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財務省の罪

「プライマリーバランスの黒字化」なんて言葉が最近よく出てきます。これは税収の範囲内に歳出を抑える事です。赤字分を国債で賄い続けているので、財務省が「国の借金が~」と言う訳です。

GHQが新憲法を作った時に、「日本は国債を発行しない」と言う財政法4条のルールを作りました。作成者は大蔵省ですが、GHQの指示です。これは「国債を発行出来なければ戦争が出来ない=日本の戦争放棄」が狙いでした。

しかし、「公共事業が目的ならOK」と例外が記されてあって、70年代から建設国債が発行される様になりました。

GHQが新憲法を作った時のドタバタ劇は酷いもので、最初は通訳の女子学生に「お前が作れ」と丸投げし、白州次郎が「こんなチャチなものを憲法として発表したら、米国が馬鹿にされますけど?」と呆れて猛抗議。

そこでケーディス大佐と25名で書き直したのが今の新憲法で、25名中法律を知っていた人間はわずか2名で残りは素人、作成期間はわずか8日と無茶苦茶。作成者が「こんな酷い憲法、第9条なんて独立したら速攻で変えるだろう」と思っていたそうで。変えなかったんだな、これが。

さて、財務省は「基本的に景気が良ければプライマリーバランスは黒字化する」と解説されていますけどね。だったら、日本経済が絶頂期だったバブル景気(1986~90年)の頃はどうなんだと言うと……ずっと赤字じゃん。そもそも日本のプライマリーバランスが黒字化したのは1990~93年しか無いのですが?

そんなに黒字化が大切なら、1980年代に達成しとけば良かったでしょ?と思う訳ですよ。将来団塊世代の高齢者が増えて社会保証費が負担になるのは解っていた話ですから。当時はプライマリーバランスなんて言葉、聞いた事無かったですよ。

んで、「景気が良ければ黒字化する」と言うけども、消費税を導入して景気回復する度に消費税UPさせて、景気を悪くしたのは財務省ですけど?

財務省には一体何を考えているのか、ちゃんと説明して欲しい所です。


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