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『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

原題「Battle of the Sexes」

◆あらすじ◆
73年、女子テニスの世界チャンピオンであるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。ギャンブル癖のせいで妻から別れを告げられたボビーは、この試合に人生の一発逆転をかけていた。一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが、ある理由から試合に臨むことを決意する。


このタイトルを直訳すれば「性差を超えた戦い」だが映画の内容としては実に丁寧にビリー・ジーン・キングの【性】の内面やそれを完全に許さなかった時代背景が描かれていて思った以上に見応えがあった。

彼女の活躍は当時の日本でも伝えられていた事も含め女性地位向上に尽力したキング夫人の生き方や70年代の匂いが溢れる色彩やファッション等に感じられて懐かしさと共に引き込まれるには十分な演出だった。


アラン・カミングがビリー・ジーンにとって重要な役割りを担っていた事がこの作品の違う価値になった。

『時代は変わりつつある、自分達がありのままに居られる時代がきっと来る』

スティーヴ・カレルは実に見事に敵役を演じてたな。


しかし男性至上主義ってなんなんだ?
女が居なきゃ存在出来ない劣等感か?
ちゃんちゃら可笑しいやね。


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