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【甲状腺がんの話 #7】入院4日目(手術翌日)~7日目(術後4日目)

入院4日目(手術翌日)

手術日は麻酔で眠っていたり、その後もうとうとしていたので、夜はあまり眠れなかったと記憶しています。
微熱もあったので、夜に看護師さんがアイスノンを持ってきてくれ、とても気持ちよかったです。

朝5時頃だったでしょうか、採血で起こされます。
ヘルニアの手術の時に知った、入院中は採血で早朝起こされるというルーティーン。
翌朝採血あります、みたいなのを事前に教えてもらえない+何日ごとに採血をするのかわからないので、ヘルニアでの入院時は毎朝ビクビクしていました。
が、今回は朝の採血は入院中この日だけでした。嬉しい。

さて、朝の5:30頃、看護師さんが様子を見に来てくれ、自立歩行OKとのことで尿管も抜け、トイレなども好きに行ってよくなりました。
残っている管は、点滴とドレーン。
ドレーンは毎朝出血量を看護師さんがチェックし、1日の出血量が規定量以下になったら抜ける仕組みとのことでした。

この日から飲食OKとなるわけですが、首元の手術をしていますし、朝食は流動食?色付きの水?みたいなのが来るんだろうな、と思っていたら、比較的普通のメニューが出てきて驚きました。
ご飯は全粥でしたが、ミートボール(イシイのミートボールみたいなやつ)や果物もあり、えっこれ私用で合ってます?と看護師さんに確認してしまったほどです。
さすがに飲み込むときの違和感(痛み)が強いので、飲食は少し怖かったですが、一口を小さくするのと、いつもより噛むのとで、いつもの2~3倍くらいの時間をかけて完食しました。
前回も書きましたが、ヘルニアの手術の時には術後ずっと気持ち悪く、何日も完食できなかったので、本当に嬉しかったです。

朝食後くらいに、主治医の先生の診察が入ります。
こちらの病院では、毎朝主治医の先生が診察に来てくれます。
ヘルニアの手術の時は2週間入院していましたが、先生の診察は2回くらいだったので、こんなに毎日診てもらえるんだ!と安心しました。
この辺も病院によりけりなんですかね。

鼻からカメラを入れて声帯の様子なども診てもらい、傷口も問題なさそうなので予定通りの退院で考えてもらってOKと言ってもらえました。
ただ、摘出した腫瘍の病理検査の結果が入院中に出なさそうだから、退院1~2週間後の外来で結果をお伝えしますとのこと。

あとは、入院準備の記事でも少し書きましたが、朝晩に抗生剤の点滴がありました。

このあたりで術後の1日の過ごし方が判明してきます。

6:00 起床
8:00 朝食
8:30~9:00頃 主治医の診察
9:00頃 抗生剤の点滴(30分~1時間くらい)
12:00 昼食
18:00 夕食
20:00頃 抗生剤の点滴(30分~1時間くらい)
21:00 消灯

今回はこんな感じです。退院日までこれが続きました。
シャワーや体を拭くのは、看護師さんに希望時間を伝えて午前・午後の空き時間に。
あとは自由時間でした。

この日は、朝食後に栄養士さんが来てくれ、今日の食事で食べにくいものとかがなかったかを確認してくれました。

入院5日目(術後2日目)

この日の朝の出血量も規定量より多く、まだドレーンは抜けませんでした。
微熱も続き汗もかいていたのでそろそろ頭を洗いたくなり、看護師さんに「頭だけ洗いたいけどさすがにまだダメですよね?」と聞くと、朝の診察で先生に聞いてみてOKって言われたら大丈夫、とのこと。
先生に聞いてみると、シャワーはダメだけど洗面台でなら頭洗っていいですよ、と言ってもらい、この日は空き時間に頭を洗いました!とてもさっぱりして気持ちよかったです。

