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この子たちと、生きていく⑩

昨日、立ち寄ったお店で
号泣する男の子と
「甘えてんじゃねぇよ!」
「いつまでも泣くな!」
と怒鳴るお母さんを見ました。

人目もはばからずに子どもに声を荒げる。
聞いていてしんどかったです。

…お母さんが、つらそうで。
昔の自分と重なって。

どんな理由であれ、
子どもを傷つけるようなことはやっちゃいけない。

そんなこと、そのお母さんだって分かってるはず。

でも、それを飲み込んでいられないほど
人目がある中でさえ感情をコントロールできないほど
追い詰められている。

愛しているのに、思うように伝えられない。
愛されているのに、受け取れない。
それってとても辛い😢
 
 
 
私が子育てに関する学びを始めたとき
最初に講師の先生に言ったのは
「家族の愛情を受け取って、自分からも循環したい」
ということでした。

子どもたちも、夫も、私のことを大切に思ってくれている。
でも
「良い母親にならなければならない」
とガチガチに緊張していた私には
家族の愛情がプレッシャーでしかなかった。

字を覚えたての長女が
紙いっぱいに「まみまみまみまみ…」と私の名前を書いてくれたとき
喜びよりも
「私ばかり見ないで!」
「私はそうやって慕われるほど良い母親じゃない」
と重荷に感じてしまった。

あの頃の私、頑張ってたなあ🤣
今はずいぶん、肩の力が抜けました。

娘が最初に書いてくれた字が私の名前なんて
幸せ以外の何ものでもない。

そして、あの紙を
嬉しそうに夫が壁に貼ってくれたのは
頑張っている私を応援したかったから。
子どもたちの愛を伝えたかったから。

ようやく、受け取れるようになりました(遅…😅)
今では
あの紙は宝物です。

子育ての学びをつづける中で得たものの一つは
子どもに何かをしてあげる・させるのが良い母親なのではなく、
自分自身が軸を持って人生を楽しむこと。

家族のために太陽になるのではなく
私が私らしく生きて、太陽のように輝くこと

今は、不器用ながら
家族の愛を受け取り、私からも返せるようになったと思います。
 
 
 
あのお母さんも、いつか
自分を追い詰めている「何か」を手放し
自分らしく
安心して子育てができますように。

*****
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