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「西洋の自死」を後追いする日本‼

移民・難民という劇薬

2019年、日本でも話題になり、ベストセラーになったダグラス・マレーの著書が『西洋の自死』であります。現在ヨーロッパは、中東やアフリカ諸国から避難してくる人々で混沌としています。

本書では、「英国をはじめとする欧州諸国がどのように外国人労働者や移民を受け入れ始め、そしてそこから抜け出せなくなったのか」「その結果、欧州の社会や文化がいかに変容しつつあるか」「マスコミや評論家、政治家などのインテリの世界では移民受け入れへの懸念の表明がどのようにして半ばタブー視されるように至ったか」「彼らが、どのような論法で、一般庶民から生じる大規模な移民政策への疑問や懸念を脇に逸らしてきたか」などが詳細に論じられおります。今後、日本でも進んでいく「移民政策」によって生じる問題や課題を事前に知る上でのテキストにもなり、反面教師にもなります。

ギリシャ、マケドニア国境の移民。2015.8.24
オペレーション・トリトン、人員超過の移民船を救助するアイルランド海軍。2015.6

2015年、ヨーロッパ諸国に中東やアフリカなどから、前年の二倍以上の難民が殺到しました。国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2015年の年末、年初から欧州に到達した難民・移民の数は100万人を超えると発表しました。


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