さて、とても驚きましたが、この日の昼食から普通食になりました。
おかゆが普通のご飯になったのです!!!早くない?と驚きました。
ただ、刺激物NGのような記載があった気がします。もしかしたら普通のメニューと味付けなどが若干違ったのかもですが、個人的には普通食と変わらないと感じました。

あとは、暇だったので、散歩がてら売店に行きました。
さすがに首元は隠して行きましたが、ドレーンのバッグぶら下げて売店歩くと、特に外来の方やお見舞いの方からとても注目されますね笑

ちなみに面会ですが、私が入院したタイミングでは、家族1人まで、30分以内というルールでした。
が、30分のために来てもらうには申し訳ないよねという場所に家族が住んでいるのと、1週間そこらで退院になるからと、面会は来なくていいよと伝えていました。
ヘルニアで入院した時にはコロナ真っ只中だったので家族ですら面会禁止、売店にも行けない(病室と同階以外行くのはNG)だったので、今回はふらふらできたし、病棟も面会の方で賑やかだったり、新鮮でした。

この日はシャワーを使える日だったので、今日を逃したということは次にシャワーを浴びられるのは2日後。
2日後を逃したら退院までにもう浴びられる曜日がないので、早くシャワー浴びたいなあ(=早くドレーン抜けないかなあ)と思いながら過ごしました。

入院6日目(術後3日目)

残念ながらこの日も出血量が規定量を下回らず。明日にはドレーンが抜けるかなあ、と看護師さんに言われ、頼む!!!!!と願いながら過ごす1日でした。

この日くらいになってくると、ずっと点滴の針が入ったままなので、点滴が入ると痛くなったり、点滴が止まるようになってしまいました。
漏れたりしていないのでちょっと様子見ましょう、ということでしたが、だんだん抗生剤の点滴が嫌になってきています。

それから、この日、今まで食事のときに書いてあった刺激物NGのような制限の記載がなくなっていたので、看護師さんが検温に来た時に、「もう飲食の制限ないですか?某カフェ行っても大丈夫?」と聞き、また看護師さんを笑わせてしまいました笑
術後初カフェ。念のため、クリーム乗ってたり、カフェイン入っているものは避けたカスタマイズで、強く吸う系のものもまだ怖いので避けました。
美味しかった~~!!

入院7日目(術後4日目)

この日の朝、ようやくドレーンが抜けました!!抜く時は特に痛くもなく。
この日にまだ抜けなければ退院までシャワーを浴びられなかったので、本当に嬉しかったです。

主治医からもシャワーOKと言ってもらえたので、看護師さんに予約をお願いしました。
ただ、ドレーンを抜いたところは縫ったりせずに、テープを貼って自然に穴が塞がるのを待つので、シャワーを浴びたら血流が良くなったのかドレーンの穴からうっすら出血が止まらなくなってしまいました。
たまにたらーっと流れてくるくらいだったのと、色も水と混じったような薄い色だったのもあり、看護師さんにガーゼを当てる応急処置をしてもらいました。

そしてこの日も某カフェへお散歩。
売店に行くときはナースステーションに一声かけてから行くんですが、私が売店から帰ってくるといつも某カフェのカップを持ってくるので、「また某カフェですか?いいですねー、今日は何買うんですか?」と聞かれるようになります笑

売店に行くのは動くためというのもありますが、実は隣のベッドの方(40代くらい?)、毎日決まった時間にご家族が面会に来るんです。おそらくパートナーの方かな。
会話が丸聞こえなのですが、すっごい甘えた声で会話を始めるんです……看護師さんと会話するときとトーンとか語尾が変わる……
何だか聞いていられず、その方の面会が来ると、売店へ散歩に行き、面会時間30分が終わるころに戻ってくるというルーティンが出来始めていました笑

点滴が痛いのも変わらずです。
シャワーなどで腕を動かしていて針の角度とかが変わってしまったのかも、と、ようやく腕を使うのをおとなしくしようと思い始めます笑

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