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整う!姿勢と呼吸について

最近「サウナで整う」とか「ヨガで整う」とかが流行りの言葉ですね。整うというのはホントに大切だと思うのです。街を歩いていて、「あの人の身体は歪んでいるな」と気づくことが結構あります。別に、それに注意を払って見ているわけではありませんが、目に入ってきた風景でそのように気づくのです。

腰が痛い人がホントに多い

私もそうなりがちですが、原因が分かっているので悪化しないように時々気をつけています。それは座り方で「腰を立てて坐骨で座る」ようにします。ソファでくつろいでテレビを観たりしていると、とても負担が大きいのですが、ソファを作る家具デザイナーの方たちは、その配慮をあまりしてくれてないように思えます。海外の有名デザイナーのデザインは流麗で美しいですが、整うという視点で見ると落第点の作品が多いです。

リクライニングという形自体が骨盤の後ろ側の仙骨と肩甲骨の後ろ側の2点で支える形になるので、身体は自然と猫背になり体重を仙骨で支えるような形になってしまうのでとても負担が大きいです。

正しい座り方をすれば腰は全く痛くならない

「腰を立てて坐骨で座る」というのがベストであると気づいたのは20年以上前で、乗馬を趣味でやっていた頃です。「腰を立てて坐骨で座り、胸を開いて猫背にならない」これが乗馬のすべてと言っても過言ではないような基本です。猫背でしかも仙骨で座るような騎乗をしてみると分かりますが、早足での反動がきつくてとても乗っていられませんし、手綱操作もできません。

昔のサラリーマン時代、欧米に海外出張に14時間かけて行くときはファーストクラスやビジネスクラスを使えました。フルフラットは良いですが、中途半端なリクライニングは腰への負担が大きかったです。今は、旅費の節約も兼ねて、好んでエコノミークラスを使っています。そして、14時間であろうと、その間は一切背もたれを倒さずに立てたままです。「腰を立てて坐骨で座っているので、何時間でも座っていられますし、睡眠もその姿勢でとっています」周りではそんな人は見かけませんが、皆映画を観たり、本を読んだり、スマホを見たりしているので、正座のような格好で国際線に乗っても周囲の目は気になりません。皆さんも試してみてはいかがですか?

丹田のすごさ

臍下丹田(せいかたんでん)という言葉を聞いたことがある人も少なくないと思います。へそと両足の付け根を結ぶ三角形に内接する円のあたりで、おへその下10cmくらい、腸の辺りです。ヨガでは第二チャクラと呼ばれています。

私は何をするにも丹田を意識するようにしています。

  • ウォーキングをするときも、丹田から前に出て行くように歩く

  • 学生時代はスキーの選手でしたが、2mの板の重心に乗って、やはり丹田を意識して板を操作してました

  • 乗馬のときも、坐骨で座る正しい姿勢をとって、丹田でバランスをとり、行きたい方向も丹田から馬に伝える

  • ゴルフのときも、両足をしっかり踏み、股関節を動かす柔軟性を意識しながらも、丹田から足や手に力が発散されるように意識してふる

  • 武道は素人ですが、剣術や合気道はやはり丹田が要(かなめ)のようです

  • 椅子やエコノミークラスでの姿勢も、やはり丹田で座るという意識が良いです

丹田を意識して損なことはひとつもありません。

その後に、呼吸が整ってくる

正しい姿勢での立ち方や座り方をして、丹田を意識すると、呼吸が整ってきます。猫背の仙骨座りなどをしていたら、いくら深呼吸をしてもダメです。

呼吸が整うと、脳や身体の血管に新鮮な酸素が効率よく取り込まれ、悟りを開いたり、アイデアが浮かんだり、身体の痛みが和らいだり、神経の興奮状態がおさまったりします。

私は武道家でも整体師でもヨガインストラクターでもありません。あくまでも個人の経験で体感したことをお伝えしています。しかし、それでも言いたいです。

座り方を改め歩き方を改めて、丹田から動き出すことを意識すれば、呼吸が整い、そして心身ともに整ってきます

私はお茶屋さんなので付け加えますが、良い冷煎茶を飲めば自律神経を最高の状態に整えるので、より効果的です。良い冷煎茶とは最高の産地の一番茶だけを使っている当社ZENJIROの煎茶シリーズをおススメします。

追記 (8/6):簡単に確認できる仙骨を立てた正しい姿勢

直立して両足を90度に開いて踵をくっつけます。これだけです。やってみてください。バレリーナをイメージしても良いですし、黒装束で夜の大阪城の天守閣の屋根にスクッと立っている忍者をイメージしても良いです。これだけで仙骨が立ち、背骨は本来の緩いカーブで揃う綺麗な姿勢になります。呼吸を楽にして臍下丹田に意識を集中することをお忘れなく。

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