半導体を制する国が世界を制すると言っても過言ではない pic.twitter.com/jx6ur0H61O
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 24, 2022
失敗のしようがない 華僑の起業ノート
華僑のボスの間近でビジネスの基本から極意を学んだ日本人の筆者による処世術。書籍の半分が図となっており、実質100ページくらいで読み終わるライトな内容でありながら濃さ200%。
特に起業するときの投資家、起業家、作業者のトライアングルは多くの日本人に欠けている視点であり、これを学ぶと仕事に役立つこと間違いなし。自分で手を動かすことが正しいとは限らないことがわかります。
ただし、仕事以外で活用してしまうと逆に人間関係を壊しかねない思想も含まれているのでテイクケア〜
華僑の起業ノートで学ぶべきトライアングル
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) October 27, 2020
投資家、起業家(アイデアマン)、作業者(社員含む)の三者を組み合わせなければビジネスは成功しない、と考えられている。
だから常に自分と相手がこのトライアングルのどこに位置しているのかを意識することをオススメします pic.twitter.com/tw29Lg0d5H
欲しがりません勝つまでは🇯🇵
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) October 28, 2020
石の上にも三年⛰️
を代表とするone of 悪習『我慢は美徳』の日本とは真逆の思想
華僑の起業ノートは学びしかないよ。みんな我慢すんな、病気になるぞ pic.twitter.com/6joujzG1th
世界史とつなげて学ぶ 中国全史
中国の古代から現代までを面白おかしく解説されており、読めば読むほど彼の世界観にどっぷり浸かり込んでしまう内容。
中国北部を旅したことがある人には見覚えのある地名がたくさん出現しますし、今のモンゴルやウイグルの人々がどのようにシルクロードやステップ地帯で幅を利かせていて、それがどれほど驚異だったのかがわかります。
大学受験の時に世界史選択だった人には山川世界史にはない気づきがたくさん得られるかもしれません。
『世界史とつなげて学ぶ中国全史』完読📖
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) January 23, 2022
ここだけの話、大学受験で世界史選択で実は中国史とても苦手でしたが、中国50都市を旅し、合計4年中国に住み、一般教養を身に着けた上で読むと超面白かったです。とはいえ古代の地名や政策名や人物をググりながら読んだので丸1日かかりました笑 pic.twitter.com/09523Df2B4
ジャックマー アリババの経営哲学
日本人の中でも知名度の高いアリババの創業者ジャック・マーの思想をあらゆる確度で覗いた内容。
ソフトバンク孫正義氏との出会いや投資獲得するときのエピソードも描かれていて彼らが今でもベストフレンドと呼ばれる理由がわかります。最近中国国内でアリババのイメージや株価は悪化していますが、テンセントのポニーと比較した場合ジャックマーは非常にイノベーティブであり、社員にとっての先生という感じがします。いつか中国版松下幸之助や中国版稲盛和夫と呼ばれる時代がくるかもしれませんし、闇に消えるかも知れません。
尚、自分のTweetが見当たらなかったので他に読まれた方の投稿を引用してみました。
35冊目😇
— テッタ@ブックアドバイザー📚&日本酒専門テイスティングバー百薬オーナー🍶 (@tetta_kato) May 4, 2020
【アリババの経営哲学】
・中国最強アリババグループ
・その創始者ジャック・マー
・破茶滅茶過ぎるその人生
・ただそこには揺るぎないものが
中田敦彦さんのYouTube大学で知って興味が出て買った本📖大学受験で数学1点⁉︎中学時代の観光業⁉︎『起業家よ!軽々しく頭を下げるな!』#本 pic.twitter.com/Ls7fGt8QM7
