行動経済学を看護学へ活かすシリーズ

今回は新しい試みとして行動経済学からなる知識を看護学に活かせないか?を記事にしていきます。

※注意書きとして、私は行動経済学を専攻していたわけではありません。興味本意で行動経済学を学んでいるのみです。このシリーズでの投稿内容は本書などを参考として自分の意見を述べています。記事の内容によれば解釈違いなどもあるかもしれませんので、見識のある方ご指摘ください。

私は看護の世界に身を投じてみて「給料上がらない」「業界全体の成長が滞っている」と感じています。自分の海外経験や管理職の経験から「凝り固まった考え方にこだわっている看護の世界」に注意報を鳴らすべく、参考にした学問があります。
それが行動経済学です。

ビジネスをただ学ぶだけでなく

「なぜ、人は不合理な意志決定をしてしまうのか?」

「お金との関係性はどうなっているのか?」

共に考えていき、看護をはじめ医療職の発展のため、他にもマーケティングやマネジメントなどを混ぜながら、記事にしていきます。行動経済学を学ぶことで介護保険や医療保険などの収益の上限が見えている環境で収益を上げていくにはどうするべきなのか?考えていきましょう。

まず、日本の背景として「2025年問題」から入っていきましょう。

2025年には、後期高齢者が爆増し、医療や介護、年金などの公的資金に対する圧迫で財政の首を絞めていくことになります。

さらに労働者として期待していたベトナム人をはじめとするアジア人は、低賃金や外国人に対する態度に不満を持ち、母国や欧州へと流れているとニュースで耳にします。外国人からの助けを期待できず、若い世代がどんどん減っていく。低賃金にしないと働き手がいない状況。
これを「質で勝負する」「消費者に払う金銭がないから無料でサービスを行う」では本当の解決にはなりません。スタッフを守っているつもりが賃金も上がらず、休日を潰してしまう結果になりかねません。
本当に「スタッフを守る」ということはどういうことなのでしょうか?

看護の世界は、男性が増えてきました。とはいえ、まだまだ女性の世界です。女性のキャリアを考えるとどうしても避けて通れない課題。妊娠と出産。子育てです。待遇を改善して、子育てをしながら働き続けることができる組織体制やしくみを構築することが大切になります。
順調に取り組めている組織は一体どれくらいいるのでしょうか?自分の肌感覚ではできていない印象を受けます。募集要項に「くるみん認定があります」「育休復帰した人が活躍しています!」となっていても現実としては、そうでもない。
なぜなら、組織だけの取り組みに終わり、スタッフからはその実感を受けていない、または他のスタッフから産休や育休をきっかけにいじめを受けている。なんてこともよくあります。「女性の社会だから、しかたない」と目をつぶることもできたかもしれません。男性が育休をとると、キャリアアップのきっかけがなくなったり、居場所がなくなるなどの問題もありますね。
時代の流れにより「性」による理由づけで片付けるのは難しくなっています。
そんな時の解決の糸口が「行動経済学」となるやもしれない。そんな願いを持ちながら、私は行動経済学を学ぶべきだと考えています。

記事を書くため、参考にした私のオススメ本を紹介します

著書:行動経済学が最強の学問である 著者:相良奈美香


私の学び直しをしながら、実際の活かし方をnoteにて記事にしていきます。「こんな結果が得られた!」「こんな用語や考え方があります」などコメント等あればお願いします。自分としても1つの見方だけでなく色々な方向から、物事を考えていきたいです。
また、過去の記事も新しい内容やアイデアがあれば更新していきますので、1回読んだ。という人も更新に合わせて読んでみてください。

多種多様なコメントをお待ちしております。よろしくお願いします。

労働の効率性やメンタリティ、外国の多様な働き方を参考に、実体験も含めて書いています。サポートしてもらえると幸いです😉