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不要なストールを再利用して、縮んだ毛布を伸長!

我が家で使っている毛布は、無印良品で5年以上前に購入したアルパカ混のウール毛布。

こんなに薄手でも、重たい綿毛布と同じ位暖かく、自宅で容赦なく洗濯を繰り返し愛用してきました。
おねしょシーツの代わりにもよかった。

しかし乾燥にはかけていないのに少しずつ縮んで、今では7~8割ほどの面積になってしまいました。
今冬はとくに寒さ厳しく、足元に毛布が足りずに、冷気が入って夜中にたびたび起きることに。
新しい毛布を買うのはもったいない。どうにかして今ある毛布で快適に寝たい。冬中思案して、同じような素材を、縮んだ毛布に足して伸長することを思いつきました。
寝具なんて、既製品を買うしかないような、けっこう専門性の高いジャンルだと思っていたのですが、最近はそんな思い込みもサクッと放棄して好き勝手しています。

継ぎ足す素材が化学繊維では元のアルパカ混ウールが台無し。
天然素材の同じような厚みの布がないかとしばらく思案し、探しだしたのはZARAの、ポンチョ風ストールです。貰い物ですが好みに合わず、使わないまましまっていました。
素材はウール100%。無印良品の毛布より薄いのですが、比較してみたら意外に気になりません。
何よりも、毛布と幅があまり変わらず、切らなくてもそのまま繋げられそうです。

フードの部分は邪魔なので縫い糸を解いて取り外しました。
取り外した部分も切りっぱなしで解れてこず、さすがウール。布端の処理がいらないのが最高です。

ミシンのある実家まで、毛布を運ぶのが面倒だったため手縫いしました。

毛布とストールを1センチほど重ねて木綿糸でざっくり並み縫い。

ストールの方が若干大きかったため、左右数センチずつずれがありますが、気にならない程度。
縮んだ元クイーンサイズの毛布と、不要なストールの幅がほぼ同じという偶然=ゼロウェイスト的奇跡。ゼロウェイスト活動は奇跡の連続。

左右のフリンジが邪魔ですが、切るのはもったいない。リメイクはできるだけ可逆的にやりたい(飽きたり、不要になったらまた戻せるように)ので、せめてほつれ防止に結んでおきました。
隣り合った紐を二本ずつきつく結べば、少なくともフリンジが引っかかってそこから生地が裂けるのは回避できそう。

手縫いの割には強度もまあまあ。
元よりインテリア性は重視していなかったものの、ベージュに千鳥格子の組み合わせはどうかと思いましたが、いざくっつけてみると意外なほど馴染んでいます。千鳥の白部分が、ベージュ寄りの落ち着いた色味だったのが勝因。

毛布のサイズがたっぷりしたことにより、かなり睡眠が快適になりました。
やはり体に合わない寝具は知らず知らずストレスになっているのだなと。
毛布を新調してから寒くて夜中に起きることもなくなり、縫い目の段差も全く気にならず、ざっくりした縫い目に足指が入ってびりっと破れることもなく、最高のリメイクになりました。

今回は手持ちの不用品で賄えましたが、冬物のストールは、春前になるとリサイクルショップで投げ売りされます。セカンドハンドなら、値段を気にせずウールもカシミヤも選び放題。
ただの長方形の天然素材だと思えば、そのままで子どもサイズの毛布に、高級ウールシーツに早変わり。新品と違ってすでに使用感も織り込み済みだし、リメイクに最適な素材です。

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