始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎
日本の漫画「キングダム」の主人公である秦の始皇帝の真の姿が描かれており、焚書坑儒、5人組制度、思想家ではなく法家(李斯)を重んじたために却って国を短期間で滅ぼした経緯もわかります。しかしこれほど大きな土地を統一するのは並大抵の人間では難しいので偉大と言えば偉大。
仮面をかぶる防御以外の目的はイケメンすぎるから。キングダムの山の民リーダー楊端和は史実上存在するけど性別は不明。 pic.twitter.com/EkxeQgrhHu
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) December 8, 2020
最強の未公開企業 ファーウェイ: 冬は必ずやってくる
米中貿易戦争の舞台で翻弄されるファーウェイの成り立ちから今までの会社の発展が事細かに描かれています。
軍人出身の任CEOのマネジメントや孤独を愛する様子は変人にしか見えないけども中国の高学歴エンジニアが一番就職したい企業に選ばれる理由が少しでも見えてきます。特に彼の「顧客至上主義」の考え方は今の中国企業にとっては非常に珍しく、アメリカから半導体の経済制裁を喰らいながらもアメリカのマネジメントを学ぶ彼の愚直で謙虚な姿勢も垣間見れる作品。
専門用語が多いわけではないので読みやすいです。
『最強の未公開企業ファーウェイ 冬は必ずやってくる』完読。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) August 8, 2021
改革開放後1984年に創業した任氏の規律ある軍隊式組織やIBMやアクセンチュアなどから会得したアメリカ式の業務プロセス改善を通じて、最も中国民間企業らしくない中国企業と言われる所以がわかります。 pic.twitter.com/o1F2n3Ertv
危機感というキーワードが多数出てきますが、いつどんな状況であれ危機感を持たない組織は死ぬと心得ていることがわかる。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) August 8, 2021
深セン本社を訪問したときには湖にブラックスワンが泳いでたけど、ブラックスワンは危機を察知することのメタファーであると、解説してもらった。
シャオミのすべて: 世界最強のIoTプラットフォームはこうして生まれた
Twitterで私をフォローされている方なら御存知の通り、私は根っからシャオミをこよなく愛する米粉。
名門武漢大学及びキングソフト出身のエリート雷軍が創業したシャオミの利益に対する考え方やエコシステム戦略をうまく取り込む企業姿勢は学ぶことがたくさんあります。
相変わらず株価には恵まれませんが、私はシャオミをそれでも愛しています。とりあえず本読んだ方は私の仲間になるかも知れません。
ちなみに同社は2022年2月末時点において、掲げている目標は3年以内にスマホの売上シェアをAppleを抜いて世界一になることと、雷軍にとって生涯最後の挑戦と呼ばれるEV車開発・販売。2024年には深センや北京で見かけることになるかもしれません。私は買います。
中信出版日本(@CiticPressJP )が販売している
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) March 13, 2019
「シャオミのすべて: 世界最強のIoTプラットフォームはこうして生まれた」
はとても勉強になるので、中国やIoTに興味がある人は読むべし!
ただのスマホメーカーではなく、シャオミのエコシステムの中に幅広い領域の企業を取り込む戦略は面白い😌 pic.twitter.com/xEqmiqo22G
シャオミのすべて
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) June 20, 2019
の著者の洪华さんと新宿でお会いしました!
