会社を辞めて1年が経ちました。
どうも、うめちゃんです。
2023年6月18日は私の退職日でした。あれからもう一年。信じられないほど濃い時間が過ぎています。
良い節目なので、この一年の振り返りをしたいと思います。
創ることは元気の源
私の夢は、日本人全員に『何かを自分でつくるのは楽しいよね』と感じてもらうことです。「日本人全員クリエイターにするのが夢!」と言っても良いかもしれません。
だって、元気になるからね。
そう思ったのは、4年前、3DCGが私の人生を変えてくれたからです。自分の人生にはなかったクリエイティブな領域にとてもとても魅了されました。
SNSで見かける「何かをつくっている人」はみんな輝いていました。
とーーーっても苦労しているけど、一生懸命に手を動かし、スキルを磨き、生みの苦しみを味わいながらも活動する姿に何度も励まされました。
そう思って、「創る体験を届けられる人」になろうと決めました。そうして1年前に会社を辞め、クリエイター向けパソコン20台を購入して、全国で3DCGやゲーム制作のワークショップをして回りました。
あの日、会社を辞める恐怖を前にして、会社のパソコンの前で独りひっそりと泣いていました。
とてもとても、胃が痛かった。
そりゃ怖いよ、ずっと何かに守られて生きて来たんだから。
独立までの数年間、
1年のうち363日、平日は朝から晩までフルタイムで働き、息子を寝かせた後むくりと起きて夜中1時までCGを学び、動画を撮り、編集し、資料を作り続けました。
まさに死闘の日々。流石に2日は体調を崩しました。
思い出すとあれは地獄だった。どこを切り取っても息の詰まるの日々でした。
胸の真ん中あたりが痺れ、ざわざわする。明らかに身体に良くないことをしている実感、恐怖。
毎日、恐れ折れる心をぶん殴って頑張らせるもう一人の自分もいました。
当時は今以上に狂っていたので手を止めませんでした。
そして掴み取った幸運。たまたま、私は3DCGを教えるという仕事で花開きました。
人生は簡単に変わらないから
あの辛い日々があったから、今の情熱的な私があります。でも、子どもたちにも同じ経験をさせたいかと言うと、そうは思えません。流石にハードすぎます。
大人になってから人生を変えるのはしんどい。
特に独りでは心細くて命を削る思いです。
『あなたも変われます!いつからだって!』なんて軽々しく私は言えません。
変われるのは事実だけど…。でもそこには相当な苦労とストレスがかかります。あなたもきっと知っているはず。人生の路線変更がどんなに大変か。
『知らなかった』は悔しすぎる
私は自分の歩むレールを何となく選んできてしまった人です。それが恥ずかしかったり悔しかったり、時には情けなくなりました。
もっといろんな事を学んでおくべきだった。
目耳手足を使い、若いうちに、この世界の広さを体感するべきだった。
とにかく視野が狭かったんです。お恥ずかしい。
義務教育、受験、大学、会社。たまたま置かれた環境の中に閉じこもって、それが世の中の全てだと勘違いしていました。
その過ぎ去った時間(いのち)は返ってはきません。
だからこそ、
次の世代にはもう少しこの多様な社会のこと、大人になってから気づく『それ先教えておいてよ』ということを伝えていきたい。
私が今、『教育』というフィールドで闘っている理由です。
お金じゃないと気付けた瞬間
地獄と呼んだあの頃、とても生活は苦しくて、毎年ボーナス頼みの生活をする日々。子どもの教育費などを見積もったあの日、
と思いました。
最初の頃はシンプルに生きていくお金のために頑張っていたように思います。
少しずつ結果が出てきて副収入が生まれ、生活に余裕を取り戻すことが出来ました。喜びました。これでボーナス頼みの生活でなくなると。
その時に自分の心の変化に気付きました。
お金が増えたとしても、消費的に物を買ったり、むやみに生活を良くすることに全く興味が持てませんでした。
余剰にあるお金になんら魅力というか、思っていたような欲が湧がなかったんです。
なんだろう、このワクワクしない感じ。何のためにがんばってるの…これ…。
直感を信じてみた。
そして、高価なクリエイターパソコンを20台買うに至ります。(唐突)
今でも、私が副業でお金を稼げたのはただのラッキーだと思っています。私は大した人間ではないし、人に『先生』と言えるような深みのある人間でもありません。
目の前にあるお金をどう使うかを、神様に試されているような気がしました。
当時は、個人で稼いで生きていくというより、もっと社会の一員になりたい、社会全体の役に立ちたいと思って学校にコンタクトをとり3DCGワークショップの開催を計画しました。
結論、パソコンがないと何も始まりませんでした。企画は全部ハードウェア面でナシになりました。
その時、
確証もなく、パソコンを買って学校に出前授業をしたら全てうまくいく気がすると思いました。
信じたのは直感だけ。
それが後に功を奏します。人間、たまにはバカになるのも良いもんです。
2023年夏、全国出前授業が始まる。
京都の私立小学校、岡山のフリースクール、神奈川県立高校、東京都の私立高校、札幌の商業施設、神奈川県の町の図書館、東京都のフリースクール、東京の大学…
これまでにたくさんの場所でパソコンを開き、3DCGやゲーム制作のワークショップを開催して来ました。
その日初めてマウスを握った女の子が、ROBLOXのゲームをつくって帰って行く姿を見て、興奮と感動、そして底知れぬ可能性を感じました。
何よりこの活動が子どもたちに楽しい体験を届けるイベントであるのはもちろんですが、
関わる大人がみんな笑顔になる
ということが、間違いのない事実でした。
学びラボが掲げる『創造の力でみんなを元気にする』のとおり、
子どもたちに体験を届けるという体験こそがみんなを元気にしてくれるんです。
クリエイターと地域に出向き、彼らの持っているものを子どもたちに伝えることで、私たちは子どもたちからたくさんのエネルギーをもらうことができます。
私は、そうやってワクワクが循環していく社会を今もずっと目指しています。
みちらぼ誕生
やっとここまで来ました。小中学生のためのオンラインスクールとしてみちらぼが誕生したのは2023年の12月です。
なんだか随分前の気がしますが、まだ半年ちょっとしか経っていないことに少し驚きます。
少し長くなってしまったので、このオンラインスクール編はまた次回に書きたいと思います。
この半年間、他にも色々なことがありましたが、記臆のほとんどは、みちらぼ(のちの、そらぱれ)に支配されています。笑
色々ありすぎて思い出せるか不安ですが、また次回に。
ここまでお読みいただきありがとうございます。現時点で次回は一字も書けておりません。
次回も読んでくださるという方はいいね♡で応援宜しくお願いします!
追記:続編公開しました‼︎↓
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