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【みちらぼ誕生編】続・会社を辞めて一年が経ちました。

今回もお読みいただきありがとうございます。
早速前回の続きを書いていきます。

前回はこちら

学びラボの法人化

2023年の夏からパソコン20台を抱えて各地でワークショップをしはじめるころ、学びラボは法人化しました。

もともとはクリエイターが中心にあつまる大人のコミュニティでしたが、当時のコミュニティメンバーから理事4名を選出し理事会を立てて、現在は非営利型の一般社団法人として運営しています。

理事は全員キャラクターも得意分野も異なり、人間性も相まって良いチームで走れています。彼らに心から感謝しています。

少し裏話というか、なぜ今のメンバーが理事なのかというのはそれぞれ理由があるのですが、ピンチで私を助けてくれた人たちというのが共通点です。

2023年のある時、学びラボ(現在のそらいろクリエイターズ)で前代未聞のトラブルがあり、最初で最後だとは思いますがコミュニティ内が相当ざわついたことがありました。

あの時、運営的な目線で助けてくれた人たちがいました。特にみなさんご存知のめぐさんは異彩を放っていたのをよく覚えています。

これ以降の学びラボの躍進に、陰ながら支え…、いや代表より光輝いているめぐさんの功績は非常に大きいものです。

私たちのミッション

一般社団法人学びラボのミッションは、『創造の力でみんなを元気にする』の理念を踏まえてまとめると以下の2つです。

・子どもたちに創る体験を通して広い世界を知ってもらい、数多くの選択肢から自分らしくあれる豊かで幸せな生き方を選択してもらうこと。

子どもたちに向けて

・子どもたちを取り囲む大人も創る楽しさ(愉しさ)を知り、教育活動を通して子どもたちの可能性と大人としての教育に関わる意義を体感すること。

大人に向けて

教育は学校先生だけが、教育委員会だけが、親だけが頑張るものじゃないと思います。

社会で生きる大人がほんの1%でも教育に関わってくれること、自分の経験を形にして伝えていくことができれば、子どもたちは様々な大人を見て、仕事を知って、人生の多様さを感じ取れるはずです。

当時からやりたいことは山ほどありましたが、すでに大人との関わり合いはコミュニティを通して持っていました。

一方、子どもたちと触れ合う機会はワークショップ開催くらいで少なかったのです。

チームで話し合い、もっと子どもたちに関わる仕事をしようと決めて、2023年の8月からみちらぼの準備に取り掛かります。

みちらぼ準備期間

その後、小中学生のためのオンラインの習い事『みちらぼ』は2023年12月にスタートします。

可愛いマスコットキャラ、サポニンも誕生

まるまる4ヶ月、準備に時間を要しました。一般にこれが長いのか短いのかは私には分かりませんが、とにかく大変でした。長く感じましたし振り返るとあの期間はとても濃いものでした。

一つのサービスを創り上げるのはかなりの労力がいることを身をもって経験することができました。

そうやって生まれてくるみちらぼは、まるで我が子のような大切なものです。

私たちの特異性

当時の私たちは業界からすると非常に特殊だったかもしれません。

・コンテンツに全く困らない。
・講師に全く困らない。

コミュニティの中に、人間性とスキルの両方を持ち合わせている人がいることを知っていました。そんなクリエイターが『教えること』を学べば素晴らしい先生になります。

一番考えたことは、コンセプトと価格です。
これが本当に難しい。

あなたは値段を決める経験をしたことがありますか?

どんなサービスでいくらにするか

悩みに悩みました。

コンセプトは?

悩む時は初心や理念に立ち返るようにしています。そこには困難にぶつかる前の、心から溢れる純粋な願いがあるからです。

私は何のために会社を辞めたんだろう?