この本が出たばかりの頃、TweetでXiaomiに関することをつぶやいてたら、いろんなご縁があり繋がりました。
清華大学の博士課程を持ちながら起業し、Xiaomiをはじめとした大企業向けにアドバイザーとして活躍されている素敵な方でした😁 pic.twitter.com/LN5NfRCUXy
スッキリ中国論 スジの日本、量の中国
日本人と中国人の考え方の対比が面白く描かれています。
「日本人だからと言って・・・」とステレオタイプな考え方が嫌いな人には相容れない内容ですが、なぜ中国人が我々日本人にとって不可解な言動を取るのがよくわかります。ざっくりと理解するにはちょうどよいし、多分中国人に優しくなれます。私はこの本を読んで中国人に対する反射的な怒りは減りました。もちろんすべてを受け入れるわけでは有りませんが、文化習慣思想が違うことを知るのは人間の進歩ですね。
中国人たちと働く中で、さすが!と思う一方、なんだかなぁ😅と思わずにはいられないことがあり、ふと手にした『スッキリ中国論 スジの日本、量の中国』。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) August 12, 2020
共感する事例となぜその行動をとるのか?がスッキリする内容。
かと言って日本人が完全中国人の思考で働いたらバリュー無くなるんだろな pic.twitter.com/ZTgPsGuLvO
清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル
日本の著名なベンチャーキャピタルイーストベンチャーに勤める夏目さんが中国北京の名門理系校清華大学で過ごす中で学んだことや中国でよく使われるアプリやサービスがわかりやすく紹介されています。
日本人で清華大学を卒業するのは珍しく、そんな方が執筆された本なら読まない理由がないですね!私はいつか清華大学のMBAを受講したいと密かに考えています。もちろん事業がうまくいって余裕ができてからです...
『清華大生が見た最先端社会、中国のリアル』
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 29, 2020
明日発売の本を関空で買ってみた📕
シリコンバレーの呼ばれるのは深センだけではなく、北京の中関村も有名です。
深セン崇拝してる人は北京に関する本を読んでみると新しい発見あるかも。 pic.twitter.com/ElBGp1OP16
「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム
深センで最も成功しているジェネシスの起業家藤岡さんのご経験をベースに描かれた深センの事業やその中で起こる紆余曲折が描かれています。
私が深センに来る前にインプットする際に活用した本でもあります。同社はジャパンタクシーのタブレットやソースネクストのポケトークなど有名なハードウェアの開発をしています。超すごいです。
実際に深センで製造業の会社を経営されてる藤岡さんの話なので説得力ありますね。
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) February 26, 2018
藤岡さんの書かれた『「ハードウェアのシリコンバレー深圳」に学ぶ』にも深圳生れの格安プロダクトが生まれるカラクリや深圳で量産してもらう時のノウハウが書かれてるのでおススメです。読み物としても面白い! pic.twitter.com/GKU2tfrgBz
事例でわかる 新・小売革命 中国発ニューリテールとは?
日本で一時期流行った「ニューリテール」の流れで翻訳された中国発の書籍。中国語では「新零售」と呼ばれる分野で、もはやこの業態自体が当たり前になりつつあるので中国にいると新鮮味が失われつつありますが、日本よりも明らかに先を進んでいるので参考になる事例は豊富。
ちなみに、ニューリテールで有名なのはアリババのフーマフレッシュやシャオミの小米之家(シャオミストア)。両方行ってみたら楽しめますのでいつかお連れしたいです。
紙派の人間ですが、久しぶりにKindleで本をダウンロードしてみた。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 1, 2020
スマホでサクサク新しい本を読めるのはストレスフリー。
2025年人は買い物をしなくなる
新小売革命
この2つ読むと今後の流れがわかりそうです。
アイデアがバンバン出てきて楽しい pic.twitter.com/aNLKAhghtp
アフターデジタル - オフラインのない時代に生き残る
解説する必要がないくらい既に有名な本ですね。コロナ前は、アフターデジタルを読んで深センを視察に来られる若い人がたくさんいるくらい影響力のある本。
