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なぜフェミニズムが存在するのか?

3月8日が世界国際女性デー
3月9日が#女性が一日いない日

特に9日はフェミニズム運動が盛んになっているメキシコで、今年初めで宣言された1日で、各々女性の決定でこのキャンペーンに参加できるという日。特に会社からの罰などもなく、会社をお休みにできる、その代わりに経済活動に関わることはしない、仕事をしないということに参加しなければなりませんが、私も参加しました。(普通に家事して、料理して、お買い物もしてました・・・)


大きな社会的実験のように見えますが、その背景には大きな理由「フェミニズム」の歴史が存在するのです。


今日のビデオはこちら。メキシコで大きくなっているフェミニズム運動について、よく考える機会にもなりました。


女優のジェーン・フォンダさん曰く
「フェミニズムは女性の為だけのものじゃない、これは全世界がより平等な人生を送れるようにするためのムーブメントである」


そもそもフェミニズムの概念自体、存在すべきものじゃないと。


では一体フェミニズムとは?

複数で行うムーブメントであり、不平等となるものから解放され、法的に、状況的に平等であることを獲得することである。

特に、女性優位にしたい!とか男女平等を謳うものではないのです。(平等主義とは微妙に違うとか)

未だ家父長的な制度・システム・慣習が存在する中で、男性優位である社会に対し、変革を求める。自由と法的平等を求める。

そして犯罪に巻き込まれる恐れをなくし、安全で安心して、そして平等な生活を手に入れることが目的なのです。

Simone de beauvoirさん曰く

「フェミニズムは独立して生きている方法であり、正しい方法で闘うことである」




ではなぜこのようなムーブメントが起こるようになったのか?

歴史的に見ても、女性は常に差別され、迫害の歴史を生きてきたと言えます。

ほんの100年前までは女性の参政権がなかったことや、自由に表現したり、洗濯したりすることができなかった時代が存在しました。


例を挙げていきましょう。

1281年 Guillemina de Bohemiaさんという人が男性優位的な教会から独立し、女性だけの教会を発足
しかし、教会側には「異端」と言われる始末。

13世紀 魔女狩りが流行る

15〜17世紀 従順出ない女性に対して殺害が行われた

17世紀 未だ憲法でも男性優位的な表現が記載
=女性が人として扱われていない
圧政がまだ行われていた。

それに対して、Fransois Poullainさんが

「思考に性別はない」

と発言し、教育を通して、不平等性をなくすことを説きました。

19世紀 女性参政権活動家のHubertine Anclertさんが、「フェミニストという言葉が差別的、気の狂ったヒステリックな女性のことを指している。そしてフェミニストが非難の対象になっている」と言及。


改善されている、認識されているとは言え、未だフェミニズムが必要な理由が存在するのはわかると思います。

残念ながら、未だ21世紀になった今でも、自由に選択したり、表現したりできる女性は全員ではないということも事実です。


フェミニズムの語源は?

ここで余談。

語源は19世紀にフランスで結核が流行った際、典型的な患者の見た目が非常に中性的であった、つまり毛が細く、色白で、華奢。こういった「男らしくない男性」のことをフェミニズムと言い始めたのが始めです。


現状は?


メキシコで3月8日に大きなデモ活動が行われました。


まだ問題は深いと、映像を見るだけでもわかります。

データ的には、ラテンアメリカで役職につける女性は全体で7%、男性が93%。

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2019年調べです。


メキシコでは金銭の発生しない家での労働に従事する女性は24%。45%のみ報酬活動に関わっているが、16%が同じ仕事をしている男性よりも賃金が比較的少ない。

そして、5人に1人が男性から暴力、殺人などを受けていることが国連のデータでもわかっています。

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どういう風に撲滅に向けて活動するのか?

このビデオに言われていたことのみ書きます。(自分の考えや、メキシコの社会的事情を含めた考察や見解を入れてしまうと長くなるので、簡潔に)

同じ考え方・概念で性別関係なく、平等で、平和に学び、育ち、共有し合うことが重要だと。


言葉的には全然足りませんが、メキシコのムーブメントはどちらかというと対話なしの怒りにしか見えませんが、その根っこには深いものがあって、個人個人が上に書いているように平等に学んで、共有して、そして付け加えると「対話をする」ことで解決できたんじゃないかなと思うけど。。。もっともっと深いものがありそうです。


暴力的行為には参加はしたいとは思いませんが、やっぱり声を出していくことには賛成です。


眠くなってきたのでおしまいです。


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