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【甲状腺がんの話 #5】入院生活で準備しておいてよかったもの

あるあるネタではありますが、私も書いてみようと思います。
ですが、この手の記事は至る所で見つかると思いますので、甲状腺腫瘍の手術に限って特にあった方がよいもの、入院前に病院に確認しておいてよかったものをまとめてみます。

入院前に病院に確認してよかったこと

wifiの有無と利用方法
日帰りや1泊の入院くらいなら大丈夫かもしれませんが、長期になる場合にはwifi必須ではないかと思います。
これ、病院によって異なるので、確認しておいた方が良いです。
ちなみに、ヘルニアの手術を受けた病院では、
・無料wifiあり
・個室では確実に繋がるが、大部屋では入りにくいところもあるかも(保証はできない)
・同室の患者さんの関係で利用を控えてもらう可能性もあり
と伝えられました。

今回は、
・1日定額制でwifi & テレビ使い放題の制度あり(申込制/有料)
・差額ベッド代が発生する部屋では無料で使い放題
とのことでした。

このように、病院によって異なりますし、金額も様々なので、確認しておくことをお勧めします。
金額によっては、別でレンタルして持ち込むとか、自前のものを持ち込む方が安く済む可能性もあります。
が、病院では持ち込みタイプのものだと回線によっては繋がりにくかったりもするようです。

給水機・給茶機の有無
個人的には、これも確認しておいてよかったと思いました。
というのも、ヘルニアの手術を受けた病院では、談話室に給水機・給茶機があり、好きに使って良かったです。その代わり、冷蔵庫は各ベッドにありませんでした。
が、今回の病院では、そういったものがなく、飲み物は自販機や売店で購入する方式。その代わり、冷蔵庫は各ベッドに備え付けられていました。

病院でもきちんと水分を摂りたいですが、入院期間が長くなればなるほど、自分で用意する場合の費用がかさみます。
自販機や売店で購入するのも良いのですが、スーパーなどに比べると割高な印象。ただでさえ医療費もかかりますし、少しでも安く抑えたいところです。
私は今回、事前にこれを確認して、持ち込みもOKと聞いたので、スーパーやドラッグストアなどで500~600mlのペットボトルを何本か買っておき、持ち込みました。(おかげで、入院時のスーツケースの半分弱がペットボトルでした笑)
喉元の手術なので飲食の制限が入る可能性もあると思い、一応、カフェインの入っていないお茶類と、水にしました。
食事のときにはお茶が出ましたが、それ以外でも水分をきちんと摂取したい方、少しでも費用を抑えたい方は、給水機等の有無は確認しておいても良いと思います。

持って行って良かったもの(甲状腺腫瘍の手術に特化)

ストロー
首元の手術をするので、術後は首を動かせないからストローがあった方が良いとの体験談を拝見し、なるほど!と思い用意しました。
実際は、首を動かすことへの制限はなかったのですが、飲み物を飲むときに上を向くのはしばらく怖かったので、持って行っておいて助かりました。
ちなみに、ペットボトルでも使えるタイプの長いものを用意しました!
(多い方が良いだろう!と100均で1番多く入っているものを買ったので、使いきれていないストローがまだ家に大量にあります笑)

服薬ゼリー
これも、術後は唾を飲み込むのも痛いので薬を飲むのが大変、という体験談を拝見し、なるほどと思い持っていきました。
実際のところ、私の病院では、喉元の手術だったからか、服薬は一切なく代わりに点滴が毎日2回あったので、使わずに終わるはずでした。
が、入院生活ラスト2日のところで点滴が漏れてしまい、他の場所でもルートをとることができず、急遽点滴→服薬へ切り替えることになったので、あってよかったです。
他の方の体験談では術後すぐに服薬があったというのも見かけたので、入院中の服薬の有無は病院によるようですね。

子供用だと、おくすり飲めたね、が有名ですが、大人向けにも服薬ゼリーが出ています。私は、龍角散が出しているものを持っていきました。
これ、本当にすごいですね。本当に薬飲んだ?となるくらい、固形物を飲んだ感覚がありません!!!!感動しました。
風邪ひいてのどが腫れたときとかも良さそう。

ちなみにですが、飲食の制限がある場合もあるので、必ず看護師さんに伝えてOKもらってから使ってくださいね。
私は飲食制限なしとわかっていても、一応看護師さんに「固形物飲むの怖いかなと服薬ゼリー持ってきてるんですけど使っても大丈夫ですか?」と確認した上で使いました。
ついでに言うと、服薬ゼリーを出す用の小さな器と、スプーンなんかもあると良いかもしれません。食事のときに飲むならお皿の空きスペースとかで良いとは思いますが!

