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勉強は質?量?

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINEなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導に対応しています。

勉強は量だ!質だ!とか、勉強する以前に勉強法を吟味「しすぎる」人は多いのですが、いやその2つは同時に追求していくものですよ、という話をします。

まず勉強量を確保しないと、質が上がらない

これはそこまで難しいことではないです。なぜなら、1つのことを極めようとすれば、自ずと時間は必要になってくるからです。

このことを言うと、よくある勉強してへん人からの反論は、以下のようなテンプレです。

いや、自分に合った勉強法かわからないのに、量(時間)をかけるなんてとんでもない!不安!間違ってたら責任とれんのか!

今そもそも勉強してない人は必ずと言っていいほどこんなことを言います。でもね、安心してください。君に合った勉強法なんて、君が実際にやってみて検証し始めるまで、存在しないんですよ。

さらに言えば、こう言うクソみたいな反論をしてくる人は、いくら勉強法を教えても、参考書を教えても、やらないんですよね。どれだけ言葉を尽くしても、どのようにして勉強と向き合うのか教えても、やりません。合格した人がどれだけ勉強したのか伝えても、自分はそこまでいらないと思っている。なんとなくボンヤリ自分だけは大丈夫だと思っている。

推奨されている暗記法を少しもやろうとしない。学習を記録することすらろくにやらない。できない自分と向き合わない。30分だけでもやろう→やらない。自分に合った勉強法なのかどうか検証するところまで行かないんですよ。いつまでも勉強しない人のままなんです。

そのくせに、勉強については一家言持っておきたい(これ読んで激昂する人はこの表現の意味も知らない)という、ミーハー意識が強いだけ雑魚なのです。

そうして高校3年生の夏ぐらいになって、検証不足のまま、受かった先輩の見様見真似で勉強始めていくんで、カスみたいな勉強法のまま、無事に第一志望校を受けるレベルまで達しないんです。

自信がないなら尚更、まず少しでもやりましょう

例えば英語で言うなら、高校1年生の夏休みまでで、入門レベルの英単語帳の1冊も覚え切れてない時点で、何もやってないに等しいんですよ。自分に合った覚え方ができる単語帳を探すなら、3日ぐらいで探せるはずですね。終わったらそれを使って徹底的にまず覚えてみてくださいよ。

自分に合った勉強法をやらなきゃ!とか言ってる人ほど、受かった1つ上の先輩の勉強法を鵜呑みにしてカッコだけ頑張ってレベル合わず無事沈没、浪人or第三志望未満の大学へ無事合格、なんてことをやりがちではないでしょうか? 勉強法探すだけ探して結局やらない、極めない、中途半端、みたいな典型的な失敗例のサンプルをありがとう。ありがちすぎて、あんまりありがたくありません。

まずは単語から、少しでもやってください。ちょっとやそっとやったぐらいじゃ完璧には覚えられませんから。きっと。そこから、覚えられるように試行錯誤することが始まるわけです。試行錯誤しないことには、勉強法は身についていきません。質はやりながら高めます。まずそれなりの勉強法でいいのでやり始めましょう。話はそこからだ。

いろんな勉強法、参考書、映像授業、塾・予備校、情報を集めるだけならまずどれか1つを極めろ

コレクトして欲しいのは知識とか技能とかであって、そのやり方だけいくら習熟してもやってなければただのカカシです。いや、カカシの方がまだ鳥とか追い払ってくれるぶん仕事をしているかもしれません。

自分が為りたいものがあるにもかかわらず、それにむけた取り組みがほとんどできないのであれば、その目標は単なる妄言でしょう。まず目の前の英単語帳1冊を完璧にしてみたらどうですか? 毎月数千円ぐらい払っている映像授業、最後までノートとって受講してみたら? 学校で課されている課題を、出される前から終わらせていたら? 自分のやりたいと思うような勉強をするチャンスはいくらでもありましたよ? もう1年すぎましたよ?

それぞれの学習コンテンツには、必ずやり方が存在し、説明されているはずです。それにしたがって極めていきましょう。該当部分が読めないなら、人にきくなりしてください。まずは、始めることからです。

勉強をしてもできるようにならないかもしれない、と言う不安は常に付き纏うでしょう。その自信の差が、努力をする一歩を踏み出せるか踏み出せないかにかかっていることが多いです。でも、やらないことには、やれるようにならないんです。それは真実です。上手いやり方が存在するのはしますが、それは「楽なやり方」ではなく、確実に効果が出るやり方、なので、しんどいのはしんどいのです。

「学力」は「学習する習慣」

でも、しんどくてもやりませんか? 学力を上げていくことに限らず、自分を成長させるには「痛み」を伴います。今の自分には無い習慣を作ることが成長なのですから。

寝たいだけ寝て、食べたいだけ食べて、愚鈍な思考習慣から抜け出して、自分で頭を働かせることを普通にして、知的作業に習熟していく。

こうした生活ができるようになれば、学力が高い状態は達成できるでしょう。そもそも勉強してない人に、学力のこととか勉強法のことについて何か言うことはできません。受験勉強に限らず、資格の勉強や、仕事に必要な勉強も同じです。声のでかいやつがやっているとも限りませんよ。人の言葉に感心したら、すぐに動きましょうよ。気持ちよく為りたいだけですか? でもそれは相手のカモになるだけですよ。

「学習する」を「習慣」にしよう。一人じゃ苦しいなら、誰かと一緒に頑張るのがいいでしょう。一人でやれるまで、コーチと一緒にやりましょう。


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