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殷王朝の恐ろしい漢字の成り立ちの歴史

投げ銭をなにとぞ!m(_ _)m。

3914文字

このnoteは、恐ろしい由来がある本当は怖い漢字の続きです。

亀卜占いは、”皇室秘伝”の占いですよね。( ̄▽ ̄;)

(>ω<)ノシ


ーーー本題ーーー

⬇︎このblogの欲しい情報部分の文のコピペです。全文は先方を確認のこと。なお、文章を読みやすくいじってはある。

【漢字の起源】恐ろしい漢字の成り立ちの歴史

上のBlogで犠牲と書かれている文は、もちろん生贄こと。
文字として普段の使い方は違うが、同じ意味みたいだね。( ̄▽ ̄;)

みなさんが文字を書く時に使っている漢字は、いつから使われるようになったのでしょうか?漢字の歴史を調べてみました。漢字とは、古代中国で生まれた文字のことです。人類史上、最も文字数が多い文字の集まりであり、その数は10万文字以上で他の文字に比べて圧倒的に多いです。漢字は、紀元前2500年頃の黄帝の時代に「砂浜を歩いた鳥の足跡を参考に作られた文字」が初めての漢字と言われています。また、現存する最も古い漢字は、紀元前17世紀から紀元前1046年の殷の時代に占いの結果を書くために使われた「甲骨文字」と呼ばれるものです。

殷(紀元前17世紀-紀元前1046年)

当初、漢字は王のみが使用し、亀の甲羅や牛の骨に書いた漢字に焼けた青銅の棒を当ててできた「(ボク)」というひびの形から吉凶を判断していました。「卜」というひびについての吉凶を王がにした事から「という漢字が出来たと言われています。

また、殷の神は人の頭を好んで食べると考えられていたため、異民族である「羌きょう)」が犠牲(生け贄)として捧げられていました、見つかった人骨だけで1万数千体にもなります。

殷墟 人骨

殷墟から大量の甲骨文字を刻んだ亀甲や獣骨、おびただしい数の青銅器などが出土したが、それらとともに人々を驚かせたのが大量の人骨の出土だった。しかもこの殷墟で発見された大量の人骨は、首が切られたものなど、傷つけられたものが多かった。中国では当初、これらの人骨は奴隷のものであるとの説が有力になり、殷代が奴隷制社会である証拠であるとされた。しかし、甲骨文字の研究が進んだ現在では、これらの人骨は下記のように祭礼の生贄とされた人骨であるという見方が強くなっている。 

【実はとても重要】
◉中国では当初、これらの人骨は奴隷のものであると思われた 。
                ⬇︎
◉甲骨文字の研究が進んだ現在は、祭礼の生贄とされた人骨であるという見方が強くなった。
 

羌(きょう)とは、現在の中国の少数民族チャン族のこと。

◉>異民族である「羌きょう)」生け贄として捧げられていた、

(きょう)は、古代より中国西北部に住んでいる民族。西羌とも呼ばれる。現在も中国の少数民族(チャン族)として存在する。
「羌」は殷にとって中原における最大の軍事目標であり、また、殷による膨大な数の人間の犠牲(生贄)も「羌」と呼ばれている。そこで、「羌」は固有名詞で殷に敵対する特定の集団であるという説と、「羌」は一般名詞に近く殷に敵対するある種の諸集団をまとめて「羌」と呼んでいたという説の2つがある。羌はその字形に「羊」の字を含むことから、(以下略)

だから、漢字には「列」道」県」票」白」等の人の頭部を表す字が多く使用されているのです。殷は従わない異民族を生贄として使い、他の部族のみせしめとしていた為、他の部族からの反感を買い、紀元前1046年に周を中心とした周辺部族によって滅ぼされました。

周の時代となり、漢字は神々と人を繋ぐものから、人と人を繋ぐものへと変化しました。周は漢字を使って多くの言葉が異なる部族を束ねたのです。漢字は意味を表すため、話し言葉が違っても意思を伝えることができるという秘められた力がありました。その後、漢字は簡略化されていきました。甲骨文から⇒金文⇒篆書体⇒隷書体⇒楷書体へと変化していったのです。そして、中国で生まれた漢字は、朝鮮、ベトナム、日本、シンガポール、マレーシアに広まっていきました。これらの漢字を使用する周辺諸国を包括して漢字文化圏と呼びます。


殷王朝 神権政治と犠牲(生贄)

殷代では、祭祀の時に家畜を犠牲として神への供物とした。これは新石器時代などでも、また世界各地でも認められる。王が主催する祭祀には臣下も参加し、祭祀が終わった後には殺された家畜は臣下に振る舞われたようだ。

翻訳:諏訪大明神
「酒や肉食をせず修行に専念する者より、生贄の肉を食って真心を込める者を救う」( ̄▽ ̄;)

興味深いことに、殷代では犠牲の処理方法(殺し方)も儀式の一部となっている。例えば、「」という漢字は「組んだ薪に火をつけた」様子を表しているが、これは犠牲を焼き殺す儀式のことです。他にも「儀礼」としていくつかの「処理方法」がありました。

