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モルディブ×ひとり×街歩き〜リゾート滞在ゼロでも楽しめます!〜

アッサローム・アライコム!(こんにちは!)
趣味が海外旅行の社会人です。

「◯◯(国名)はこんな国でした!」第2弾!
今回はモルディブです。

モルディブはインドから南西にあり、インド洋に浮かぶ約1,200の島々からなる国。

モルディブというと
リゾート🏝️
ダイビング🤿
プライベートアイランド!(一つの島に一つのホテル・コテージ)
まさにハネムーン候補の代表国!
…みたいなところだが、僕は独身で、リゾートには一切興味なし。
旅先ではゆっくりのんびりするよりも、街を歩き回って、その国の雰囲気や匂いを感じたいスタイル。

リゾート島には一切行かず、地元の人々が住むマレ島フルマーレ島を散策。
そんな一人旅でも楽しめたモルディブを紹介します。


旅のインフォメーション

モルディブ共和国🇲🇻〜観光業と漁業の国!〜
首都:マレ(=マレ島)
世界一人口密度が高い都市で、マレ島にはなんと13万人が暮らしている。東京ドームに3,700人が暮らしているイメージになるのだとか?
言語:ディベヒ語(英語も通じる)

玄関口のマレ国際空港からマレ島まではフェリーで10分。
片道100円程度で、頻繁に島と空港間を往復している。
ビルが立ち並んでいる奥の島が首都のマレ島。
ディベヒ語 見たことない文字で新鮮!
文字の構成がハングルと少し似ている??
ディベヒ語で書かれたマレのビーチ

宗教:イスラム教
マレなど住民が住む地域では飲酒が禁止されているが、リゾートアイランドでは可能。

治安:良好◎
物価:日本と同じくらいか少し高め
漁業以外のほとんどのものを輸入に頼っているため。
街の移動手段:徒歩が基本。島と島はフェリーが運行。値段も安い。
日本からのアクセス:直行便がないため、スリランカのコロンボ経由がメジャー。


活気溢れるマレ〜人とバイクと車と排気ガスと〜

マレ島は、1時間半あれば徒歩で一周できてしまうほどの小さな島。
しかし、モルディブの総人口約27万人のうち、13万人が住む超過密都市!
だから、細い道に人もバイクも車も通るから排気ガスがすごい!!!
1時間半あれば一周できるとあって、実際に歩こうと思ったが、5月で29度とはいえ暑かったため半周でギブアップ。

バイクはモルディブ人の足。
マレ島はまん丸の島で、円の中心が1号線。
1号線はラッシュ時に、バイクと車ですごいことになる。
マレの中で一番活気を感じられる場所。

リゾート島とは異なり、マレはモルディブ人が住む生活の島。
だから観光スポットというものはない。
強いて言えば、モスク(外観のみ)と市場と海くらいだが、街歩き好きにはゆっくり散策できて楽しい。

マレ島へ向かうボートからも一際目立つモスク
モルディブ最大のモスクであるイスラミックセンター。
モスクの周りも荘厳で圧巻!
ローカルマーケット
野菜や果物のほか、魚の加工食品も売られている。
南国を思わせる色とりどりの野菜や果物。
しかしほとんど(すべて?)が輸入なんだろうな。
モルディブフィッシュ
モルディブは、マグロを乾燥させて鰹節ならぬ"マグロ節"にするのが伝統。美味しそう!
干物や鰹節状にされたものたちが乱雑に置かれている。
フィッシュマーケット
新鮮な魚たちが並び、解体もその場でしてくれる。
市場の通りは渋滞がすごい
スーパーマーケットもあるが、海産物以外は輸入に頼っているため、物価は高い。
日本語のパンが売ってあった。
どこ産だったかは忘れたが、多分made inマレーシアかシンガポール

地元飯にありつくのは難しい?

モルディブにいる以上、地元飯が食べたい!
地元飯のひとつに「ガルディヤ」というものがあるらしい。
カツオを塩茹でしたスープにご飯と一緒に頂くシンプルな料理。

事前情報によると、フードコートで食べられるとのことで、初日の夜に直行。

フードコート前のバス停
フードコート内部
カレーやパスタ、ピザなど様々な店がある

しかし探しても探してもガルディヤはおろか、地元飯らしきものがない…!
あるのは全て、カレーやピザ・パスタ・チキンなどの多国籍料理!

僕はモルディブ料理が食べたいんじゃ!!!
と思いながら、インド料理店のキャッチに呼び止められたついでに、
「ガルディヤ食べたいんだけど、食べられるところ知ってる?」と聞くと
「ガルディヤ?何それ?お前知ってるか?」
ともう一人の店員に聞くも、知らないという。

僕の発音が悪いのかなと思い、ガルディヤの写真を見せても見たことないって。

そんなことある???

と思うが、実はモルディブには外国人労働者が多い。
インド・スリランカ・ネパール・バングラデシュの方々が陰でモルディブ経済を支えている。
だから僕が聞いたキャッチの人も、きっとモルディブ人ではなくて外国人。
知らないのも無理はないのかもしれない。

しかしそのキャッチの人が気を利かせてくれて、
「うちのシェフだったら作れるかもしれない。聞いてみるよ!」と確認しに行ってくれた。

そうすると、
「写真のとは材料が違うけど、似たようなのは作れるよ!」とのこと!!

