脅威に立たされているDomino’sとPizza Hut/Little Caesarの一例
お腹すいてきました。日本に住んでる時はあんまりDomino'sPizzaとかPizza hutとかで食べることはなかったけど、こっちにきてからは、結構みんなピザ好きだし、安いのでよく食べます。
今日は3大ピザチェーンについて。
目次
・Domino's Pizzaの戦略
・Pizza Hutの戦略
・Little Caesarの戦略と強み
・まとめ
スローフード運動があったとしても、ファーストフードは未だ無くなる気配はありません。たまに食べたくなる、それがピザです。
ほぼほぼこの3社、同じ時期に創業しています。
一個一個見ていきましょう。
Domino's Pizzaの戦略
1969年 創業
宅配にフォーカスした戦略でピザを展開
宅配を売りにしているだけあり、
30分以内に到着しなければ、「無料にする」
というサービスを行っています。
キーワードは「宅配」「スピード」
今現在で、ピザチェーンの中でも一番収入をあげている。
ですが、中国ではこの戦略は通用しませんでした。
その理由は
・予想外に渋滞により、予想外の遅延が多い。
・中国の食文化に対応できていなかった。
2009年 客に対して、ディスカッション式のアンケートを実施
Domino's Pizzaの味やサービスに対して、批評を行ってもらいました。
1ヶ月後、このアンケートを元に新しいレシピを考案。
2011年 良いレビュー、ニュートラルなビュー、悪いレビューを全公開する
2018年 3.4百万ドルの収益を達成
近年は、宅配だけでなく、店内でも食べれるように力を入れている。
また、新しい宅配の形として、ドローンを用いた実験を行っている。
Pizza Hutの戦略
1958年 創業
イタリアンのファミリーレストランがコンセプトで、
家族連れや友人と一緒にPizza hutに行って、
店舗で食べることをイメージしている。
さらにブッフェも行っているので、
宅配よりも店内で食べることを重点にしている。
この戦略は中国でも功を奏しています。
豊富なメニューから中国の食文化にも対応し、
ファーストフードというより、レストランのような位置付けである。
2017年 しかしDomino's Pizzaに抜かれ2位に転落
近年は冷凍ピザの販売、宇宙食の開発を行っている。
Little Caesars の戦略
あんまり日本だと馴染みはないですが、メキシコだと、一番美味しいピザ!と言われているほど。(美味しさは個人的にはDominoで、おそらくコスパ的にもいい!という意味で、メキシコで評価が高いのかと)
1959年 創業
持ち帰りにフォーカス
1998年 最大の収益を達成
LittleCaesarsの特徴は
・持ち帰りにフォーカスしたことにより、小規模の店舗でOK
・シンプルなメニューで材料費の低減
・さらに大ロットで業者に発注し、
価格を抑え、常にフレッシュな材料供給路の確保
・メニューが少ないことから顧客が何を注文するか読める
→大量に準備し、売れれば補充して作る
→注文を受けてから受け渡しまでが早い
・特徴的なプロモーション
「Pizza Pizza」=2枚頼めば1枚の料金でOK
・全体的な固定費が上記の2社より少ない
・最終的に販売価格を抑えることができる=安い
近年は店内で食べれるように小規模のスペースを持つ店舗も増えているが、
基本的には持ち帰りにフォーカス。
まとめ
味は個人的にはDominoですが、
戦略的に見ると、Little Caesarsは上記の2社にとって
かなりの脅威になっていることがわかります。
ですが、各々の3社とも、
それぞれのターゲットと戦略があることが並べてみるとわかりました。
①Domino's Pizza
マーケティング戦略の中に、自社の悪いレビューをも公開する仕組みを作った
つまり、透明性があり、ビジネスとしても真摯に客に対応していることがわかる。
②Pizza Hut
人々の文化に対する適応
中国の一例が代表例です。
③Little Caesars
収入と収益を分けた
全体的な固定費を大幅に下げて、価格を極力に最適かすることにより、
本当の収入を得るルートを確立させました。
以上です。
だいたいビデオは2回見るんですけど、
これ作ってる時にかなりお腹すきました。
今週末はDominoです。
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