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DAY⑤家族先導!欲張り中欧🇨🇿周遊旅〜チェコ・プラハ〜

ドブリーデン!(チェコ語でこんにちは!)
趣味が海外旅行の社会人です。

2024年8月に家族3人(父70・母・弟ダウン症)を引き連れて、オーストリア・ハンガリー・チェコ・スロバキアを周遊。
今日はチェコ2日目。
夕方にオーストリアのウィーンに戻ります。

スケジュールは下記の通り。本記事は太字。
1日目:成田✈️ウィーン
2日目:ウィーン🚈ブダペスト(ハンガリー)
3日目:ブダペスト
4日目:ブダペスト✈️プラハ(チェコ)
5日目:プラハ🚈ウィーン
6日目:ウィーン
7日目:ブラチスラバ(スロバキア)🚌ウィーン
8日目:ウィーン✈️成田

前回の記事はこちら


マナーストラナ地区とジョン・レノンウォール

昨日の疲れもあってか家族皆8時まで寝ていた。
宿泊先のグランドホテル ボヘミアの朝食は、ビュッフェスタイルに加えて、メインディッシュを選べる。
僕はエッグベネディクトを注文。
残ったソースと卵の黄身をパンにつけて食べるのがまた最高。ぺろっと食べられて美味しかった。
チェコでもパプリカが瑞々しくて美味しい。

ビュッフェの中には和食の小鉢もあったが、米がタイ米だったため、付け合わせはグリーンカレーを選択。やはり米は偉大だ。
パンに決して飽きたわけではないが、気持ちがリセットされる。
朝食会場を出た頃(9時半)には、朝食待ちの人々で長蛇の列になっていた。
朝食をゆっくり食べたい人には早めに行くのが吉。

本日一発目の観光は、トラムでマナーストラナ地区へ。
マナーストラナはプラハ城の城下町とも呼ばれ、かつて貴族たちが多くの宮殿を建てた。
現在はレストランやカフェを始め、多くの土産屋さんが軒を連ねるプラハ観光の起点の一つとなっている。
マナーストラナ地区にもかわいい建築物がいっぱい。どこに行っても絵になる。
写真を綺麗に収めるのが難しい。

バロック様式の建築物が軒を連ねる。
マナーストラナ広場から、坂を登り、さらに階段を登っていくとプラハ城に入城することができる。
建物一軒一軒が個性のあるデザインで可愛らしい。

マナーストラナ地区は、大使館が集まるエリアでもあるが、フランス大使館の目の前にはジョン・レノンウォールがある。
新しくジョン・レノンの肖像画を描いているペインターがいて絵描きの様子を観察できてラッキー!

ジョン・レノンウォール

しかし、なぜプラハにジョン・レノンの壁?
実際、ジョン・レノンはプラハを訪れたことはないらしい。
当時共産主義国だったチェコスロバキア(1948〜1989)では、言論や自由を抑圧されていた。
しかし元々この場所は、自由を求めるプラハ市民の心の叫びや共産主義を批判する象徴の場となっていた。

そんな中、1980年にジョン・レノンが糾弾し、とあるファンが哀悼を込めて、ビートルズの歌詞やジョン・レノンの似顔絵を描き続けたことで、ジョン・レノンウォールとして今でも後世に残されているとのこと。

ちなみに1989年に共産党政権が倒れるまでの民主化の動きをビロード革命と呼ぶそうだ。
当時はまだチェコスロバキア時代
大きな衝突や流血を伴わなかったことから、織物の一つであるビロードに例えてこの名前がつけられた。
そしてビロード革命から4年後の1993年1月に、こちらも静かにチェコとスロバキアが分離独立。


カレル橋〜旧市街散策

ジョン・レノンウォールの後は、昨日とは反対方向からカレル橋を歩いて渡った。

カレル橋
午前中だからかマナーストラナ側からだからか、昨日よりは少し空いているような気がする。
カレル橋から見るプラハの街並み
カレル橋は神聖ローマ皇帝カール4世の治世のもと建設が始まり、およそ50年の時を経て完成した。当時は旧市街を結ぶ唯一の橋で、西欧と東欧の貿易を結ぶ役割を果たしていたと言う。橋の両端には30体の聖人像が等間隔に並んでいる。
カレル橋を渡り切り、旧市街広場を目指す
今日もやってきましたプラハ旧市庁舎の時計台
時計台とプラハのマンホールの絵が一致!!!
旧市街広場
一際目立つティーン教会の内部を見学する予定だったが、8/15(木)の昼過ぎに行ったら今日は信者のみだという。

続いては、プラハで約800年続く最も古い市場であるハヴェルスカー市場へ。
露天に新鮮な野菜や果物(虫がいっぱい周りを飛んでいたから無農薬!笑)をはじめ、絵画やお土産等も並ぶ。

ハヴェルスカー市場
規模はそこまで大きくないが、掘り出し物を見つけるチャンス!

