見出し画像

【異変察知編】続2・会社を辞めて1年が経ちました。

今回もお付き合いいただきありがとうございます。

前回はこちら
初回はこちら。

早速はじめたいと思います。新しくはじめた事業。全てが上手くいく…わけもなく。

まず、身近な人へ

11月に募集したみちらぼ(現、そらぱれ)一期生は、広告費を一切かけずに50名ほど集まりました。

50という数字は驚くべきものだと思います。

私たちはコミュニティ(人の集まり)が大好きです。

理事のおおくにさんはクリエイターを中心にランサーズ主催の300人越えのコミュニティのマネージャーを1年も担当していました。
そらぱれ運営陣のひとり、ミチテルさんも『働き方を語ろう会』の主宰だったり、
理事のめぐさんは、女性を中心に在宅ワーカーを350名以上育たり、150名ほどのオンラインのコミュニティを運営したり、多くのオンライン秘書を育成したりしています。

そうして、大勢の人たちに囲まれ支えられてここまでやってきました。

だから、私たちの周りには、日頃からクリエイティブに明るい大人や、キャリア形成や教育に関して意識的に情報収集し行動している人が多かったのです。

そういった人たちですから、私たちの話をしっかり聞いて理解してくれます。中身を吟味して選んでくれるので、つくった学び場の魅力がまっすぐに伝わった実感がありました。

順調な滑り出しと講師の育成

みちらぼ開校。授業がスタートします。講師陣は開校前から研修を繰り返していたので授業運営に心配はありませんでした。

ただあるとすれば、大勢の子どもたちとの慣れない空間への緊張くらいでしょうか。今思い出せば微笑ましいですが、流石にどの講師も初回は緊張感が溢れ出ていたと思います。

クリエイターが先生になる近道は、なにより現場に立つことです。どんなに準備しても子どもたちは斜め上からやってきます。だから、準備すればするほど、予定通りにいかない不測の事態にパニックになることもあります。

講師は、表情は明るく、心は落ち着かせ、振る舞いはしなやかでなければなりません。

実践した上で振り返りがものすごく大事。授業をこなすだけなら誰でもできます。向上心なくして先生は務まりません。

最初はどうして良いかわからないこともたくさんありますから、講師一人一人に授業運営のフィードバックをしていきました。

この時期は手が何本あっても足りませんでした。なんせ、みちらぼは週一の習いごとではなく、毎日授業があるのです。笑(なんでや)

毎日講座をチェックして、講師のテクニックの問題なのか、慣れの問題なのかを仕分けていきました。

一期生の皆さんへ

ここまで書いて分かるように、そらぱれの講師陣はプロのクリエイターであっても当時プロの先生ではありませんでした。

一期生のみなさんは、実績のない駆け出しの状態から、私たちと一緒にそらぱれを育ててくださいましたり
子どもたちをこの環境に置いてくださったこと、心から感謝申し上げます。

私は先生としての実績より、その人の【人間性】+【専門性】で講師を選びました。

理由は簡単で、講師育成は私たちの得意分野である一方で、人間性や専門性は一朝一夕に成し得ないものだからです。

私は今でも

『講師みなさんは授業をすることに慣れただけです。教える上手さはまだ普通くらいです。今に満足しないで、もっともっと工夫しましょう。毎回の授業で講師としての目標を作って、必ず一つ成長して欲しい。』

と伝えています。

そらぱれのチームの雰囲気は和気あいあいとして良いからこそ、常に厳しい目線でお願いすることは代表の私の役目だと思っています。

当然、発した言葉は自分の胸にも響いていますから、私も緊張感と向上心を持って取り組み続けています。

想定外

さて、何もかもが上手くいくわけがありません。私たちは最初の壁にぶつかります。

壁とは、ライブ授業に来ない家庭が一定数あることでした。これは完全に想定外です。

私たちはライブ授業+録画アーカイブで運営しています。

デジタルツールのアーカイブは講師が別撮りで残したスペシャルなコンテンツになっています。

といってもあくまでライブ授業がメインで、授業に来た子たちを楽しませあげようと、みな腕まくりをしていました。

でも、来ないのです。 あれ?

アンケートを実施する中で、アーカイブを積極活用してくれていることが判明。調査すると、生徒一人当たりのアーカイブ視聴数は毎月10講座もありました。(想像よりずっと多い)

ユニーク視聴者数を調べると100%(全員アーカイブを活用している)といった状況です。

うん、まぁ…いきなりライブに来られない子もいるだろうし、アーカイブで学べているのであれば問題ないのかもしれない。

当時はそう考えていたが…

『絶対にライブに来てください』と強制することはもちろんできないので『ライブ楽しいぞ〜おいで〜』と、いつも楽しげな雰囲気でお誘いするしかありませんでした。

落とし穴

結論、ここがどんどん楽しくなる子(家庭)と学び場を活用しきれない子(家庭)の分かれ目になりました。

想像してみてください。
アーカイブで動画視聴するのみの状況。

よほど子どものスタイルが自己学習で確立されているのであればまだしも、動画をみて子どもたちが勝手に楽しくなって学び始めるわけがありません。

同時に、親御さんにも多大な負担になったと思います。

そして、
何らかの理由でライブに来られない家庭は、最終的にそらぱれをやめるに至ることが多かったのです。

なんだか、とても悔しい。やるせない。

【始まる前に終わってしまった】
そんな気持ちでした。

何故ライブに来てくれなかったんだろうか。必ず何か原因があるはずです。決定的な何か。

その時、私たちは【あること】について甘く見積もっていました。

この頃みちらぼで、どんどんやりたいが溢れて楽しそうに授業にくる子は沢山いました。不安そうな顔で参加していた子が、次第に慣れて積極性も出てくるなんてことは珍しくありませんでした。

上手くいくとこ、いかないところ。なぜ分かれるのだろう。

私たちが甘くみていたこと、それにどう対応したのかついて次回お話ししていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

さぁ、あと何回で終わるか執筆者にも分からなくなってきました。苦笑
AIで物語が書けてしまう現代において、私はスマホで文字を打ち過ぎて親指がもげそうです。

しかし、この話は私にしか書けんのです。

変な方向に楽しくなってきたのでまだまだ続きます。宜しければお付き合いください。

いいね♡での応援が本当に励みになっております。ぜひ宜しくお願いしますー!

ではまた。

追記:次回はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?