深センの平安保険の事例などを通じてどのようなCX(顧客体験)を提供すればよいのかの提言がされており、さすがUIUXコンサルティング会社ビービットって感じです。続編読みたいけど全て本棚に飾りたいので中国に来られる方はぜひ書籍のご寄付をお願いします...笑
スターバックスリザーブロースタリー@中目黒☕
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) February 25, 2020
アフターデジタルに上海の店舗が登場しますが、ミラノ、シカゴ、ニューヨーク、シアトル、上海そして中目黑の6店舗が世界に存在し、これ以上店舗は増やさないと店員さんが仰ってました。
深センにはBeeplusが相似した店舗作ってるので比較すると面白い pic.twitter.com/fgRfwVXI6t
深センの平安保険が参考になる。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) March 10, 2020
平安好医生というアプリで医者と患者をマッチングし、チャット上で問診。
医者は病院を紹介し、患者は予約し、実際に病院へ。
それらの全ての患者データを元に平安保険のは保険商品を提案するので営業しやすい。
アフターデジタルに詳細説明されてるから読んでみて https://t.co/iTNuYqLrWw
アリババ 世界最強のスマートビジネス
アリババの経営哲学には現れないような実務よりの内容が豊富。インターネットってなにそれ?って言う時代に米国に訪れたジャックマーが時代の変革するためにインターネットが重要だ、と気づき初めたアリババ、そして隠れてこっそり初めた裏プロジェクトの「タオバオ」や信用取引を可能とさせた「アリペイ」の歴史は面白い。ちなみに中国の起業家はアリババの歴史を好きな人と嫌いな人にはっきり分かれます。私は好きです。
近年の中国ビジネス本見てて気づいたんやけど『最強』多用してる笑
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) August 8, 2021
ファーウェイ→最強の未公開企業
シャオミ→世界最強のIoTプラットフォーム
アリババ→世界最強のスマートビジネス
TikTok→最強のSNS
でも確かにこれらの企業最強なんよな。他には最強がつくタイトルあればコメントを pic.twitter.com/2yvwJYmlol
アント・フィナンシャルの成功法則: アリペイを生み出した巨大ユニコーン企業
史上最高額の上場を果たす予定だったフィンテックデカコーンのアントフィナンシャルの生まれたきっかけや発展の歴史が描かれておりますが、執筆された時にまさかこんな状況になるとは思っていなかったと思うととても複雑になりました。Tweetのとおり「正しいことを正しく行おう」、と自分にも言い聞かせます。
『正しく事を行う』と『正しい事を行う』がアリペイのアントフィナンシャルで議論に上がるようやけど、『正しい事を正しく行う』を考えていたら今頃史上最大規模の上場していたに違いない pic.twitter.com/uYGln9CoAs
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) December 1, 2021
そうだったのか!中国
実は2011年に同志社大学を休学して1年間北京の中国青年政治学院という共産党幹部育成校も留学した際に持ち込んだ池上彰氏の本でとても思い入れがあり、中国に興味を持たれた方には必ず紹介しています。
眠れる獅子と呼ばれた中国がアヘン戦争の悲劇の近代史から現代までの歴史が描かれており、「そうだったのか」とつい口にしてしまうくらい頭の中がスッキリします。何度読んでも発見があるのでオススメです。ただ最新時事ネタを学びたいときには向かないので、ざっくり理解したい人にはちょうどよい、と事前に注意喚起はしておきますね。
「そうだったのか中国」が日中学生会議の第一回目の課題図書として出された。提出は今日の23:59。二回ぐらい読んだことがあるから内容把握できていると思っていたが、意外に知らないことが多い。読書は何回も読むことによってまた見えてくるポイントが現れる。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) May 16, 2012
吉川さん@mako_63 の深センレポートにあるおすすめ本から池上彰の「そうだったのか!中国」を読んだ。
— まーくん (@istudychinese) June 6, 2020
中国近現代史ほぼ頭に入ったので、中国関係者で読んでない方は必ず読んだ方がいいと思います。https://t.co/0NC0hsGC4R pic.twitter.com/B0sD2sH471
ワイルドスワン
あまりTweetしていない理由がありますが、実は中国国内では禁書となっており、何十言語に翻訳され国外で販売されています。
