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【甲状腺がんの話 #10】首元を隠すグッズの紹介

甲状腺腫瘍は首元の手術なので、首元に傷が残ります。
だんだん薄くなっていくとはいえ、やはり気になる。自分が見るのも楽しいものではないですが、人様に見せるようなものでもない。
また、傷が紫外線を浴びると痕が残りやすくなるとのことで、傷を隠す+紫外線予防で、首元を隠す必要が出てきます。
私は肌がかぶれやすく、何種類か傷隠しのテープを試しましたがどれも合わなかったので、衣類で隠さない限り傷が見えてしまうのも不安でした。
そこで、そんな私が使っているグッズを簡単に紹介してみようと思います。

メディキュアのネックカバー

https://www.medicure-gunze.com/item/neckcover.html
私はメディキュアのネックカバーを色違いで1枚ずつ購入しました。
ちなみに、ゆったりタイプを購入。鎖骨付近であればゆったりタイプでも十分隠れます。
調べてみると、数は少ないですが試着などができるショールームがあったので、予約をして実際に試着してから購入を決めました。
良い点は、紫外線カット率が高いこと、胸元のあいている服にも合わせやすいこと、医療用ブランド?なので肌にも優しいこと。
ただでさえ入院手術でお金がかかるので、洋服を一新するのは避けたく、かといって、ストールを巻くような上品な雰囲気の服も持っておらず、こちらの商品はかなり重宝しています。

AKOMEYAのネックカバー

これは友人が、退院祝いにほしいものあったら言って!と言ってくれたので、ネックカバーがほしいと伝えたところ、プレゼントしてくれたものです。
友人からもらったものを身に着けていたらなんだか勇気をもらえる気がして。
ありがたいことに、日常使いではこれが1番便利な気がします。
良い点は、服を着た後にズボッと頭からかぶれること。
前述のメディキュアのものは商品写真を見てもらえればわかる通り、ネックカバー→洋服の順で着るイメージです。(前後の布をあとから無理やり首元から入れることもできるけど、胸元と背中がぐちゃっとするのでストレスが溜まる)
こちらのグッズは最後に装着できるので、家では首元を隠さないけど外出るときだけ首元隠したい!なんて時は9割方これを使っています。
でも、首元が大きくあいている服では使いにくいかなあ。

タオル地のネックカバー

これは先ほどとは別の友人が贈ってくれたものです。
涼しい素材なので夏にも良いかも、ちょっとした外出の時にでも、と。
写真、入院中に着用しているときのものしかなくてすみません。
ただ、写真を見てもらうとわかる通り、これは入院中にピッタリでした。
入院中は傷隠さなくていいだろと思っていましたが、他にも入院患者さんがいますし、傷見せながら歩くのも何だかなあと思い、入院中に使い始めました。
外来の方も使う売店とかカフェも行ったので余計に、入院用に持って行って良かったと思いました。
これ、タオルの端が輪っか状になっていて、そこに逆の端を入れて使うタイプものです。(この説明で伝わるのか不安……写真で伝わるかな笑)
なので、看護師さんにちょっと傷見せてくださいと言われたり、先生の診察が急にあったりしても、すぐに付け外しできるところがとても良かったです。
また、緩さも自分で調整できるので、ドレーンの状態とか、傷の感じとか、そういうので好きに身に着けられるのが入院中にピッタリでした。
逆を言えば、固定はされないので、動くとずれて傷が見えてしまうかも。

タートルネックの洋服

色々紹介しつつも、1番自然で楽なのはこれです。笑
元々、タートルネック大好き人間なので、冬になったらずっとタートルネックで過ごしています。
タートルネックまでいかずとも、ここ数年、首元の詰まっている服やハイネック?モックネック?首の半分くらいまで隠れそうな服たちが流行っているので、もしかしたらそこまでグッズもいらないかも、と思う人もいるかもしれません。首元を隠したい人に優しい世の中です。
実際、私も夏物ですら、手持ちの服で傷が隠れるものがいくつかありました。
ただ、新調するなら、可能な限り試着した方がいいです!
試着したら、ギリギリ傷が見える!とか、動くと見えそうになる!みたいなこともありましたし、生地が意外と薄くて透けちゃったり、素材がチクチクして傷の部分がかゆくなりそう、みたいなものもありました。

その他

ストールやスカーフも使っています。
ストールは元々いくつも持っていたのでそれを、スカーフは恩師がプレゼントしてくれました。
手軽に首元を隠せる点ではとても良いですが、室内に入った時でも身に着けていて不自然ではないものの方が私は重宝しています。
例えば、大判の厚手のストール(マフラーっぽい素材のもの)って、レストランでずっと着けていたり、オンライン会議中にずっと着けていたらちょっと不自然じゃないですか。アウターと一緒に外すイメージなので。
なので、薄手のストールやスカーフ、ネックカバーのようなグッズの方が、日常使いするには良いと感じています。

以上、結局自分で買ったのは冒頭のネックカバー2枚だけ。(洋服は欲しくなって何枚か買ったけど、首を隠すために買ったわけではないので……笑)
首元は汗もかきやすいので、気兼ねなく洗える素材のものが良いですよ!!夏場は首元を隠しているのは本当に暑くて地獄です!!!!

ちなみにテープを貼らずに上記グッズや洋服でカバーしているだけですが、
術後5か月半ほどで、かなり傷跡の色は薄くなっていて、10センチほどの傷のうち1センチくらいだけケロイド化っぽくなっている?それともまだ色が濃いだけかな?という状態です。
主治医曰く、色が濃くなってしまっている部分は手術中に1番触っている部分かつ、唾を飲んだりするたびに動くので安静にしにくい場所だそうで、
もう少し時間がたてばもう少し薄くなると思う、とのことでした。
1年くらいは様子見!でも最初の頃の傷の濃さを知っていると、もうこれでも十分では?と思うくらいです。
(ただ、傷が残ること自体そこまで抵抗がないタイプなのであしからず)

少しでも参考になれば嬉しく思います!

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