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⑪2023春、中学の部活動指導員を終えて


中学校コンピュータ部の部活動指導での苦い体験

そもそも部活動指導協力を引き受けたときに期待した効果は、

  1. 子どもに関わる仕事の実践の場が得られる

  2. 子どもに関わる仕事の実績がつくれる

  3. 子どもの思考や嗜好がわかる

  4. 学校、子どもとの関係性ができる

  5. 中学校の実情がリアルでわかる

  6. 豊中市立小・中学校におけるICTを活用した「学び」が何なのかがわかる

だが、1年間、部活動の指導に関わってきて、わかったことがある。
確かに、子どもと直接関わる実践の場は得られた。そして中学生が複雑な年頃であることを思い出させてくれた。そらそうやな、自分が中学のことを思い出したらようわかる。

そして、「中学校で教えた」という実績ができた。
これで、これから自分が始める活動の有力な宣伝文句になりそう。
そして、学校関係者との繋がりができた。
細いつながりやけど、まったくなかったものが細いながらも繋がったことはプラスポイント。

子どもたち(中学生)の思考や好みがわかったこというと、正直良くわからんかった。
コンピュータ部の生徒が全員、コンピュータを使うことに関心があるかというとそうではないし、コンピュータを使ったプログラミング、動画作成、音楽作成なんかが好きであるとは限らない。
むしろ運動部以外の消極的選択肢としてのコンピュータ部を選んだ子が大半のよう。
そして、コンピュータ部と言っても、想定される活動ジャンルが広範囲過ぎて、一緒にやることができるテーマ設定が非常に難しい。
プログラミングが好きな子と、音楽の好きな子、絵を描く子の興味はあまり一致しない。

学校の実情、とりわけICTを活用した「学び」がわかったか?
よくわかった。
デジタル端末(制約だらけの)を全員に配布してる。最低限の下地はできてる。
ただ、それを教えることのできる学校システムが全くできていない!
教師が問題点やら改善点を思ったとしても、それを教育委員会に伝えることができない。そもそも現状のシステムがどう構築されていて、何ができて何ができないを知る機会を持っていない。
仮に、様々なハードルを超えて、改善案を教育委員会に伝えることができたとしても、それが実現するのは早くて1年先の話。
情報教育は鮮度が一番。
色々な課題があるからこそ、他の自治体およびその教育委員会との横展開を密接に行うことで、教師、生徒そして保護者のニーズをスピーディに対応、展開する必要があるはずなのに。
現状の教育委員会は、「情報教育」に関して言うならば、十分な役割を果たしているとは思えない。

豊中市の教育方針

ぶつくさ言いながらも。。

とかなんとかひとりで愚痴を言いながらも、子どものモチベーションを高める方法を探す必要がある。

2023年春、
そしてひねり出した。最後の一手

同じテーマで、いろんな子どもが活動できるように、「スクラッチでオリジナルゲームを開発しよう」という課題を始めてみた。

ゲームのシナリを考える子、
ゲームの音楽・効果音を作る子、
オリジナルキャラクターを描く子、
プログラムを作成する子、
そしてそれらをまとめる監督役の子。
これですべての子どもが参加できるテーマができた。あとは実行するのみ。

だが、始めてみたものの、いつまでたっても、全然進展しない。
全然盛り上がらない。

部活は授業とは違って、義務的に取り組むものではなくて、子どもが自由に取り組むべきものだし、こらー!あれせー!これせー!とか言って、尻を叩いてやらせるものではないので、なんとかモチベーションを上げようとしたけど、最後までDown..Down..Down.
そして自分自身のモチベーションも急降下。

一年経って、コンピュータ部の部活動指導員を終わらせていただきました。

それじゃ、どうする?

それじゃ、
子どもを教えるMethodを習得する必要がある!
子どもに関心をもたせ続けることのできる Tool が必要だ!
それに、
ある程度、興味を持って話を聞いてくれる子どもが集まって欲しい!
と思った。
学校のICTなんかにぶつくさ言ってずに、自分がしたいことを、自分の手段でしたい!
と思った。

それから、どうする?

それじゃ、次の修行に出よう!
俺自身の能力向上のために、プログラミング教室で子どもを教える仕事をしてみよ!

プログラミング教室のパートの講師するぞ

つづく

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