  • 「改」→「蛇を叩き殺す」様子ワシ:人間の生贄を叩き殺す(漢文を読める歴史のプロでも、蛇とは優れた人間を表す言葉だとは知らない)

  • 「卯」→「肉を引き裂く」様子

  • 「伐」→「武器の戈で首を切る」

  • 「発」→「弓を射る」

犠牲の処し方にいくつ種類がある理由はよくわかりません。しかし、これらの儀礼」は後代の中国史では死刑のやり方に出てくる(『史記』に登場する)

儀礼古代の礼に関する文献を儒家が伝承してきたものの一部。成人式・結婚式・葬式など士階層の人生の通過儀礼、郷飲酒礼・郷射礼など共同体の祭礼、聘礼・覲礼など官僚として他国や天子のもとに出張した際の礼儀作法など、全部で17編からなる。

⬇︎ 犠牲の処し方のマニュアル:旧約聖書

犠牲と礼儀の『ギ』は、同じルーツだと思うんだよな・・牛部を部にして誤魔化してないか?( ̄▽ ̄;)

考察はコチラ。( ̄▽ ̄;)


次に祟り神について

祖先神というのは、いったいどのような力をもつと当時の人々に考えられていたのでしょうか。[中略]
伊藤氏は、祖先崇拝の根源は死者崇拝(死霊崇拝)にあり、死霊は祟られる人の父母など近い関係である人であるほど、強い祟りの力を持つと信じられていた、と主張しています。(p72)
ただし伊藤氏は、祖先祭祀が固定化されることで、祖先神は「祟り神」ではなく、祭祀を行えば受益を与えてくれる「守護神」と考えられるようになった、と述べている。(p80)

⭕️神社とは天皇の祖先を祀る場所 ( ̄▽ ̄;)


「帝」への信仰

殷王朝では、自然神と祖先神が信仰されていた。しかし、武丁の時代には、それに加えて帝」という神が崇拝されました。甲骨文字の中には、「帝」は神々の中でも特に力を持っていて、他の神々よりも上位に位置していた、という記述があります。[中略]

武丁              甲骨文

帝は、人間が祀ることすら出来ない至高の存在とされていたようであり、甲骨文字には帝に対する直接的な祭祀儀礼が見られない(間接的に「帝雲」や「帝臣」に対して祭祀を行っていた)。[中略]

神話上で、神々の頂点に立つ存在は、現代の用語で「主神」と呼びます。多神教の古代文明では、支配者は主神を祀り、主神との血縁関係を主張したりすることで、自己の権威を高めることが多い。神話の神々の関係を現実世界に当てはめることで、支配を容易にするのである。殷王朝でも同様に、武丁は「帝」という主神を神話上で設定し、その信仰を通じて自身の宗教的な権威を高めようとしたのであろう。

出典:落合氏/p132-135

支配者で自称〜神の子孫。( ̄▽ ̄;)

殷墟(大邑商)という場所に都を置いた。また、甲骨文はこの武丁の時代から見られる。易経には、鬼方という異民族を3年かけて討ったと書かれており、軍事力を使って殷の勢力を四方に広げた。婦人の婦好も自ら軍を率いて敵国を征伐したと言われている。子に祖己祖庚祖甲がおり、卜辞ではこの順に即位したとされるが、史記などでは、祖己は即位していないとされている。

易経』は、古代中国の書物。著者は伏羲とされている。の時代から蓄積された卜辞(ぼくじ)を集大成したもの。卜辞=中国の殷代、亀甲・獣骨に刻んだうらないの文字。→甲骨文(このnoteの一番上の写真)
◉伏羲は悪とは思えないんだけど・・・(わからないけど)

婦好               殷墟の婦好墓


歴史

伝承によれば、中国における漢字の発祥は、黄帝の代に倉頡が砂浜を歩いた鳥の足跡を見て、足跡から鳥の種類が分かるように概念も同じようにして表現できることに気づいて作ったとされる。また、『易経』には聖人が漢字を作ったと書かれています。

左:黄帝  右:漢字を発明した聖人の倉頡

戦国時代には、蒼頡の伝説はすでにに一般化していた。淮南子には、「蒼頡が文字を作ったとき、天は粟を降らせ、鬼は夜に泣いた」と書かれている。また、説文解字では、「蒼頡が最初に作った文字は全て象形文字であり、これを「文」と呼ぶ。その後に形声文字が作られ、これを「字」と呼ぶ」としてます。
また、肖像画では、蒼頡は四つ目の人物として描かれており、これは蒼頡の優れた観察力を表しています。中国では、他にも帝舜や項羽も四つ目の人物として描かれています。


淮南子に日本書紀の『天地開闢』と「八紘一宇」の元ネタがある謎がある。

『淮南子』墬形訓の翻訳

鬼とは?(^_^;)

漢字を発明した『蒼頡』😅


すぐ崇拝させる、すぐ尊敬する!(;´Д`)

『蒼頡』は、法隆寺の中の神と親戚かもしれない!?( ;´Д`)

帝舜や項羽も四つ目の人物というのも気になるけど。( ̄▽ ̄;)

ざっと目を通しておいた方が良さそうなもの。

つぎが本題、つづく

( ̄▽ ̄;)

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