拝啓、妻へ やめられないとまらない。環境問題の原因はこれ?
拝啓、妻へ
さて…大きくでました。こんな大きなテーマについて自分が何か語ることができるのかなんともですが、考えてることを言葉にしてみようと思います。
実感できるようになってしまった環境問題
ここ数年、四季の移り変わりとか雨の降り方とか、「あれ?こんなんだったっけ?」って感じることがほんとに多くなった。
最近耳に入ってきたニュースはこれ。
パナマ運河っていう北アメリカと南アメリカの間の運河。ここを通ると船がすごいショートカットできる。
この運河の水位が低くなって、船がなかなか通れなくなってる。
そんなこんなで輸送費が高くついて、スーパーの物の値段が高くなったりしてる。ほんと高くなったよね…。
ほかにもこんなのとか。
あげればきりがないほど。これからどうなってしまうんだろ…。
環境問題はテクノロジーで解決できるとおもう?
じゃぁこの環境問題、テクノロジーで解決できるんだろうか?
…どう思う?
ぼくは、環境問題はテクノロジーで解決することができないと思ってる。
それはなんでか?
環境問題の原因って何?ってところから話したい。
環境問題の原因はなに?
環境問題がどうして起こるのか。それは、
めっちゃ消費してるから。
いろいろ原因はあるだろうけど、シンプルに言えばこれだと思う。
食べ物や製品を作ったり、車や飛行機で人や物を運んだり、スマホやパソコン・エアコン・冷蔵庫など家電を使ったり…そのエネルギーのもとの多くは化石燃料。
それをがんがん使ってる。
エネルギーだけじゃなくて、食べ物も製品も作っては捨て、森をばったばったと切り開き、限りがある資源をがんがん使ってるよね。
エネルギーや資源を消費しすぎているんよ。
なにをもって?というとこんな単位がある。
エコロジカルフットプリントという指標
これは、人類が地球環境に与えている「負荷」の大きさを測る指標。ぼくらが地球1個分の生活をすることができたなら、地球とうまくやっていくことができてるってこと。
じゃぁ今の暮らしは地球何個分なのか?
日本の生活を世界の人間全員がしたとしたら、地球が2.9個必要なんだって。全然だめじゃん。
ちなみにアメリカは地球5個分。まじかよ。
世界平均は1.7個分。
使いすぎだよね…
地球のキャパを超えちゃってる。
このままではいけないことはわかってる。でもやめられない。
体重計にのって、鏡で自分の体をみる。「あ~ぁ。これは太り過ぎだ。やせなきゃなぁ。」 でもそんなの見たくない。見えてるけど見えていないことにして、食べることをやめられない。
あるあるだ。
環境問題も、この体重増加問題とよく似てるんじゃないかな。
いろんな人が「このままいけばとんでもないことになる。」と言っている。
エコロジカルフットプリントも示してるし、科学者や国連も言ってる。何年か前にNHKも「地球のミライ」って特集をくんでたよね。
なんか最近気候がおかしいなぁって実感もしてる。もの高いなぁとも。
そこに体重計はあるし鏡もあるのよ。でも、国も企業も個人も、消費することをやめられない。
こういうのを、”依存症”っていうじゃないだろうか。
ぼくらは、この世界は、みんなで”依存症”
なんで消費をやめることができないのか?
いろんな答えがあると思う。
便利だから。儲かるひとがいるから。ほしいものは欲しいから。みんながそうしてるから。
どれもそうだな~って思う。それも全部含めて思うのは、ぼくらはみんなで一緒に”依存症”になってるんじゃないかってこと。なんの依存症かっていうと、それは、消費だったりお金だったり、仕事だったり。そして依存症の状態がよいことだってされてる。
みんながたくさん食べて、みんなが太っていて、たくさん食べ太ることをよいことだとされているような、そんな状態なんだと思う。
そんな中で、太ってるなってと気づき、そしてダイエットすることは、とんでもなく困難だろうね。
世界の消費活動が止まった時
世界の消費が強制的に止まった時がある。それはコロナのロックダウンのとき。
観光客はいなくなり、人が移動しなくなり、いろんなサービスがとまった。そうして一時的にだけど、環境はたしかによくなった。
なんのテクノロジーの発展もない。でもたしかに、確実に、よくなったんだよ。
再度問う。環境問題はテクノロジーで解決できるの?
依存症が問題なのにテクノロジーでなんとかしようとしても、それは対症療法でしかない。
運動せずにたくさん食べて太っているのに、やせ薬を処方するようなもの。ちょっとはやせるのかも。でも結果は、もっと食べるか、あるいは何かしらの副作用がでてくるとかじゃないかな。
テクノロジーがだめだって言ってるんじゃない。
省エネ技術や、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの活用など、それらの技術発展はほんとにすごいし、確かにエネルギーの消費量は少なくなるんだと思う。
でも根本的じゃない。
依存症がいいとされる中、テクノロジーを使うぼくらが依存症では、解決できっこないって思うんだ。
おわりに
妻へ
ここまで読んでくれてありがとう。実はこれ前回のつづきです。次この続きを書くときには前回とのつながりが見えてくると思う。またよろしくね。
妻以外の人へ
読んでいただきまして本当にありがとうございました。妻あてのつたない文章ではありますが、もしこれを見てこれからの私たちを楽しみに見てくれる人がいるのであればとってもうれしいです。
なにか感想とか「ん?」って思うこととかあったら教えてください。ぼくと妻が喜びます。
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