前開きのパジャマ
これは病院によっては指定されると思いますが、私の場合特に指定がなく、どうしようかと思っていたんですが、前開きのパジャマをあえて購入して持っていきました。これが本当に正解だった……!
ちなみにほとんどの病院ではパジャマレンタル制度があり、その場合は前開きだと思いますが、あれって、病院によると思いますが毎日交換してくれるわけでもなく、なのに日額でお金とられたりするんですよね。
レンタルを検討する場合には、交換頻度と料金も事前に病院へ確認しておくとよいと思います。

さて、前開きの方がよいかなと思った理由は、首元の手術なので頭からかぶるタイプだと着るときの負荷がちょっと怖いかな、と思ったのと、もし傷の部分に布が触れると痛いとか出血したときに気付かなかったりするのも怖いな、と感じたからです。

ですが実際に術後になって、前開きで良かった理由は、何といっても、ドレーンの邪魔にならなかったから。
術後は血を体の外へ出すために管が入っていて、出血量が減るまで、血を溜める部分が先についた管を、寝ているときもトイレに行くときも売店に行くときも着替える時もぶら下げて生活します。
常に、握りこぶしくらいのサイズのショルダーバッグ(しかもそのバッグは体と管で繋がっているので取り外せない)をぶら下げているイメージ。
私は上から2~3個のボタンを常に開けているとドレーンが自然にぶら下がる形になったのと、何といってもこれは頭からかぶるタイプのパジャマだったら着替える難易度が高すぎる、と感じたので、本当に前開きでよかったです。
実は私はなかなか出血量が規定量まで下がらず、丸4日ほどドレーンがはずれなかったので、前開き買っておいてよかった~~!と本気で思いました。
もし病院から指定がない場合も、首元の手術の場合は前開きの方が便利だと思います。

傷を隠すグッズ
これ、退院のときには必要だよなと思っていたくらいだったんですが、入院中もかなり使いました。
病院だから傷見えててもいいだろ、と思っていたんですが、
・売店など一般の人も使う施設に行くこともある
・患者さん同士でも、自分の傷は気にならなくても人の傷を見るのは嫌な人もいる(ちなみに私はこのタイプ)
ということに気付き、入院中も出歩く時には忘れない限りつけていました。
上述の通り、私はドレーンもなかなか外れなかったので、それを隠すにもちょうどよかったです。

ちなみにですが、看護師さんに状態を見せたり、先生の診察もあったりするので、簡単に付け外しのできるものをお勧めします。
私は、ワンタッチで付け外しできるタイプのネックカバーを病院ではつけていました。
ネックカバーも、こんなの買ったよというのを別の記事でまとめようと思っているので、詳細はそのときに。

番外編:美容院に行く

これは決して、良い見た目で入院したい!ということではなく。
ヘルニアの手術の時には、歩くのも辛かったので半年近く美容院に行けず、髪も長く、量も多く……という状況で入院しました。
術後数日はシャワーも浴びられず、頭を洗えないことがとにかく気持ち悪い。
その時の病院では、シャワーを浴びられない間、看護師さんに洗髪をお願いできたのですが、この長さと量だと洗ってもらうのも申し訳ないし、持参したシャンプー&トリートメントの減る量もすごい笑

ということで、今回は入院数日前に美容院に行っておきました。
が、あとになって、首元の手術するってことは、もしかしてしばらく美容院にも行けなくなる?と気づき、行っておいて正解でした。
というのも、美容院て上向きでシャンプーしてもらったりしますし、首元の毛を切ってもらったり薬剤を使うこともある……
それもありなるべくタートルネックとかも着ないで行くようにしているので、首元に傷があるとキツイか?ちょっと怖いか?と。
美容師さんに事情を話せば配慮してくれるんだとは思いますが、入院前に行っておいてよかったです。


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