猫背の話

最近、デフォルトの背格好が猫背になってしまう。

パソコンイジイジしたり、ゲームをプレイしたり、本を読んでいると、首と一緒に背格好が下向きになってしまって、どうにも体のバランスがよろしくない。

この記事も背筋を意識しつつ書いている。


猫背を意識するタイミングは風呂から出て、洗面所の鏡の前に立つ時だ。

鏡には身長が166㎝(本当は165㎝だけど)で、あばらが少し浮かぶほどの痩せ切った体が映っている。筋トレを始めたおかげで少しだけ筋肉質になった(気がする)。でも最近は停滞気味。自分が少食なこともあって、なかなか筋力が付かないのだろう。


ああ、今日も猫背になっている。


そう思って背筋を伸ばす。けれどマッチ棒みたいな身体は少しも大きくならないし、相変わらず魂の抜けたような顔で立っている。だけど、とりあえず背筋を伸ばす。


低身長が似合う可愛い系男子のようなフェイスを持っているわけではないし、ロングコートやスラックスを着こなすようなすらりとした足や胴体を持っているわけではない。


髪型のワックスの付け方も試してみたけど分からないし、「大学生らしい」ファッションの装い方も分からない。興味もない。非難されると逆に変な反抗心が湧いてTシャツに短パン一枚で外に出てやりたくなる。(それが問題なのかもしれないけど。)


何も分からないままで、劣等感を抱えていてもそれでもこの体で生きていくしかないのだなぁ。


それを意識するから、私は猫背を直すのだ。




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