『PSYCHO-PASS サイコパス３ FIRST INSPECTOR』
◆あらすじ◆
2120年、東京。公安局刑事課一係を率いて事件を解決してきた監視官の慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、幾多の事件を捜査していくなかで真実と正義をめぐり決裂してしまう。そして。それらの事件の裏で暗躍する梓澤廣一は、ついに刑事課そのものを標的に公安局ビルを襲撃。公安局刑事課一係は窮地に立たされる。
面白かった！
TVシリーズ３期の最後で「結末は劇場版で！」ってなった時は「う～焦らすなよ」って思ったけど、こうして劇場版としてしっかり時間をとって一気に盛り上げてくれるのは悪くないって思った。TV版もしっかり見返して頭に叩き込んで細かい所まで予習して行けたし個人的には大満足！
冒頭で六合塚の事故シーンから始まって一気にその背景がブワッとフラッシュバックしたもんね。
そういうシーン展開がやっぱ凄いって思った。
弥生ちゃんの生死を受けてその上で！何と言っても志恩姐さんの大大大活躍がこんな風に観られるなんて感動の嵐だよ～！！！
もう姐さんの天才ぶりと潜在犯としてでは無く一人の女性としてのマインドが垣間見られて今作はここだけでもイイって位には焦点当たってる。
VS
で、雛河が先生(姐さん)を引き継いで才能発揮するのも良くて・・・そう！ホントに全キャラが引き立ってる。これ劇場版で132分だから出来ると思うの、それも集中して一気に観られる環境大事だったと思う。正解だよ、劇場版！！
そして現一課の連帯感が深まる過程もいい。連帯感だけじゃなく深まるものも伏線としては楽しめる。うん、３期の一課も凄くイイ感じになったよね。廿六木＆入江コンビも益々発展中(笑)
でも今作で一番思ったのはシビュラに対する想いは人それぞれだけどそんな風に気持ちを向かわせる考え方もあるんだなって。
梓澤廣一があそこまで計画に拘り抜いて繰り広げた【エンタメ】の到達点を思うと彼の自己過信やナルシストぶりがかなり深いんだなって思うけど【真の免罪体質者】だけがそのリストにピックアップされるシビュラのシステムだけに【選ばれし者】では無い梓澤の失望感が結構つらかったな。
それを真の免罪体質者でありその特異性を最も活かす地位に居る慎導灼に引導を渡されるんだから自爆するわな。
まぁ、全体的に観て行くと予想通りって展開もあったけどそれはそれでイイって思うわけ。
だってまだ３期始まって直ぐのネタフリに決着がついてないしそれを描くには時間が無いし１期２期のメインキャラを伏線で描いて来た３期では遣り切れないだろうなって言う予測は立ててたからこの劇場版の展開が進むにつれ４期あるなって確信した。
一課と外務省行動課の対立にも変化が出そうだし、彼等の絡みにちょっと交流的な部分もチラ見せしてきてるし、新監視官・灼と炯が元監視官であり執行官を経て世界的に視野を向けてる行動課の先輩方と気持ちを通わせられないわけがないからね。
そんな風に思ってるワタシの想いを知ってか知らずか(知るわけなかろうがっ！)後半は個人的に笑えるシーンや和む場面も差し込まれてて良かった。
炯(けい)が狡噛と遣り合おうってシーンで触りだけ映してパツッて画面切ってボコボコの炯が映った時「もう狡ちゃん強過ぎるんだからぁ～～❤︎❤︎❤︎」ってニヤケちゃったし。その後、灼(あらた)と顔を合わせた時お互いボコボコで仲良しなのも良かったww
それと、お互いに父を亡くしたギノと炯(あらた)のまさかの同墓地カプもイカシテル！(笑)そんなこんなで新監視官と一課先輩達、お互いの成長を見せる完結編としてもGOOD！。
常守朱の拘束理由が４期最大の焦点になるはずなんだけどここで常守が法斑静火(ほむらしずか)と組んで何をどうするのかめちゃ楽しみになったんですけどぉ。
この２人に関しては元より知り合いだったと仮定出来るけど法斑の背景と常守との繋がりが４期の見所でもあるよね。
法斑の養父・却一郎と灼の父・慎導篤志の関係と正体(？)も気になる。シビュラシステムに関係してるっぽいからね。ラウンドロビン破壊を目的として席を置いていた事も含めるとその線は太い。
そこに行動課がどう絡んで来るのか？
常守が自由になって霜月の感情爆発お嬢(元々は全寮制の名門女子高・桜霜学園出身ですからね)ぶりが少しは鎮静化するのか？ww
これで4期に向けてのお膳立ては万全になったな。
もしかしたら4期がラストになるかもしれないけどそれはそれでこの流れから相当期待出来ると思う。
1期大ファンとしては狡噛とギノの絡みがモチッと見たかったけどなぁ…心で通じてるからイイか、ヘヘッ。
あと、霜月考案の試作品出て来たのにはビックリ！使える様で使えない的な？でも活躍したね。スンゴイ迫力・・・在って良かった。
それにしても
【お迎え】は
泣けたなぁ。
2020/04/02
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