大人になってからレール変更の難しい社会です。子どもたちにたくさんの選択肢を持ってもらいたい。そのためには、色々な人に出会い未知の経験をして、視野を拡げていきたい。

これが純粋な願いでした。

さて、どうしよう。これは教育でありビジネスの側面もあります。ビジネスということはライバルがいるということ。選ばれなければいつかは消えて無くなってしまうということ。

どうしたら選ばれるのか。チームで夜遅くまで議論に議論を重ねました。

値段を決める難しさ

ものやサービスを売る側に立ったことのある人なら感じたことのあるあの気持ち。

みんなのためにできるだけ安くしたいけど、やりすぎると持続しない。

みんなこれと向き合ってる

感情に委ねると、どんどん安くしたくなります。特に私はそういうところがあって、クリエイティブ体験の出前授業もすぐボランティアでやってしまいます。笑

出前授業に関しては、問題だとは思っていません。なぜなら全部自分で責任を取り切れるからです。

オンラインの習い事、みちらぼはそうはいきません。私一人の問題ではないからです。

みちらぼ(現そらぱれ)には本当に優秀なスタッフが揃っています。

自組織にいるから贔屓してるわけでなく、仕事に対する姿勢から本当に仕事が丁寧です。特に事務メンバーのはなくまさん、ぽよんさん、水玉さんの事務御三家には毎日助けられています。

そんなスタッフはじめ、多くの人が関わっている以上、気持ちだけで価格を決めることは許されません。エクセルを開いてあれやこれやと数字を打ち込み、あらゆる想定をして適正価格を決めました。

経営会議中、内心では(ああ〜わかるわ〜だよね〜)と思いつつ、『ダメ、これ以上値段は下げられない。』と歯を食いしばったことも多々あります。

今でも経営者の先輩から『サービス内容に対して安すぎるよ』とお叱りをいただくこともあります。

そういう意見もあるし、実際そうだと思います。でも、家庭の負担が増えることは事実だから、今のレベルで何とかしたい。まずはチャレンジしたいと思っています。

今のそらぱれ(みちらぼ)の課題は、『あまりに知られていない』ことです。生徒を受け入れる余裕はまだかなりあるので、しっかり魅力を伝えていきたいと思います。

子どもたちに会えさえすれば、想像もしていない才能が開花する可能性を私たちは知っているのだから。

コンセプトを固める

私たちにしかできないことって何だろう?
私たちしか持っていないものって何だろう?
大企業がお金をかけてもできないことって何だろう?

私たちは、
コミュニティの素晴らしさを知っている。

私たちには、
優秀なクリエイター講師がたくさんいる。

私たちは、
子どもたちの可能性(選択肢)を最大化するためにここにいる。

悩みぬき、そして、みちらぼが生まれます。

みちらぼ誕生

【未知なる未知を冒険しよう、みちらぼと。】

子どもたちにたくさん新しい体験を届けるためにプログラミングからAI、CG、CADまでたくさんの学びのある宝箱ができました。

家庭を常にサポートできるようコミュニティを併設していつでも相談に乗れるようにしました。

一つのテーマに絞らず、色々な習い事を混ぜた理由は、

好きなものがわかっている子ばかりじゃない

と思うからです。

IT系のスクールといえば、もともと興味のある子が集まってきて、プログラミングだけをやることがほとんどです。

我が子も然り、子どもがテクノロジーに興味を持ってくれることは稀で、毎日何かに突き進んで『これがどうしてもやりたい‼︎』という子はほんの一握りです。

それでも彼らには心熱くなれるものが、どこかに必ずあると私たちは信じています。

だから、いろんな学びが受講し放題、
習い事のビュッフェ形式を採用しました。

初月のカレンダー

ここに書いてある講座全て受講し放題です。

正直ちょっとやりすぎました。笑
子どもたちのためにという気持ちが強すぎてほぼ毎日学べる場所になっていました。

最初の試練が訪れる

みちらぼがスタートし、授業が始まります。そして最初の試練が私たちを待ち受けています。

おかげさまで一期生の生徒もたくさん集まり、授業運営も全く問題がありませんでした。

でも、やってみて分かる想定外のことが起こります。

そろそろ長くなってきたので続きは次回。
(これ書き切れるのかな、大丈夫かな…笑)

まだまだ続きそうです!

次回も読んでくださるという方はいいね♡お願いします!

ではまた〜!

追記:次回は更新しました。
こちらから↓

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