纏足の時代から文化大革命までの歴史が描かれており、正直グロいですが、知らなければならないことは豊富。最初は背景の解説で読むの辛いですが、途中からスイスイ読み進められます。
読書感想のTweetがなかったので、他のかたのTweetを引っ張ってきました。この方が仰る通りヘヴィです。
中国の歴史を勉強したくて読み始めたワイルドスワン。
— だい (ドラムVocal) (@drummer_dai) February 5, 2022
思ってた以上に内容がヘヴィでなかなか進まない。4ヶ月かかってようやく上巻を読み終えた。まんぼう期間中に残り2冊を読破したい。
しかしゆっくり紙の本を読むのは贅沢な時間ですわ。#ドラマーが本を読んでみた pic.twitter.com/jCVc12qhCa
年末年始に中国に関する勉強したい方向け書籍リスト📕
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) December 28, 2020
そうだったのか中国
ワイルドスワン
アフターデジタル
論語と算盤
アリババの経営哲学
新小売革命
中国製造2025
清華大学が見た最先端社会、中国のリアル
全部読んでインプットしたら多角的に物事見れるようになります😎
一九八四年
直接的には中国とは関係がありませんが、引用したTweetにも書いているとおり、村上春樹の1Q84のモチーフとなったイギリスの小説の巨匠ジョージ・オーウェルが亡くなる前年に出版した伝説的SF小説。
1948年の時点から思い描いた1984年のビッグブラザーによる監視社会であり、第二次世界大戦の時代を過ごした経験から感じるナチスドイツのヒトラーとソ連のスターリンの独裁政治を風刺的に描いたカリカチュアです。
今の中国にも通じるところが多く、1984年を読むと理解が深まると考えています。ジョージ・オーウェルの動物農場も有名で、こちらは主人公の豚のナポレオンの独裁政治や朝令暮改にルールが変わっていく世界観が描かれており、1984年より読みやすいです。村上春樹の1Q84には小見出しで「ビッグブラザーは死んだ」と書かれていたり、池尻大橋を境にして世界が変わっていく青豆のパラレルワールドも1984年のダブルスタンダートと重ねていたりと1984年を読んだ方には違った味わいを得られるでしょう。
村上春樹の1Q84のモチーフとなっている『1984』は第2次世界大戦のヒトラーやスターリンの独裁政権を批判したカリカチュア小説。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) December 4, 2021
監視社会、プロパガンダ、主権、労働観、家族観、セックス、服従、忠誠など当時の様々な視点を学べる作品で、ニコ動で閲覧できます。 pic.twitter.com/cUsncJiuBd
論語と算盤
新一万円札のデザインに選ばれた渋沢栄一氏の名作です。Tweetにも書いているように明治維新後に500社の立ち上げに関わっている偉大な方です。
150年前に日本の会社が中国大陸でビジネスをする際に必要なスキームが提案されており、それは今中国で事業をする私にも共感することです。そのページを見つけられた方は、ぜひZOOMでお話しましょう。笑
次の1万円札のデザインに選ばれている近代日本資本主義の父渋沢栄一氏の『論語と算盤』完読。
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) December 14, 2020
第一国立銀行(現みずほ銀行)や、王子製紙、東京海上保険、帝国ホテル等の企業設立に関わり、その数は500社。論語をベースとし、道徳と商業の合一を説いていて現代に生きる我々にも刺さるのでは読むべき本 pic.twitter.com/73fn6Wgj1E
日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一氏の『論語と算盤』面白い。当時の日本人に対する評価は現代人に対するそれと大差ない。100年立っても国民性は変わらんな pic.twitter.com/lCnqe7uVHN
— 吉川真人🇨🇳深センスタートアップ起業🔥 (@mako_63) December 4, 2020
終わりに
これから中国に関連する書籍を追記していく予定をしています。
知識の独り占めはただの消化不良に陥り、独りよがりのロマンチシズムだけなので、なにか読まれたらぜひご連絡をください。もしくはどんな本が読んでみたいか教えて頂ければリコメンド致します!
本とは関係ありませんが中国ビジネスやっている、もしくはやろうと動いている人がいたらTwitterのDMからでも構いませんのでご連絡頂ければと思ってます。私の知識や経験でなにか役に立つことがあれば幸いです。TwitterのDM開放してます〜
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