ハヴェルスカー市場を巡り、その後寄り道で綺麗な建物のほうへ向かっていくと新市街広場にぶつかった。
時間があったら行きたいと思っていたところだったためラッキー!建物がおしゃれ。

新市街広場のヴァーツラフ広場
目の前の建物はプラハ国立博物館
右側の綺麗な水色の建物に惹かれて歩いていたらヴァーツラフ広場に導いてくれた。
新市街広場はホテルやレストランのほか、現代風のショッピングモールやお馴染みのファストフード店などがあり、昔ながらの雰囲気とthe現代を融合したストリート

プラハを歩いて思ったことだが、喫煙者が多い!
ヨーロッパを歩いて常に感じたことではあるが、プラハでよく目にしたのが従業員が休憩中にぷかぷかタバコを吸って談笑していること。
性別関係なく女性も多い。
EU諸国の平均が18%だとすると、チェコの喫煙率は22%と高めとのデータがある。
それでもチェコの喫煙率は、EUの中で突出して高いわけではないが、人が密集するエリアをよく歩いていたため、そう感じたのかもしれない。
ちなみに日本の喫煙率は16.7%だそうだ。


プラハでお腹と心を満たす最後の〆は

今日はウィーンに21時前に着くため、プラハでブランチ。
市民会館にあるレストランで最後のチェコ料理を。

市民会館
クラシックバレエやオペラなどが上演されるアール・ヌーヴォー様式のホール
豪華で広々とした店内
ビールと黒ビール、レモネードで乾杯
ホロホロ牛肉入りのグラーシュが優勝
ハンガリー起源の料理はチェコでも美味しいなぁ。
チェコで毎日食べた料理
甘めのグレービーソースとラズベリーソースの相性が抜群。茹でパンともお別れか。
ケーキはワゴンに運ばれてくる。
香港でいう点心スタイル。
フルーツケーキ・ピスタチオケーキ・ヘーゼルナッツケーキを家族でシェア。個人的にはヘーゼルナッツケーキが美味しかった。
ケーキ一つひとつが大きいが、甘さは控えめでくどくない。店員さんのサービスも愛想もとても良かった。
市民会館の入り口の裏側から
ステンドグラスのような窓屋根が日光に反射してきれい

お腹も心も満たされ、パラディウムというビビットピンクが目立つ歴史的建造物のショッピングモールへ。
旧市街近くだが、こんな現代的なモールがプラハにあるのが新鮮。
ただし、内装は普通のショッピングモールのため新鮮味は皆無。


今回の鉄道移動は順調じゃない

そんなこんなでホテルで荷物をピックアップし、Uberでプラハ本駅へ。

プラハ本駅

プラハ本駅は駅構内が予想以上にでかい!
そして奥行きが広い!
感覚的にウィーン中央駅よりも広い!!!

予定は16:44 プラハ発、20:49ウィーン着の列車。
駅には出発1時間前に着いたものの、電光掲示板を見ても乗車予定の列車のプラットホーム情報が出ていない。
まあこんなもんだろうと思っていたが、出発時間が迫ってきても一向に更新される気配がない

待っている間、オーストリア鉄道からはドイツ語で謝罪のメールが来たが、翻訳しても何を謝罪しているのかよく分からない。
遅延の内容でもないし、出発駅が変更になったのではないかと余計に焦る。

そして出発時間15分前にようやく時刻表にプラットフォーム情報が出た!
駅構内は広いから焦る!!!
親と弟を引率しながら小走りで向かう。
しかし最終的に16:54発になり10分の遅延
余計な心配をしたことと焦った時間を返してほしい…!笑
今回は行きも帰りも列車が遅れ、オーストリア鉄道には軽く振り回されてばかりだ(笑)

▼往路はウィーン→ブダペストで出発10分後に列車が停まった話はこちら

プラハ本駅のホームから

10分遅れで列車が到着し乗り込む。
始発駅だが、席は事前に予約しておいて本当に良かった!

オーストリアの高速鉄道は全席自由席で、座席の確保は有料。
他の人のブログで、事前に座席の確保をしていないと、他の乗客が「ここは私の席だ!」とお金を払っていないのに自分の席だと主張する人が一定数いるとのことから、席を事前に購入しておくのが吉。
特に荷物が多い場合は、席を探すために車内を放浪するのはしんどい。

乗車時にチケットの確認があったが、列車がオーストリアに入ると再度チケットの確認があった。
乗務員の話す言葉がチェコ語からドイツ語になり、国境付近で乗務員が交代したようだ。
出発は10分遅れたが、定刻通り20:49にウィーンに到着した。

改めてウィーンは、西欧諸国と比べて治安の良さを感じる。
人も少なくて雰囲気も落ち着いている。
イタリア・フランス・スペインとは異なる。

本日宿泊するのは、K+K ホテルマリアテレジア。
2部屋予約していたが、ホテルのルームキーが品切れで1枚(一部屋分)しかないとのこと。
そんなことある?(笑)

プラハでの旅を終え、無事にウィーンに戻れて一安心。
これまで行った主要な西欧諸国と比較すると、プラハの街並みはきれいでカラフルで可愛いこと。
フランス・イタリア・スペインなどの建物は、重厚感があり、歴史を感じさせるような力強くて凛々しいオトナなイメージがあるが、プラハはポップでライトで親しみやすさを覚える印象を受けた。
これはあくまでも観光地だけを巡った部分的なイメージではあるが、この感覚が建物ひとつとっても新鮮だった。

チェコは景色の素晴らしさもさることながら、肉もビールもデザートもポテトも美味しかったし、もちろん人々も素敵だった。

本日もご覧いただきありがとうございました!
デクイ!(チェコ語でありがとう)

明日は王道のウィーン観光。
6日目へ続く…

レトロなベンツに乗ってプラハ観光を楽しんでいる観光客もいた。主に乗っていたのは富豪の中東系の方々。
値段は忘れたが、とても払える金額ではなかった。

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