映画感想『ドリーム・ホース』
原題「DREAM HORSE」
ウェールズの田舎の感じが堪んなかったなぁww
そんでもって動物達の描写がまぁイイのなんのってね!!
そしてやっぱり馬が走る姿は美しい!
超盛り上がりのレースシーンは有馬記念でボルドグフーシュが上がって来た時ばりの興奮!(笑)
椅子から動かない夫、高齢の親、介護と自分の事以外にばかり費やされ、味気無く過ぎてゆく日々…主人公に共感出来る要素は多々ある中この作品は"生きる"と言う事は何か小さくても"熱を実感"する事なんだと伝えてる。
馬主になるなんて事はまさかまさかの話だがやり様によっては成し得ない事じゃ無い。
手探りでも自分を信じて進める道を見つけられたらそれは楽しさしか無い。
馬と言う共通語の無い相手だからこそ沢山の想いを巡らせて接する姿にこの作品のもう一つの意味を感じた。
そう言えば、競馬場にオーナーとして出向く時、正装するんだけど出資した村人達の中にキルトを穿いてたりする人居て興味深かった。
トニ・コレットはオーストラリア出身だけど他の俳優さん達はやっぱりウェールズ出の人多かったな。
さすがにウェールズ訛りまではわからんがイギリス英語は居心地イイわぁ。
田舎の村人が馬主になんてなれるわけない的な、まぁいわゆる貧富差別的内容も含むから割と要素は盛り沢山で村の中でも主人公家族がやや異質に思われてる所から始まったり馬主に対しての賛否があったりと人々の諍いから理解、歩み寄り…そして同調、共感に繋がる物語でもある。
互いを認め合い、共に歩んで行くと言う意味でもそれを押し付ける事なく描かれてるのが良い。
そんなこんなでイイ映画でした。
エンドロールで御本人と一緒コーナーがあるんだけど夫ブライアン役のオーウェン・ティールが御本人にソックリでビックリした。
2023/01/09
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