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『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』

原題「Long Shot」

◆あらすじ◆
ニューヨークで記者として働いていたフレッド・フラスキーは、正義感と頑固な性格がアダとなり職を失ってしまう。ある日彼は友人に誘われたパーティの会場で、かつて秘かな想いを寄せていた初恋の人、シャーロット・フィールドと思わぬ再会を果たす。


監督は『ウォーム・ボディーズ』『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョナサン・レヴィン。『ウォーム・ボディーズ』はゾンビ映画なのに物凄く温かみのある内容でスッゴク好きな作品の一つ。その監督の作品でこの主演カップルと来ちゃあ観ないわけにはいかないわな。

面白かったぁ!

きっと笑いのツボがレヴィン監督と一緒なんだなぁ(笑)

ネタ振りと回収方法も下ネタの下品度も個人的には極上だったわ。
いちいち小ネタチョイチョイ挟んで来てセスのちょっとした言動が笑わせてくれるんだよなぁ。

原題の「LONG SHOT」は大穴みたいな意味があるんだけど、うん、まさしくそれ!

なんか好みのキーワードが次から次へと出て来て最終的に『顔射男』からの『ファースト・ミスター』の件サイコーだった。

主人公が国務長官とジャーナリストで政治絡みの内容だから現実のアメリカの黒歴史も踏まえて繰り出されるネタがまぁセワシナイ事ww。

2人がハノイに訪れた時にセス演じるフレッドが「この前は御免ね」的な発言しててベトナム戦争に首ツッコンデ長引かせちまったお詫びしてたりね。これツボったわ。
あと、次期大統領のシャーロットがゲームも映画もあらすじ読んで内容判った振りしてるからちゃんと中身を観ないとダメだって助言してそれを後々彼女が観てるシーンしっかりと挿し込んで来たりさ。

時事ネタ抑えた笑いだから結構マジ内容なんだよね。そこがイイ!

初の女性大統領誕生か?と言う設定に対しての女性蔑視要素とか民主党と共和党の対立背景への苦言とかブルックリンに住んでるからユダヤだとか・・・もう書き出したらキリが無いけど、そういうのいちいち拾って観るとめちゃ楽しい!!٩( ᐛ )و


あと音楽ね♫
これボーイズⅡメンから始まって懐かしいサウンド満載!
ノリノリで身体動いちゃってたわ!

そしてこれはセスとシャーリーズだから成り立ってる。
超美形×ダサメンなんだけどダサいはずのフレッドが自分の信念を貫き通して何処かイケてたり、いつも気を張ってるシャーロットの心の拠り所になったり…
でもその自分らしさ、信念だと思ってたものが実は自分本意なだけだと気付かされたり。

持ちつ持たれつの社会を描いてる。

そう言う、人として大切な事がきちんと表現されてるから観賞後の後味が凄くいい!

めちゃスッキリする。


しかし、アンディ・サーキスとアレキサンダー・スカルスガルドのキャラキモかったヨォww。

カナダ🇨🇦首相役のアレキサンダー・スカルスガルドは『ハミングバード・プロジェクト』に続きイケテナイ役だった。もう、ターザンのカッコ良さ封印されてるぅ٩(๑꒦ິȏ꒦ິ๑)۶

アンディはわからなかった。
イヤらしい老人役…完璧だよ!

思わず声出そうな衝撃(⁈)シーンも登場して見応え充分だわ。

とにかく、こんなに笑えるとは思わなかったから年末年始の疲れぶっ飛んだわ(笑)

2020/01/09

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