このフードコートエリアは、すべてビュッフェ形式とのことだったが、前日はスリランカに滞在しており、カレーはたくさん食べてきたため、
「ビュッフェはいらないから、ガルディヤだけほしい」
とお願いし、初めは120ルフィアだったのが、60ルフィア(600円しないくらい)で了承してくれた!

スタッフの方の好意で、ビュッフェのものからタンドリーチキンやらケーキやらも少し分けてくれた。
さらに
「他のスイーツもビュッフェのところから好きに取ってきていいよ」
と言われ、追加料金がかかるのかと思ったら、きっちり60ルフィア。
モルディブ人(というかどこかの国の店員さん)の優しさに触れ感動した。
スリランカ旅では人に辟易していたので、かなり身構えていたが、純粋に優しかった。感謝。

これが探し求めたガルディヤ!
肝心の味は、鰹出汁と米酢がシャープに効いたシンプルな味付け。油もなし。
米にかけて食べると、酢飯を食べているようで、モルディブにいながらも口の中は日本に帰国!
前日まではスリランカにいて、スパイスをひたすら口にしていたため、胃腸の休息になった。

ちなみにモルディブでは島中を歩き回ったが、地元飯を食べられたのはこの日だけ。
そもそも地元飯が食べられそうな食堂が見当たらなかった。
Googleマップにも観光客用のちょっと良いお店か、多国籍系のお店ばかり。
僕の探し方が悪かったのかもしれないが、モルディブ料理!というのが見当たらなかった。


マレより気に入った!人工島フルマーレ

フルマーレはマレの人口増加を分散させるために作られた人工島。
マレからフェリーで15分ほどの距離で、マレ国際空港からは陸路で行けるのだとか。

フルマーレ…行く前はそんなに期待していなかったが、マレとはまた異なった魅力が満載で、とっても楽しかった!

まずフルマーレのフェリーターミナルを出ると、緑豊かな木々たちが迎えてくれる。
マレにはこんな緑を感じられるところがなかったから、初っ端から新鮮だった。
あ〜マイナスイオン!

フルマーレはまだまだ開発中
マレに比べて道が広く、交通量が少ない。
そして住宅の色使いがいちいち可愛い。
海沿いにある住宅街。おしゃれ〜。

活気あるマレとはうって変わって、フルマーレののどかで落ち着いた雰囲気は伝わるだろうか?
緑いっぱいで道も広く、車やバイクが少ない。
暑さも相まって、バイクと排気ガスがひどいマレの散策に体力も少し奪われていたため、このフルマーレのゆったりとした雰囲気とマイナスイオンに体力が一気に回復!

フルマーレは現在も拡充中。
僕が歩いた感じだと、住宅街を中心にモスクとスーパーがぽつん…といった雰囲気だったが、今後も開発が進み、ますます住環境に適した島になるのだろうと期待できる。

そして島の端まで歩くと、こんな景色が!

砂浜に立派な大木とフルマーレのビーチ!
インド洋に面したブランコ!!!

インド洋を仰ぎながら、男ひとりブランコをこぐ。
ブランコに乗るのなんて何年ぶりだろう?
コツなんてすっかり忘れてしまった。

足を伸ばしたり曲げたりしながら勢いをつけ、少しずつスピードを上げる。

楽しい〜〜〜!!!

インド洋を独占しながら漕ぐブランコなんて最高じゃないか!

はたから見たら、独り寂しい東アジアの男がブランコを漕いでいるようにしか見えないかもしれないが、
当の本人はそれどころか、童心に帰り、ウキウキワクワクしていた♪

だってここはモルディブだし!
僕は外国人だし!
他人の目なんて気にならないし!

そんなこんなで5分ほど楽しんでいたかな。
近くに同じ東アジアの女性二人組(韓国人だと判明)が通りかかり、急に我へと帰った。
同族意識だからか、外見が似たような民族に見られると急に恥ずかしくなり、ブランコを後にした。

海岸広場近くにあった南国チックな案内板?
フルマーレからマレまでフェリーで移動。
西陽と高層ビル群がお出迎え。
こうして見るとマレは都会だ。

まとめ

モルディブというと、リゾートのイメージが強いかもしれないが、
街歩き好きの僕のように、リゾートに足を運ばなくても十二分に旅を楽しむことができる。
活気溢れるマレと、のどかなフルマーレの対比も楽しい。

そして南国の島なので、どこに行ってもインド洋を堪能できる。
何よりマレにもフルマーレにも外国人観光客が少なく、良い意味で観光地もないため、あたかも「モルディブに生活している」という疑似体験ができるのも一つの魅力とさえ思う。

記事を通してその楽しみも伝わっていたら幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました!
シュークリア!(ディベヒ語でありがとう)


余談:
これは旅とは関係なく僕が思ったことだが、
小さな島だから、モルディブに住んでいたら、有名人とかすぐ見つけられそうな気がするのだが、実際どうなんだろう?笑
僕の宿泊先のホテルでは、部屋のテレビがつかなかったため、地元のテレビが放送されているのかさえ確認できなかったのだが、当時の素朴な疑問を記しておく。

2023年5月に旅行

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