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インストラクターたちの葛藤

15分毎に参加可能な新プログラムをやるとなった時、私たちインストラクターはすぐに練習や準備といった行動へ移せずにいました。

「きちんとできるか不安」という以前にイメージが湧かない、何をどうやって練習したらいいかわからない…といった感じで、びっくりした時に動きが止まった動物のような状態でした。

そんな中で数人が集まり練習会を行いました。
はじめの練習会は、当然と言えば当然ですが、本当にびっくりするほどうまくいきません。
パーティー料理の準備をひとりで一気に行うような慌ただしさで、気が付いたら肉は焦げるし鍋は噴きこぼれている、そんな悲惨な状態でした。

隣のチームと流れが入れ替わる、人数が少ないチームの存在を忘れる、ガイドの動画と大幅にずれてしまうなど、問題ばかりで普通のレッスンとしても成立していない状態です。

おまけにいつでも人数が集まるわけではないので練習会もままならず、人が集まらない時は動画のデモに向かって声をかけたり、ぬいぐるみを置いて行うこともありました。

それでもいざ練習してみると何もしていないで恐れていた時よりは、改善点がわかりすこしずつですが前に進んでいくことができました。

そんな練習を繰り返し何とか2チーム、3チームと同時に行えるチーム数を増やしていくと、やっと具体的なイメージができてきて、徐々に前向きなアイディアも出てくるようになりました。

そこから具体的な準備も進め、何とか形にはなってきましたが、それでもレッスンを行うのが精いっぱいで、お互いへのフィードバックでは、「動画のレッスンと変わらないのでは」という声が出ました。

今まで考えずにできるようになっていたレッスンの形をとることを、ゼロからやり直すことになったため、いつのまにかいちばん大切な本来の目的を見失いかけていたのです。

zen placeの目指すものは何だったのか、脳や神経の変容を促すクラスにするためには、動画ではなく対面で行う事で得られるものとは何か、そこからひとりひとりが考え、また試行錯誤が始まりました。

まだこの新しい取り組みは完成していません。改善の余地をたくさん残していると思います。
今も皆さんからいただいた声や、互いの情報交換から日々アップデートし続けています。

私たちはこの新プログラムが、皆さんの生活にフィットして、日々を充実させるものになると信じて、これからも成長させていきます!

皆さんには、一番近くでその成長を応援していただけたら嬉しいです。

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