見出し画像

太平洋戦争のその後。

YouTubeで遠国に派兵されたアメリカ兵がサプライズ帰国して、恋人や奥さんを感涙させる動画をよく見かけます。
日本と米国は80年前に太平洋を舞台に激突しました。米国が勝利して、未だに日本は間接統治の形で影響下にあります。

日本では陸海軍の軍人が消え、自衛隊が暴走して他国と戦争を始める事はありません。治安は良く、電車内でも人々は安心して眠ります。

米国は世界最大の兵力を誇り、ベトナム戦争で敗北した後も湾岸戦争・イラク戦争に参戦し、ウクライナの戦争にも武器供与で関与しています。

公式には否定されますが、武器の使い方を指導する兵隊がウクライナに滞在しているとも言われています。
ロシア軍の捕虜となったフランス兵と同じく、戦闘に参加している兵士もいるでしょう。

治安はここ数年で更に悪化し、州によっては「15万円までの窃盗は軽犯罪」としています。もっとも、これで犯罪やりたい放題では無く、3回逮捕されると終身刑となります。米国では電力だけでなく刑務所も企業が経営出来る制度なので、治安にもビジネスの要素が入り込みます。

自転車で出勤して道路に停めておくと、速攻で鍵を壊されて盗まれます。
住民は家に銃を保管しているので、学校で乱射事件が発生する事もあります。地下鉄に乗る時には危険を覚悟の上で、駅のホームには警察に通報する為の非常ベルが設置されています。

麻薬も社会に浸透していて、救急車を呼んで入院すれば破産するリスクがあるので、ドラッグストアで薬を買って自力で治します。車のメンテナンスも適当なので、ガレージで自分でメンテナンスが欠かせません。

戦国時代に世界で最も銃を保有し、戦前は日本刀を持つ家も普通だった日本は、1958年に銃刀法が施行されると、みんな素直に武器を手放しました。
麻薬の売買を目撃する事はまず無く、
車が故障すればJAFが駆け付けてくれるし、メーカーに不具合を連絡すればすぐに解決してくれます。

アカデミー賞でコメディアンに奥さんをバカにされた時にウィル・スミスがビンタしました。米国民は「アカデミー賞を台無しにしたスミスは酷い」「奥さんが自分で対処すべき」「アクシデントを上手く処理したコメディアンは素晴らしい」と言う意見が多数派でした。

一方、日本では「ウィル・スミスの行動は当然だ」「言葉の暴力をふるったコメディアンが悪い」とスミスを擁護する声が圧倒的でした。

アカデミー賞と言う大舞台で、人の容姿を小馬鹿にした笑いを「有り」と考えたコメディアンが、他人への配慮に欠ける低レベルだったと僕は思います。

太平洋戦争では米国が勝ち、日本が負けました。しかし80年が経った今、どちらの国で暮らす方が安心・安全かは明確です。人々が最も望むのは、命の危険を感じる事無く平和に暮らす事。

残念ながら、米国が日本の様な治安の良さを手にする事は、永久にありません。それは、米国民が銃・麻薬・差別を手放す事が不可能だからです。

日本を旅行した外国の人達は、日本の綺麗さを絶賛します。けれど自国に戻って街を掃除をする訳ではありません。だからいつまで経っても街はゴミだらけです。
街が綺麗になれば気持ち良い。ルールを守って時間通りに動けば快適。みんなが他人を思いやるようになれば、銃なんて不要だと気付く。

とても簡単な話なんですけどね~。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?